幽☆遊☆白書(幽遊白書・幽白)のネタバレ解説まとめ

『幽☆遊☆白書』とは、集英社『週刊少年ジャンプ』にて1990年から1994年にかけて連載された冨樫義博によるバトル漫画。1992年からスタジオぴえろによってTVアニメ化され、当時人気を博した。不良少年浦飯幽助は子供をかばって事故死した事をきっかけに霊界探偵となり、師匠・玄海師範の修行を受け、桑原和真、蔵馬、飛影と共に妖怪たちと戦い心身ともに強くなって行く。

神谷実(かみや みのる)

CV:荒川太郎

仙水一味の医者。
能力は「医者(ドクター)」。
半径100メートルに渡り、念で作り出した致死性のあるウイルスをばら撒き、領域内の人間に感染させる。
他にも脳の興奮物質を操って肉体の機能を高め、脳内麻薬で痛みを感じなくし、人間を素手で切り裂き、もげた腕を自ら縫合する。
幽助からは肉体的には人間では無いと評価された。
また、このような能力を持ってしても仙水の悪性腫瘍は取ることができなかった。
自らが勤務する大凶病院内で幽助一同を正体を隠して襲撃し、柳沢と室田をウイルスに感染させ、城戸を麻痺させて動けなくし、その上で手首を傷つけ出血多量で殺そうとする。
神谷が仙水一味だと知った城戸は、影だけで動いて幽助に神谷の事を知らせる。
幽助に正体が知られた後は院内全ての人間を殺そうとし、同僚を切り裂いてウイルスを広めていく。
アニメ版では螢子がプーを追いかけて病院を訪れ、ウイルス感染している。
看護婦を模写した柳沢に液体を浴びせられて負傷し、幽助に解毒剤だと言ってブドウ糖を渡して騙まし討ちしようとしたが、室田によって心を読まれて失敗。
激怒した幽助に連続パンチされて破れ死亡するが、幻海の霊気を用いた電気ショックで復活。これにより幽助は人間を殺さずに済んだ。
その後警察に捕まるが脱走し、能力で自らの顔を変えて逃げ続け、心霊道場を開く。アニメ版では多くの人を救った事が語られた。
「時間に殺されるのも病気に殺されるのも嫌だが、妖怪になら殺されてもいい」という考えを持ち、自分を含めた人類滅亡を求め仙水たちの仲間になっていた。
能力に目覚める前から優秀な医者であったが、性格破綻者であり、学生時代には傷害の前科がある。
しかしこれを医者である父親にもみ消されたため、父親に対して強いコンプレックスを感じ、殺意を持っている。

刃霧要(はぎり かなめ)

CV:関口英司

能力は「狙撃手(スナイパー)」。
気を通せるあらゆるものを弾丸にして飛ばす。
対象者に自身の気で作った「的」を刻み、放った弾丸を自動追尾させる能力「死紋十字斑」を持つ。
消しゴムの欠片・サイコロ・木の葉・石・包丁・拳銃に入った本物の弾・タンクローリーなどを弾丸として撃った。
あまりにも大きいものに気を通すと、刃霧自身に負担が掛かり意識を失ってしまう。
能力の領域は半径200メートルであるが、命中精度は非常に高く、領域外の500メートル以上を狙える。
仙水一味として仙水と共に行動し、仙水の右腕のような立場にあり、拳銃の弾は仙水の人格の一人・武器商人のジョージから貰った。
仙水を見つけた室田をヘッドショットし、病院送りにした。
桑原を攫った際に追いかけてきた幽助と戦い、幽助に「死紋十字斑」を使って追い詰めるが、飛影に背後から刺されて気絶。
神谷に救出されるが、飛影の刺した傷は重要な臓器を避け、刺すよりも隙間を通すような一撃であったため命に別状は無かった。
家は母・兄・妹の4人暮らしで、警官であった父親は既に殉職。
性格はどこか冷徹な虚無主義者(ニヒリスト)で、将来の夢は「弁護士か犯罪者」。
事件後は高校を卒業と同時に家を出て、家に五年間仕送りを続けた。アニメ版では失踪。
エピローグでは、殺された猫の死を悼む残留思念を読み取る事の出来る女性と一緒におり、原作では関係性は不明。アニメでは妹とされた。

御手洗清志(みたらい きよし)

CV:松本梨香

能力は「水兵(シーマン)」。
自分の血を垂らして生み出した液体生物の内部がテリトリーとなる。
液体で出来た生物のため攻撃してもすぐ再生し、液体生物の体内に取り込まれると御手洗を倒さない限りは外に出られず溺死する。
人間の犯罪録「黒の章」を見た事で人間不信に陥り、自分を含めた全人類が滅びることを望んでいたが、心の底では助けを求めていた。
精神的に弱く、助けて欲しいという気持ちと人間への怯えから、凶暴になり暴力的な行動に出ることもある。
桑原の友人の沢村・桐島・大久保を人質にとり、液体生物の中に閉じ込め、桑原も液体生物の体内に閉じ込めて溺死させようとする。
しかし仲間と自分のピンチから次元刀の能力に目覚めた桑原に斬られて敗北。
桑原は御手洗が本当は助けを求めていることを察して天沼に救いの手を差し伸べた。
仙水に利用されていただけであることと、桑原に助けてもらったことで改心し、幽助たちの味方になる。
幽助たちを仙水が潜伏している入魔洞窟に案内し、天沼と対決では過去を乗り越えた描写があった。
また霊界の精鋭が魔族覚醒した幽助を殺そうとした事にも怒っていた。
事件後は海雲学園に入学し、ボランティアに励む。アニメ版では詳細には描かれず、天沼と共に元の生活に戻ったと語られた。
アニメ版では学校で苛められていたところを仙水に救われ仲間になる。
仙水が「御手洗は弱いから孤立するが、天沼は強いから孤立する」と語っていたことを天沼が語り、原作版でも苛められていた様子。
威圧的であるが故に孤立する強者の天沼と、精神的に弱く苛められて孤立する弱者の御手洗という対比が描かれた。
泳ぎが得意であるが溺れたため内心では水を恐怖し、スイミングスクールを辞めた過去を持つ。
しかし本当の理由は女子の水着を性的な目で見てしまった自分が嫌になったとされている。

天沼月人(あまぬま つきひと)

CV:亀井芳子

能力は「遊熟者(ゲームマスター)」。
現実化させたゲームの中が領域で、領域内ではルールから外れた行動(戦闘行為)などはできない。
登場人物として領域内に入った者全てにルールが適用され、天沼自身も例外では無い。
この能力は体力と精神の消耗が激しく、またゲーム内に死を暗示するものが多く出てくるため、仙水からは必要以上に能力を使わないように言われている。
天性のゲームセンスを持ち、クイズは不得意としながらもクイズのパターン全てを暗記している。
頭が良く親や友人達を内心で見下していたところ仙水と出会い、自分とゲームで互角に戦った仙水と仲良くなる。
能力に目覚める前から「世界が滅びてもゲームとコンビニさえあれば平気」と考えており、あまり人類の事などには関心が無い。
原作では唯一仙水自身に勧誘されたシーンが描かれたキャラクターでもある。
入魔洞窟で幽助一同と戦った際には、作中のゲームソフト・ゲームバトラーを現実化させて戦う。
能力で作った「ゲー魔人」を相手にさせ、テニスで御手洗、シューティングで幻海、パズル柳沢(アニメ版ではアクションバトルで幽助に変更)と戦い、ゲー魔人は敗北。
その後ゲー魔王役として自身も戦いに参加し、クイズで海藤に勝利。
蔵馬とパズルで戦うが、蔵馬の話から天沼は仙水に利用されているだけだと教えられ動揺する。
ゲー魔王の負けは死を意味し、もうゲームは止められないと怯えるが、蔵馬は自分は死ぬ気は無いと語り、天沼は死の恐怖で涙を流しながら敗北。
ゲームのルールにより死亡した。
これにより、幼い天沼を死なせることしか出来なかった蔵馬は、天沼を利用した仙水一味に対して静かに激怒していた。
しかし後に駆けつけたコエンマの遊魂回帰の術により蘇生された。
仙水は天沼の死を見越し、コエンマの魔封環の霊力を天沼の蘇生で消費させる事が目的であった。
事件後は元の生活に戻り、ゲームを通して友達が出来ている。

巻原定男(まきはら さだお)

CV:石田敦

能力は「美食家(グルメ)」。
食べた者の能力を取り込むことが出来る。
仙水の策謀で水槽に保護していた戸愚呂兄を捕食し、取り込もうとする。
しかし戸愚呂兄は不死身であったため消化ができず、内側から侵食され、肉体・精神・能力を乗っ取られてしまう。
精神を乗っ取られてしまう際は苦しみ、アニメ版では自傷行為をしている。
桑原を攫った時には既に戸愚呂兄が巻原を乗っ取っていた。
神谷の事件のあとに室田を襲って捕食。室田の盗聴能力を取り込んでいる。
入魔洞窟で、天沼を倒した後に現れた仙水が巻原を倒したら桑原を開放すると言った為、巻原と蔵馬が対峙する。
蔵馬はローズウィップで巻原の頭部を切断し、幽助たちは天沼を殺すしかなかったという怒りから蔵馬が完全に冷徹に徹したと驚くが、蔵馬は気配から巻原の正体が戸愚呂兄であることを察した上での行動であった。
切断された頭部から戸愚呂兄が顔を出して正体を現し、戸愚呂兄に吹っ飛ばされたあと自分がどうやって生きていたか語った。
しかし最初の一撃のローズウィップで邪念樹の種を植え付けられており、戸愚呂兄と巻原の体は永遠に死なない蔵馬と戦う地獄を彷徨い続ける事になった。
食べることが趣味で、「楽して強くなりたい、様々な能力を得たい」という気持ちを持っていたことから能力が目覚めるきっかけとなった。

『幽☆遊☆白書』魔界編の主な登場人物・キャラクター

真田黒呼(初代霊界探偵)関係者

佐藤黒呼(さとう くろこ)

CV:弥永和子

初代霊界探偵。
陰陽師の血を引いている。旧姓は真田。
霊界探偵をしていた14歳の時は太っており、その後40センチ身長が伸びるが体重は変わらなかった。
幻海とは探偵時代からの知り合い。
結婚を機に探偵を引退し、引継ぎの際に当時の仙水に会っている。
現在は山奥に住み、夫と子供二人の4人暮らし。
おおらかな性格で、気に入った客が来ると子供に酒を飲ませる。アニメ版ではウィスキーボンボンに変更。
魔族覚醒した幽助の抹殺依頼を受け、その直後に幽助に出会う。
幽助の人柄を見て敵では無いと判断する。
しかし、幽助を尋ねてきた北神たちとの会話で、幽助が妖怪が人間を食べる事について怒りを感じない事で、幽助が魔族寄りの性格になっていることに気づく。
いずれ妖怪探偵を目指す自分の子供たち(快晴・風吹)と戦う事になってしまうことを危惧し、幽助に魔界に行く事を薦めた。

佐藤晶吾(さとう しょうご)

CV:城山堅

黒呼の夫。職業は作家。
佐藤家で唯一霊力を持たない存在。
子供達からは佐藤の姓がかっこよくないと言う理由で、母の旧姓である真田を名乗られてしまっている。
占いが趣味で、よく当たる。
幽助が立ち去る際に、「血を伴った戦友との別れ」と占った。
これはこれまで幽助と共に戦ってきた飛影・蔵馬が、それぞれ軀・黄泉の陣営に入る事の案じであった。

佐藤快晴/真田快晴(さなだ かいせい)

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