ゴルゴ13(さいとう・たかを)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

小学館『ビッグコミック』で連載している最長寿の部類に入る漫画及びそれを原作としたアニメ作品。基本的に主要キャラはゴルゴ13(デューク・東郷)のみで1話完結。世界中を舞台に、不可能に近い依頼を請け負い、必ず達成させる超A級スナイパー「ゴルゴ13(デューク・東郷)」。如何にして“不可能”を可能にするのか?予測のつかない鮮やかな狙撃と一弾が世界を動かす。

単独主義で人との交流を嫌う彼には『女』も関係なく、女が接してきたところで断っている。

「ありがとう…」

無口なゴルゴ13が、自ら感謝の意を込めて発した言葉。本来なら、お礼の一言など決してこぼさない。普段は使わないからこそ、この時の「ありがとう」から伝わる感謝は重く、読者からしても激レアな名言と認識されている。

「ご苦労だった…」

依頼を完遂させる為に、何も知らない無関係な者を利用して巻き込んでまで遂行することもある。そんな時、利用した者へ感謝とお詫びの意を込めた一言。何も知らない第三者でも、完遂する為に欠かせない者であった以上はお金を渡してでも感謝を伝える。

『ゴルゴ13』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

M16を使用する理由

ゴルゴ13が狙撃用として愛用している銃「アーマライトM16」。作中では、狙撃に向かない、古い型の銃として酷評されているが、それでも愛用しているゴルゴ13。原作で愛用の理由が明かされることはほぼ無いが、この真意は、作者がゴルゴ13を制作するに当たって、その時無知だった「銃」の取材をしたことにある。作者はゴルゴ13が使う狙撃用銃をどうするか悩み、銃に詳しい友人へ漫画に使える「銃を紹介してくれ」とお願いをした。この時、肝心な詳細である「殺し屋の“狙撃銃”」というのを友人へ伝えなかった為、当時人気だった「アーマライト」が紹介されてそのまま、採用されてしまったのである。こうして、狙撃には不向きな銃が愛用の狙撃銃となり、作中では度々酷評されてネタとなった。作者はこの件には後悔をしている。

ゴルゴ13のタイトル面にいる骸骨の由来

ゴルゴ13のタイトル面にいる骸骨

初期からずっとゴルゴ13と言う表記にお供している『骸骨』だが、この骸骨が何なのかは未だにハッキリとしていない。「ゴルゴ13」の由来であるゴルゴダの丘で、イバラの冠をかぶせた状態で十字架にかけられた、イエスの13番目の弟子・ユダの骸骨姿というのが有力説。

スチールアニメとして最初のアニメ化

2008年にアニメ化をされているが、それ以前にもアニメ化はされていた。1971年4月から7月までで、一般的に見られているセルアニメではなく、静止画に声と効果音を吹き込んだスチールアニメ(画二メ)として放送されたが、その後アニメ関連のメディアに取り上げられることはほぼ無かった。放送時間は10分。

理容店に置かれている漫画第1位

テレビ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ系)において「理容店によく置かれている漫画」をテーマに、全国統計調査が行われた際、『ゴルゴ13』が第1位となった。

『ゴルゴ13(Golgo 13)』アニメ主題歌

OP

アーティスト- Naifu /『Take The Wave』1話 - 25話

作詞 - Naifu / 作曲・編曲 - 森下志音

アーティスト - PINC INC /『So faraway』26話 - 50話

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