銀河英雄伝説(銀英伝)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

銀河英雄伝説、通称・銀英伝は、田中芳樹原作の銀河系を舞台としたスペースオペラ小説及びアニメである。
銀河を二分する銀河帝国と自由惑星同盟の闘争を、両勢力の主人公、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの二人を軸に、史劇体裁で描かれている。
両主人公だけでなく、総勢で600名以上のキャラクターは珠玉ともいえる名言を数多く残している。

かかっているのは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、大した価値のあるものじゃない

ヤン・ウェンリーのセリフ。
自由惑星同盟の母星である惑星ハイネセンにおいて現政府の体制に不満のある勢力・救国軍事会議による軍事クーデターが発生。クーデター軍との開戦を前に艦隊全員に対し、「ろくでもない戦いだが、勝たなければ意味がない。勝つための算段はできている」「国家より個人の自由が大切」と語った。

死ぬ覚悟があれば、どんなひどいことをやってもいいと言うの?信念さえあれば、どんなひどいことも愚かなこともやっていいと言うの?

ジェシカ・エドワーズのセリフ。
クーデター軍、救国軍事会議に対するデモ集会を開催したジェシカ。事態を重く見た救国軍事会議は幹部の一人と鎮圧部隊を派遣することを決定した。救国軍事会議の中心的人物であるドワイト・グリーンヒルは穏便に済ませるように指示をするが、遵守されず暴力によって鎮圧しようとした軍人を糾弾した言葉である。
ジェシカの言葉に逆上した幹部はジェシカに暴行を加え殺害。それにより市民が蜂起して軍と衝突し、軍、市民共に多大な犠牲者を出したのだった。

「あきれたものだな、ああなっては貴族もおしまいだな」 「そう、やつらの時代は終わった。これからはオレたちの時代だ!!」

銀河帝国軍所属のウォルフガング・ミッターマイヤーとオスカー・フォン・ロイエンタールのセリフ。
帝国を二分したリップシュタット陣営とローエングラム陣営の内乱はローエングラム陣営が勝利した。貴族たちが所有していた美術品を接収していると捕らえられた大貴族と呼ばれる人間たちの姿を目にする。その落ちぶれた姿に二人は、初代皇帝ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムから続くゴールデンバウム朝の終焉と新たな時代の始まりを感じ取っていた。

政治の腐敗とは、政治家が賄賂をもらうことじゃない。それは政治家個人の腐敗であるに過ぎない。政治家が賄賂を受け取ってもそれを非難できない状態を政治の腐敗と言うんだ

ヤン・ウェンリーのセリフ。
クーデターを起こした救国軍事会議の幹部、エバンス大佐との会話のシーンである。
腐敗した政治を正すために立ち上がったのであって、自らの権力を求めたのではないと激昂するエバンス大佐に対し、ヤンは政治の腐敗に対する持論を展開し、市民集会の弾圧なの言論を統制した事で帝国の専制政治や現政府の政治を批判する資格はないのではないか、と語った。

ラインハルト様、宇宙を手にお入れください。それと、アンネローゼ様にお伝えください。ジークは昔の誓いを守ったと

銀河帝国軍、ジークフリード・キルヒアイスのセリフ。
先の内乱で得た捕虜との引見を行うラインハルト。捕虜の一人であり、ブラウンシュバイクの部下であるアンスバッハ准将がブラウンシュバイクの遺体と共にラインハルトの前へと現れた。アンスバッハは遺体の腹に隠していた武器でラインハルトの暗殺を試みるが、いち早く動いたキルヒアイスに防がれてしまう。ラインハルトの暗殺が不可能だと悟ったアンスバッハはラインハルトの半身とも言えるキルヒアイスに狙いを移し致命傷を負わせると自身もまた自らの命を絶ったのだった。
キルヒアイスは、かつてラインハルトの姉であるアンネローゼに誓った「戦いの道の足元には何があるのか、何によって築かれているのか、それを忘れたら叱ってやってほしい」という約束を果たした事を伝えると静かにその生を終えたのである。

権力とはそれを獲得した手段ではなく、いかに行使したかによって正当化されるのだ

ラインハルトの参謀、パウル・フォン・オーベルシュタインのセリフ。
盟を組みリップシュタット陣営と共に戦った帝国宰相・リヒテンラーデ候をラインハルト暗殺未遂、キルヒアイス殺害の主犯とし逮捕・拘束する事を提案したオーベルシュタイン。
今後、潜在的な敵となるリヒテンラーデ候を排除することでラインハルトに権力を集中させることを目論むと、諸提督もその策に賛同し帝国の風雲は急を告げたのであった。

ヤン・ウェンリー、おまえならそれに応えてくれるのか

ラインハルト・フォン・ローエングラムのセリフ。
リヒテンラーデ侯を排除したことで帝国内の権力を一挙に握ったラインハルト。己の半身ともいえるキルヒアイスを失ったことで胸の渇きを覚えるようになる。そして、その癒やしを幾度となく戦場で刃を交わした自由惑星同盟の将軍、ヤン・ウェンリーに求め始める。ラインハルトの中でヤンの存在は大きなものとなっていたのである。

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