インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は1989年5月に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの3作目にあたる。
監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。「原点回帰」をテーマに胸躍る冒険活劇は健在で、主人公インディの父役としてショーン・コネリーが演じ話題となった。
キリストの血を受けた「聖杯」を巡り、冒険家インディとその父ヘンリーが宿敵ナチス・ドイツと争奪戦を繰り広げる。

ベルリンにてエルザから聖杯日誌を奪い返し、急ぎ空港からベルリンを飛び立つジョーンズ親子。常に追われる状況からの束の間の休息で、疎遠であった親子関係をグッと縮めるのが飛行船での会話シーンだ。今までどんな強大な相手にも怯まず勇敢に立ち向かってきたインディ。しかし疎遠だった父に本心を語ろうとするも、上手く話せず狼狽する姿はどこか人間臭く新鮮さがあり、わずかなシーンではあるがキャラクターに深い人間味を感じさせる印象的な場面である。

終盤での3つの試練

ヘンリーの命を救う為、インディは恐ろしい試練に挑む

物語の終盤で聖杯を手に入れる為に3つの試練に挑むインディ。1つ目は「神の息吹、悔い改めて通れ」、2つ目は「神の言葉、神の足跡をたどって進め」、3つ目は「神の道、獅子の頭から飛び降りて勇気を示せ」だ。
失敗すれば命を失うこの3つの試練は、シリーズ前2作に登場した恐ろしい罠を彷彿させ集大成とも言える。恐怖を押し殺し、わずかな情報と類まれなる勇敢さで試練を突破する姿は、まさにアドベンチャー映画の醍醐味である興奮を味合わせてくれる。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

インディの顎の傷跡

演者の特徴さえもキャラクターの個性として取り入れている

全シリーズを通してインディの顎辺りに傷痕がある。これはキャラクター設定ではなく、演じたハリソン・フォードがむかし交通事故で負った傷跡だ。
本作の冒頭で描かれるシーンで、インディのフェドーラ帽子や鞭、蛇嫌いなどのキッカケが明らかになるが、顎の傷跡も鞭を初めて扱った際にできた傷として設定の中に組み込まれることとなった。

本物のネズミの大群

シリーズ定番の「本物」は今回ネズミが採用された

イタリア・ベニスにて、インディたちは騎士の墓への抜け道を発見し探索をはじめる。そこには本作屈指の衝撃的シーンの一つでもある、大量のネズミがインディたちの行く手を阻んでいた。『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』では蛇、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』では虫、そして本作では「本物」のネズミを採用している。その数は数千匹にも及び、安全を配慮して全てスタッフたちの手で繁殖された。
ただし炎に包まれるシーンでは、ゴム動力のスクリューをつけたネズミの模型を沢山作り使用されたが、思った以上の効果が出ず不満が残ったという。ネズミの鳴き声についてはニワトリの鳴き声のピッチを上げて加工された。

世界遺産で撮影

実際に聖杯が眠っていそうなくらい神秘的な遺跡である

物語終盤に登場する聖杯が安置されている神殿は、実在するヨルダン南部にある世界遺産「ペトラ遺跡」で撮影された。巨大な岩の裂け目を抜けて現れる荘厳な神殿「エル・ハズネ」は、宝物庫とも言われており、劇中の聖杯の眠る場所としてうってつけのロケ地であった。
ぺトラ遺跡は1985年にユネスコによって世界遺産に登録されており、ペトラはギリシア語で「岩」を意味する。2000年以上前より住み着いたアラブ人の一族ナバテア人が切り立つ岩壁を削って造った「隊商都市の遺跡」であり、貿易の中継地として栄えた富で様々な建造物が存在する。世界一入場料が高い事で有名である。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の主題歌・挿入歌

主題歌:ジョン・ウィリアムズ「レイダース・マーチ(Raiders March)」

ジョン・ウィリアムズ作曲の「インディ・ジョーンズ」シリーズのメインテーマ。もはや説明いらずの有名な旋律に、冒険心を焚き付ける珠玉の冒険賛歌である。

挿入歌:ベニー・グッドマン「You're A Sweet Little Headache」

イタリア・ベニスでの襲撃後、ホテルに戻った際エルザの部屋にてレコードで流れていた楽曲がベニー・グッドマンの「You're A Sweet Little Headache」だ。
ベニー・グッドマンは1930年代に活躍したクラリネット奏者であり、スウィング・ジャズ界の代表的な一人である。代表曲は「シング・シング・シング」(Sing Sing Sing)などが挙げられる。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のオリジナル・サウンドトラック

「聖杯」というテーマから、中世ヨーロッパを思わせる荘厳さがイメージできる。

シリーズ常連のジョン・ウィリアムズによる作曲で1989年にリリースされた。ジョン・ウィリアムズ指揮のスタジオ・オーケストラによって演奏されており、劇中で流れた楽曲が収録されている。

1. Indy's Very First Adventure
2. X Marks The Spot
3. Scherzo For Motorcycle and Orchestra
4. Ah, Rats!!!
5. Escape From Venice
6. No Ticket
7. The Keeper Of The Grail
8. Keeping Up With The Joneses
9. Brother Of The Cruciform Sword
10. Belly Of The Steel Beast
11. The Canyon Of The Crescent Moon
12. The Penitent Man Will Pass
13. End Credits (Raiders March)

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