銀河英雄伝説(銀英伝)の名言・名セリフまとめ

銀河英雄伝説、通称・銀英伝は、田中芳樹原作の銀河系を舞台としたスペースオペラ小説及びアニメである。
銀河を二分する銀河帝国と自由惑星同盟の闘争を、両勢力の主人公、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの二人を軸に、史劇体裁で描かれている。
両主人公だけでなく、総勢で600名以上のキャラクターは珠玉ともいえる名言を数多く残している。

「銀河英雄伝説」概要

田中芳樹著作によるSF小説及び、これを原作としたアニメ。略称は『銀英伝』。
原作である小説は累計発行部数が1500万部を超えるベストセラーであり、1982年から2009年までに複数の版で刊行され、発行部数を伸ばし続けている。

遠い未来の銀河系を舞台としたスペースオペラであり、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの二人を主人公を軸に、数多くの英雄たちの攻防や権謀術数が描かれており、銀河帝国と自由惑星同盟という対立する勢力のイデオロギーや人物像、歴史など群像劇としての色を全面に押し出し、「後世の歴史家」の観点から語ることで架空の歴史小説の体裁をとっている。
アニメの他にも、ゲームやミュージカルなど様々な展開を広げており、2017年に再アニメ化プロジェクトが本格始動している。

著名人のファンとして、漫画家・平野耕太や芸人・内村光良がいる。特に内村光良は主人公の一人であるヤン・ウェンリーを演じてみたいとテレビで語っているほか、バラエティ番組で『銀英伝』を元ネタにした『銀河放浪伝説』というコントを作り、「ラインテルト」というキャラを演じるほどである。

「銀河英雄伝説」の名言・名セリフ

ん?頭をかいて誤魔化すさ

主人公、ヤン・ウェンリーが所属する自由惑星同盟軍第2艦隊。その艦隊司令官であるパエッタ中将がアスターテ星域会戦と呼ばれる戦場で、敵の攻撃により負傷し、ヤンが窮地に陥った艦隊の指揮を引き継ぐことになる。敵の動きを読み作戦を立てるが、味方が指示通りに動くか懸念したヤン・ウェンリーへの「動かなかったら?」という後輩であるアッテンボローからの質問に対するヤンの回答である。
作戦が成功し、艦数の差による不利な状況から膠着状態へと動くと敵味方の両艦隊は撤退、ヤンは窮地を脱したのだった。

ああ。私たちの仕事は戦争だった。そうなんだよな。

アスターテ星域会戦で戦死した同期の友人、ジャン・ロベール・ラップの墓参りへとやってきたヤンとアッテンボロー。そこにはラップの婚約者であるジェシカ・エドワーズの姿があった。ヤンは彼女に対し、慰めの言葉をかけようとするがジェシカはヤンの言葉を遮ると、「ジャンは戦争に殺された。そしてあなたの仕事はその戦争だ」と悲痛な声で告げるとその場を去ってしまう。そんなジェシカを見送り、ラップの墓前に花を供えたヤンが悲しそうにぽつりと漏らしたセリフである。

あなたのご家族はどこにいます?私は婚約者を犠牲に捧げました。それなのに国民に犠牲の必要を説くあなたのご家族はどこにいるの?あなたの演説はそれらしく聞こえるけどご自分はそれを実行しているのですか?

アスターテ星域会戦での戦没者への慰霊祭にて、戦死したラップの婚約者ジェシカ・エドワーズのセリフ。
慰霊祭の場で演説を行う国防委員長ヨブ・トリューニヒトに対し、犠牲の必要性を説き、戦死を賛美するがトリューニヒト自身は自分や家族を犠牲者として出すような事を実行しているのか、安全な場所で国民を煽っているだけではないか、と糾弾した。

敵襲だよ。

ヤン・ウェンリー率いる第十三艦隊に所属する部隊、薔薇の騎士(ローゼンリッター)の隊長ワルター・フォン・シェーンコップのセリフ。
先のアスターテ会戦の功績で、新設された第十三艦隊の司令官となったヤン。彼に下された新たな任務は過去6回に渡り攻略戦を仕掛けるもことごとく失敗してきた難攻不落と言われた要塞、イゼルローン要塞の攻略だった。ヤンは要塞攻略の一手として、帝国からの亡命者で組織されている部隊、薔薇の騎士(ローゼンリッター)を部下に招くと、彼らを要塞内へと潜入させたのだった。
要塞内に潜入した薔薇の騎士(ローゼンリッター)が、敵の警備隊との戦闘時に「叛乱か!?」と聞かれたシェーンコップの言葉である。

泣いているさ。墓の下でね。

自由惑星同盟軍元帥シドニー・シトレのセリフ。
開かれた政府という看板を掲げながらも、自由惑星同盟最高評議会という密室で国のすべてが決定されている。ヤンがそのことを「建国の父・ハイネセンはどう思うでしょう」と、呟いた時に放った言葉である。

要するに、行き当たりばったりと言うことではないのかな。

自由惑星同盟軍の中将、アレクサンドル・ビュコックのセリフ。
自由惑星同盟議会によって決定された帝国領侵攻作戦の会議で、作戦の概要を求められた発案者であるアンドリュー・フォーク准将の「高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する」という説明に皮肉を持って答えた言葉である。

貴官は自己の才能を示すのに弁舌でなく実績をもってすべきだろう。他人に命令するようなことが自分にできるかどうか、やってみたらどうだ。

同盟軍中将、アレクサンドル・ビュコックのセリフ。
帝国領侵攻作戦の失敗を確信したヤンは第十艦隊司令のウランフ中将と示し合わせ撤退の準備を行うことを決めると、ビュコック中将に撤退を進言するよう要請した。
要請を受けたビュコックが総司令部へ通信を行うと、対応したのは作戦の発案者であるフォーク准将だった。ビュコックの撤退の具申に対し「自分なら撤退しない」というフォークの答えにビュコックは、「安全な場所で命令するだけではなく、その命令が実行できるが自分でやってみろ」と一喝した。

私は全体、流した血の量に値するだけの何かをやれるのだろうか

ヤン・ウェンリーのセリフ。
アムリッツァ星域会戦で難を逃れ、休息を取るヤン。副官であるフレデリカ・グリーンヒルに「人の思想は、人の命以上の価値があるという説と、人の命以上に価値があるものはないという説の二つがある」という自身の歴史観を述べる。ヤンは、これまでの犠牲以上に価値があることを成すことができるのかを自分に問うのだった。

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