北斗の拳の必殺技まとめ

『北斗の拳』とは原作・武論尊、作画・原哲夫による日本の漫画である。アニメや映画など、様々なメディアミックスがなされた。199X年に起きた核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、資源をめぐって争いが繰り返される世紀末が舞台。そんな世界で救世主として現れた伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者・ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクションである。今回、誰もが憧れ一度はマネをしたであろう北斗神拳の技の数々を紹介する。

『北斗の拳』の概要

北斗神拳とは、1800年に渡り受け継がれている一子相伝、伝説の暗殺拳。その歴史は古く、三国志の時代に中国で創始され、唐の時代に日本へと伝来した。以降は日本で伝承され続けている。創始者はシュケン。北斗の拳の主人公であるケンシロウが第64代伝承者であり、その師父であるリュウケン(霞羅門)が63代の伝承者を務めた。ケンシロウの義兄弟達であるラオウ、トキ、ジャギや、戦後時代の伝承者たち、過去には唐の時代の伝承者といった使い手もいる。
一子相伝の暗殺拳であるゆえに北斗神拳を触りでも習得している人間は伝承へ生き残りをかけた戦いの宿命に囚われてしまうが、実は北斗神拳を盗み見た配下も北斗神拳もどきの技を使用する。

作中では、剛の拳を使い力で世紀末を暴力の恐怖に陥れようとする長兄「ラオウ」、柔の拳の伝承者で、核兵器の死の灰を浴びてもなお一番華麗な技を次男「トキ」、プライドが高く実は仲間思いの三男「ジャギ」、そしてこの作品の主人公であり、胸にある七つの傷が印象深く、失われたものを取り戻すために立ち上がった世紀末の救世主四男「ケンシロウ」の4人が北斗神拳伝承者候補として主に使用する。

北斗の拳の必殺技

北斗神拳

北斗百裂拳(ほくとひゃくれつけん)

北斗の拳を語る上で外せない技。第一話で作中最初の敵であるジードに対して、最初の北斗神拳としてケンシロウが使用した。

頭部から上半身にかけて無数の拳を叩き込まれたジードは、その巨体が宙へ浮き上がり崩れ落ちた。結果的にジードが人質として捕まえていたリンを解放させることとなった。技を受けた後、ジードはなんともない様子で起き上がり、再びケンシロウに襲い掛かったが、秘孔を的確に突かれ内側からその身体を飛散させ死亡した。

3秒間に50発という常人ならありえない速さで繰り出される拳で相手の身体に点在する複数の秘孔を指突する。的確に秘孔を突くことを目的とした拳で、秘孔を突かれたののダメージは蚊に刺されたようなものである。1話のジードが技を受けた時点で痛そうな素振りを見せなかったのはこれが関係している。数秒後に相手はその身を爆ぜて死亡する。

二指真空把(にししんくうは)

ケンシロウがシンの部下であるスペードなどに使用。他にも、様々な場面で使われた。
ボウガンの矢など、敵が放った投擲武器を二本の指で受け止め、それを相手に向かって投げ返す北斗神拳の奥義。動体視力が研ぎ澄まされ、向かってくる矢は止まって見えるという。

岩山両斬波(がんざんりょうざんは)

ケンシロウがスペードの部下や、残忍な牙一族の長である牙大王に使用した。
渾身の手刀を相手の頭部目がけて振り降ろし、叩き割るという北斗神拳の奥義。手刀をめり込ませ、相手の頭蓋骨を粉々にして確実に死に至らしめる。

北斗残悔拳(ほくとざんかいけん)

ケンシロウがスペードに使用した。
この技を受けた相手の命を残り三秒とし、過去に犯した己の罪深さを後悔させながら死に至らしめるという非常に残酷な奥義である。

交首破顔拳(こうしゅはがんけん)

ケンシロウがシンの部下であるダイヤに使用。
空中に飛び上がり、相手の首の両側面にある秘孔を突いた後、続けざまに顔面に膝蹴りを入れる技。

五指烈弾(ごしれつだん)

ケンシロウがシンの部下であるクラブに使用した。
敵の攻撃に合わせて指先を突き出すことで、相手の両手先の秘孔を的確に突き、手首より先の部分を完全に破壊する奥義。

北斗柔破斬(ほくとじゅうはざん)

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