遊☆戯☆王(東映版・初代遊戯王)のネタバレ解説まとめ

『遊☆戯☆王』とは高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』の最初のアニメ化作品。1998年にテレビ朝日系列で放送された。原作における「学園編」から「RPG編」までが描かれた。後に2000年から放送されるシリーズと違いカードゲームが中心では無く原作初期で描かれた『闇のゲーム』を軸にしたダークヒーロー要素を持った物語が展開される。

『遊☆戯☆王』の概要

遊☆戯☆王(初代遊戯王、Yu-Gi-Oh! Season Zero)とは高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』の最初のアニメ化作品。1998年にテレビ朝日系列で放送された。制作は東映動画であり、後のシリーズと区別され『東映版』とも呼ばれる。
原作初期のエピソードである『学園編』、『DEATH-T編』、『RPG編』をベースにアニメオリジナルの要素を交えて描かれている。
その後で描かれる『決闘者の王国編』以降のエピソードは2000年からNAS制作による『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』としてテレビ東京系列で放送される。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』及びその続編ではデュエルモンスターズ(原作ではマジック&ウィザーズ)と呼ばれるカードゲームが中心になっているが、本作では初期に描かれた『闇の番人として悪人を闇のゲームで倒す』というダークヒーローものとしての物語が中心になっており、デュエルモンスターズは原作よりも多く扱われているものの描かれているゲームの一種に過ぎない。
また、主要人物及び世界観の設定はおおむね原作と同様ではあるが、一部キャラクターの性格の改変、原作ではゲストキャラだったキャラクターのレギュラー昇格等、大筋こそ変わらないものの1つ1つのエピソードとしてはオリジナル要素が強くなっている。
また、前述の通り原作における『RPG編』で終了している為、千年パズルの秘密に関しては示唆されているもののそれについて明かされる事はなかった。
なお、後に制作される『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』及びその続編と本作に作品中の関連は無く、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』において原作初期のエピソードの一部が改めて描かれている。

『遊☆戯☆王』のあらすじ・ストーリー

家がゲーム屋をしており自身もゲーム好きで気弱な高校生・武藤遊戯は店の隅で埃をかぶっている『千年パズル』を貰う。
『千年パズル』はエジプトの遺跡から発見されたものであった。完成させなければ『見えるけど見えない』宝物である『千年パズル』。それを完成させようと学校に持ってきていた。
遊戯はクラスメイトである城之内克也にからかわれる中、幼なじみである真崎杏子に助けられる。遊戯は助けてくれた杏子に『千年パズル』の事を話し、そこに書かれている謎の文字から完成させれば願いがかなうという自身の解釈を話す。杏子は遊戯の願いについて聞くが遊戯はそれは絶対秘密だと話さなかった。
だが、そのパズルのパーツの1つは城之内が抜き取っており、城之内はそれを窓から投げ捨てていた。
一方、遊戯は風紀委員の牛尾にいじめられているのかと聞かれると共に、ボディーガードを買ってでられるが遊戯はそれを断った。
そんな中、遊戯と杏子は遊戯の祖父である双六から『千年パズル』が人智を超えたもので、発掘に立ち会った者は全員謎の死を遂げていて『闇のゲーム』という言葉を残した事を聞かされる。しかし遊戯はそれを恐れるどころか俄然完成に燃える様になった。

そんなある日、遊戯は牛尾に呼び出される。そんな遊戯が見たのは風紀委員の集団に殴られた城之内達の姿だった。牛尾はさらに城之内に制裁を加えようとするが遊戯はそれを止めようとする。牛尾からは今までの恨みを晴らすチャンスと聞かれるが遊戯ははっきりと『友達にそんなことできるわけ無い』と答えたのだった。
そんな遊戯の発言など構う事無く、牛尾は遊戯にボディーガード料として20万を要求してきたのだった。
途方に暮れ帰宅した遊戯は自身でもそんな状況ではないと理解していながら、何故かパズルを組み立てていた。
ところが、何故かこの日は妙にパズルが順調に解けていった。そして最後のパーツをはめ込む段階まで進んだが、そのパーツは城之内に捨てられたため完成させることはできなかった。
一方、城之内は遊戯の言葉を思い返し、自身がパーツを投げた水路に飛び込んでいた。
その最中、遊戯はパーツを探しに学校に来たが、そこで牛尾から教育と称した制裁を受ける。
そこに城之内達が駆けつけてきた。城之内は見つけ出したパーツを遊戯に握らせ本田と共に牛尾に挑んでいった。
遊戯はパズルへの願い『親友が欲しい』を思い返しつつ、返り討ちに遭う2人に気づく。しかし起き上がれない無力さを嘆いていた。その最中、最後のパーツに気がつき、それをはめ込む……。
『さぁ、ゲームの時間だ』、その言葉と共に豹変した遊戯は牛尾に彼がほしがっている金を見せる。そしてゲーム、只のゲームでは無い闇のゲームを持ちかけたのだった。ゲームに負けたことが無いと口にする牛尾はそのゲームに乗った。
そして、ゲームは進み、最後には遊戯が勝った、しかし牛尾はそれを許さんとルールを破ろうとした。
『闇の扉は開かれた…』そう口にする遊戯によると闇のゲームは人間の本性を暴くと、牛尾は自らの欲望の闇の中に飲み込まれると、そして牛尾は魔物に食われる幻想を見せられたのだった。
その後、牛尾は入院。そして登校した遊戯に城之内が遊戯を見習って宝物を持つ事にしたと、『見えるけど見えない』遊戯との友情を……。
その最中、パズルを完成させた事を聞いた双六は遊戯に変わった事は無いかと聞いたが、遊戯は友達ができた事以外変わった事は無いと答えたのだった。それだけではない筈だと双六は不安を募らせていた。

そんな心配を余所に遊戯達は最近杏子の付き合いが悪いことが気にかかっていた。援助交際では無いかと冗談気味に語る城之内とそれを真っ赤になって遊戯は否定した。
しかし、その後クラスメイトのミホ、さらには本田と次々に付き合いが悪くなっていき、気になった2人が3人を尾行すると校則で禁止されているのにバーガーワールドでバイトをしている3人の姿があった。ミホは城之内の冗談を真に受け先に杏子を尾行し、そしてミホに惚れている本田はミホの付き合いまで悪くなった事から、彼女を救うべく2人を尾行して結果同じように行き着き一緒にバイトをしていたのだった。
杏子は卒業後ニューヨークでダンスを勉強する夢の為にバイトをしており、その夢を聞いた遊戯と城之内もそれを応援するのだった。
そんな中、脱獄囚が商店街を荒らしていて現在店の中に潜んでいると刑事がやってきた。宝石店にて警備員と格闘になった際にふくらはぎに傷を負ったらしいという話だったが見つけ出せずにいたが、杏子の機転により客の1人に潜んでいた脱獄囚が見つかった。
しかしその脱獄囚には警備員に殴られた覚えは無い、そしてふくらはぎに傷がある男が別にいたのに気づく。
店長こそがその人物だったのだ。店長はかつて脱獄し手術で顔を変え善良な市民になりすましていたが、脱獄囚が盗みに入るのを見て昔の血が騒ぎ次々と盗みに入ったのだ。
正体を暴かれた店長は杏子を人質に取り気の弱そうな遊戯に酒とタバコを要求する。そんな中、杏子の姿に再び遊戯が豹変、人格が変わった遊戯は強気に店長に闇のゲームを仕掛ける。
ゲームの結果、追い詰められた店長はルールを破ろうとした、その時、遊戯の額に眼の様なものが輝きだした。ルールを破った店長には罰ゲームがくだされ炎に包まれていった。
かくして危機を救われた杏子だったが、その遊戯の姿を見ていない杏子はそれが遊戯だと気づく事なく、その人物へ思いを寄せる事になったのだった。

クラスでカードゲーム・デュエルモンスターズが流行っていく中、転校生として海馬コーポレーションの後継者である海馬瀬人がやってきた。遊戯達はすぐさま海馬と仲良くなり、彼のカードコレクションも見せてもらうほど交流を深めていく。
その最中、双六がすごいカードを持っているという話となり、双六のもつそのカードを見せてもらった。そのカードはあまりの強さに数枚しか作られなかった『青眼の白龍』だった。海馬はそのカードを欲しがったが、双六はそのカードが親友から譲り受けた大切な宝物だからと断り、大切な宝物には心が宿ると諭したのだった。
一度は引き下がった海馬だったが、遊戯を呼び出し今一度カードを見せて貰い、その際に偽物とすり替え『青眼の白龍』を奪取した。
しかし城之内達はそれに気づき海馬を問い詰め、さらにすり替えに気づいていた遊戯も海馬を説得しようとした。だが、海馬はこれまでの人の良さそうな態度を一転させ冷徹な本性を見せると共に心を否定した。
そんな海馬に対し遊戯にもう一人の人格が現れゲームを仕掛けた。
海馬との闇のゲームはデュエルモンスターズであり、モンスターが実体化し負けたカードは完全消滅するルールだった。そのゲームに海馬は自信の求めていた究極のゲームだと口にした。
一進一退で進む中、海馬が出したモンスターは青眼の白龍、だが青眼の白龍は海馬の意に反し攻撃を行わない。遊戯によるとそこに海馬の心が宿っていないとのことだった。
そして青眼の白龍は自ら消滅、一転し海馬が追い詰められる事になる。しかし海馬はフィールドを破壊する事で勝負を引き分けに持ち込んだ。
勝負こそ引き分けに終わったものの遊戯は双六の心ともいうべきカードを取り戻した。一方プライドを傷つけられた海馬は遊戯に復讐を誓うのだった。

パズルが完成してから時々記憶を失う事がある事が気にかかる遊戯を余所に、遊戯達はエジプト発掘展に招待される。そこで主催者である金倉に頼まれ千年パズルを展示する為に貸し出したのだった。
そして遊戯は展示会で涙を流すエジプト人を見かけるのだった。
そのエジプト人は墓守の一族、アヌビスの使徒シャーディー、彼は王家の墓を暴いた金倉を裁きに来たのだった。
シャーディーは金倉に闇のゲームを仕掛け、金と欲望にまみれた金倉に裁きを下した。そんな彼は今まで完成されなかった千年パズルが完成されているのを見つけ驚愕する。
そしてパズルを返してもらいに遊戯がやってきた。シャーディーは遊戯が完成させた事を聞かされた。千年パズルを解いた者はシャーディーの一族同様闇の力が宿る、故にシャーディーは遊戯に千年錠を使い心の部屋を開こうとした。
遊戯の心の中には本来1つしかないにもかかわらず2つの部屋があった、一つはおもちゃが散らばっているが純真な部屋、もう一つは古代エジプトのファラオの墓の様な部屋でそこにはもう一人の遊戯がいた。
シャーディーは千年パズルの力の秘密を知る為に訪れた事と、千年パズルが王墓を暴く罪人を裁く為に生み出された千年アイテムの一種である事を語る。シャーディーは同じ千年アイテムである心の部屋を開ける千年錠と、罪の重さを計る千年秤を持つが千年パズルの力を知らない。その力の答えを求めやってきたのだ。
そんなシャーディーに対し遊戯はゲームを仕掛ける、それは遊戯の本当の部屋を探すというものだった。
だが、遊戯の部屋は無数の扉のある迷宮そのものだった。本物の部屋の扉以外は危険な罠という状況、シャーディーは見つけ出す事ができず穴に落ちそうになる。そんなシャーディーに遊戯は手を出し述べたのだった。
ゲームはシャーディーの負け、しかし遊戯はこれが始まりかもと口にしたのだった。
現実に戻ったシャーディーは未だ2つの人格がある事に気づいていない遊戯に初めて自己紹介をし、やることを終えたら再び会う事になると口にした。

そしてそれを済ませたシャーディーは千年錠を使い杏子を操り、遊戯を襲って遊戯の中のもう一人の遊戯が現れる様に仕向けたのだった。
だが、意に反し姿を現せない遊戯に対し、シャーディーは杏子を操っている事を明かし遊戯の怒りを煽り、ついにもう一人の遊戯が現れる。
シャーディーの仕掛けたゲームは、遊戯の心の彫像が全て砕ける前にシャーディーの心の彫像を砕く互いの心の弱さを探るゲーム。それは同時に千年錠に囚われている杏子を救うものでもあった。
一方、城之内とミホは同じ様にシャーディーに操られた本田に襲われていた。その最中、順調にゲームを進めていく遊戯の前に城之内が現れる。それは遊戯の心の記憶にあった遊戯と友達になるまえの城之内であった。シャーディーは2人に先に相手を谷底に落とした方が勝ちというゲームを仕掛けるのだった。
幻影とわかっていても万が一本物だったらと考え手を出せない遊戯、彫像は砕けていき残り1体となった。
ゲームを進めていく城之内に対し、遊戯は城之内とはこんなゲームはやりたくないとそれを放棄した。遊戯は友達を信じたのだ。それに対しシャーディーは自分だけを信じることが心の強さだと口にする、そして城之内に決着をつけさせようとしたが幻影は消えたのだった。遊戯は口にする、友達に今も昔もありはしないと。
そして杏子の危機に駆けつける幻影では無い本物の城之内。互いを支え合う遊戯達に驚愕するシャーディーであったが、遊戯達の本当の強さが友を信じる力だと気づいた時、シャーディーの彫像が砕けたのだった。
そして杏子を無事に助け出し、千年錠も落ちた事で本田も正気に戻り、遊戯達は危機を乗り越えたのだった。
だが、落ちた千年錠をキャッチしたシャーディーは負けを認める一方、一族と遊戯の宿命が消えた訳では無く、同時に遊戯には千年パズルの真の力を引き出す使命があると内心で口にしたのだった。

かくして遊戯は仲間達と共に様々なゲームを通じ日々を過ごす中、悪人が現れ危機に陥った時にはもう一人の遊戯が現れ闇のゲームで悪人を裁いていくという日常が過ぎていった。
その最中、遊戯に復讐を誓う海馬はゲーム四天王を遊戯へと差し向ける。リドリー・シェルダン、不破龍一、アイリーン・ラオ、いずれもが強敵ではあったが遊戯はそれを打ち破っていった。

そんな日々を送る中、遊戯とミホはある美少年と出会う。ミホがその少年に一目惚れする一方、遊戯は出会うときに千年パズルが反応していた事、そして少年が時々記憶がなくなる事を口にしていたことから、同じ様な事が自身にも起こっている事を思い返す。その出会いは遊戯に何かが動き始めているのを感じさせるきっかけになったのだった。

そして、最後のゲーム四天王にて最強の戦士がカプセルから目覚め動き出す。

遊戯は不注意からある車の前に飛び出しその車が事故に遭った事である老人と出会う。責任を感じる遊戯であったが医者からは事故よりも数年前に老人が死んでいて、人工的に生きながらえている事を聞かされる。
その意識を取り戻した老人とデュエルモンスターズを通じ心を通わせる遊戯であった。
そしてその病院に現れる海馬からその老人が海馬に幼い頃からゲームの基礎を教えた大門であると聞かされた。

その一方、海馬コーポレーションの社長の座を義父剛三郎から奪取する事に成功した海馬の元に大門が現れる。変わらぬ忠誠を誓う大門に海馬は遊戯を倒す事を命じたのだった。
遊戯は杏子と共に遊園地に遊びに行ったとき、杏子が怪物に囚われ、遊戯の前に海馬と大門が現れる。海馬は遊戯に杏子の救出をかけて大門との対決を仕掛けるのだった。
そしてもう一人の遊戯が現れ、大門とのゲームが始まった。長年の経験から人の心を読み取れる大門の手腕に遊戯は苦戦を強いられる。
ゲームが進む中、遊戯は何故大門が死してなお海馬の為に戦うのか問う。大門が戦うのは海馬が小学生の頃病床に伏せていた自身を見舞ってくれた思い出の為であった。
しかし既に死している大門はカプセルから長時間出る事はできない体であった。苦しむ大門に海馬は大門の車いすの装置を作動させその苦しみを取り除いた。だが、車いすにはもう1つ仕掛けがあった。それは遊戯の手札を見透かす特殊なゴーグルであった。だが、大門はそれを拒絶、正々堂々と遊戯と戦いを続けた。
自らの弱いモンスターをあえて倒させ、死者の力を吸収し強化されるゾンビマスターで遊戯を追い詰める大門だったが、遊戯は死者蘇生で大門自身が倒させた妖精オルフェイリアを蘇生し光の笛装備させ弱体化したゾンビマスターを打ち倒した。大門は人の心は読めてもカードの心は読めなかったのだった。
敗れてもなお遊戯を称える大門、遊戯もまた敬意を持ってゲームをしたのは初めてだと大門を称えた。そして大門は遊戯ならば海馬の失われた優しい心を取り戻せるかもしれないと託すのだった。
その海馬は敗れた大門に意を介する事無く、ついに自ら動く決意をする。

ある日、遊戯達のクラスにかつて遊戯とミホが出会った少年、獏良了が転校生としてやってきた。その獏良を歓迎する為に遊戯達はゲームセンターに行ったが、そこで決着を望む海馬からゲームのモニターを通じて海馬ランドへの招待状が届けられる。
海馬によって囚われた双六を助けに向かう為、翌日遊戯達5人は海馬ランドに向かう。そんな一行を密かに獏良が見ていた。
海馬ランドに来た遊戯達を待ち受けていたのは双六が海馬とデュエルモンスターで戦う所だった。青眼の白龍を出す双六だったが3枚の青眼の白龍を手に入れた海馬になすすべ無く敗れ去った。
遊戯は双六からカードデッキを託されるがその双六は再び海馬に囚われる。その双六を助ける為に遊戯達は海馬の仕掛けた死のアトラクション『DEATH-T』に挑む事となった。
順調に『DEATH-T』を進む遊戯達だったが3階のゲーム、ブロックの落ちる部屋からの脱出の際に本田が犠牲になる。本田の犠牲に抑えられなくなった遊戯は仲間達もう1人の自分の存在を明かす。それを受け入れられるも弱気になる遊戯であったが城之内の叱咤もあり遊戯は立ち直り仲間達は結束を強め合う。
そして4階にて遊戯は海馬の弟モクバとの一騎打ちに挑む。その一方、城之内とミホは囚われている双六と本田を探しに向かう。
モクバを破り最上階に待つ海馬と対峙する遊戯、一方の城之内達は途中で遭遇した獏良のおかげで双六達を見つけるも、そこでかつて遊戯が倒した四天王の不破とアイリーンが立ちふさがる。
遊戯達はデュエルモンスターズ、城之内達は相棒を操作しての格闘ゲームでの決戦が始まる。
3枚の青眼の白龍を持つ海馬に追い詰められる遊戯だったが双六から聞いた5枚揃う事で召喚出来るエクゾディアの存在に気づく。しかし、4枚までを揃えるも最後の1枚を引くのをおびえる遊戯であった。
一方の城之内達もレベルの違いから追い詰められていた。しかし城之内は仲間の存在を思い出し再び立ち上がり不破の操作するアイリーンを破る。
そして遊戯もまた4枚のカードに仲間達の存在を重ね思い出し、最後の1枚を引きエクゾディアを完成させ召喚し3体の青眼の白龍を破る。
遊戯は敗者となった海馬に罰ゲームマインドクラッシュを与え悪の心を粉砕する。海馬に駆け寄るモクバに優しい心が残っているなら戻ってくると伝え仲間達の所に戻っていった。

一方、一連の戦いを見ていた獏良に異変が起こり別の人格が現れた。獏良は千年リングを持っており、そこに宿る盗賊の魂だった。その魂は遊戯の千年パズルを狙い動き出した。
もう一人の獏良は遊戯達をカプセルモンスターズに誘う。遊戯達はそれがもう一人の獏良の仕掛けた闇のゲームだと気づかずに乗り気でそのゲームを始める。
ゲームが進む中、ついにもう一人の獏良のゾークによる攻撃が遊戯達に牙をむく。ゾークの攻撃により仲間達の心が次々とフィールドの人形に封じ込まれていく。その最中、残った遊戯と杏子は獏良に自分達も人形にしてもらう様に言った。その言葉に乗り全員の心が封じ込められ、残されたゲームマスター獏良の前にもう一人の遊戯が現れる。
もう一人の遊戯はもう一人の獏良が使うダイスロールのイカサマを破り、仲間達と力を合わせゾークとの戦いを進めていく。しかしゲームマスターであるもう一人の獏良には心を宿したマインドダイスがあった。
思い通りに動くマインドダイスで追い詰めるもう一人の獏良であった。しかし戦いの中でもう一人の獏良と一心同体であるゾークが負傷した事で心の奥底に幽閉された本来の獏良が左手を操作する形で表に現れる様になる。
獏良のおかげで危機を脱するも、もう一人の獏良は左手を傷つける事でそれを封じる。しかしその際に獏良の名前を口にした事で遊戯はある事に気づく。遊戯は敵モンスターを仲間にするハンドパワーをゾークに試みる事で左手に封じられた獏良を救い出す事に成功する。
獏良を仲間に加えゾークとの戦いは一進一退に進み、勝負は最後のダイスロールにかかる。もう一人の獏良は千年リングの力でダイスを操作するが、獏良自身が自らの心をダイスに移し自らを犠牲にする覚悟でダイスを砕こうとする。
それを阻止すべく獏良を追い払おうとするもう一人の獏良だったが遊戯達がそれを阻止、ダイスが砕け散る。ダイスが砕け散る事で遊戯達の攻撃が発動、ついにゾークともう一人の獏良を打ち倒す。
勝利した事で遊戯達も元に戻り、獏良も千年リングから解放される。
その後、獏良はその冒険の記録、遊戯達仲間達のジオラマを持ってくる。それは遊戯達の友情の証、永遠に変わることの無い友情の記念碑であった。

『遊☆戯☆王』の登場人物・キャラクター

武藤遊戯

CV:緒方恵美

物語の主人公、高校生の年齢の割に体格は小柄。性格は気弱で幼さが残るが強い正義感と優しい心を持ち合わせている。
物語当初は杏子以外の友人はおらず城之内からいじめられていたが、風紀委員の牛尾に城之内が痛めつけられていたのを助けたのをきっかけに友情が芽生えた。
大のゲーム好きであり祖父の双六からもらった千年パズルを完成されるが、それをきっかけにもう一つの人格である『遊戯王』が現れることとなる。
なお、原作同様当初はもう一人の自分の存在には気づいていない。
ちなみに東映ホームページの記述によると本作では双六と二人暮らしである。

もう一人の遊戯

CV:緒方恵美

もう一人の主人公、遊戯が千年パズルを完成させた事をきっかけに現れることになった遊戯のもう一つの人格。
悪を裁く、大胆不敵な闇のゲーマーであり、遊戯の心が怒りに燃えたのをきっかけに表に現れる。元々の遊戯と比較して顔つきが鋭くなり等身も明らかに伸び描写としては変身に近いといえる。東映ホームページの記述では『遊戯王』と呼称されている。
元々の遊戯と違い性格は基本強気となり悪人に対しては容赦がないが、仲間達との友情は変わらず、正々堂々とした相手に対しては敵であっても敬意も払う事もある。
なお、本作においては『RPG編』までしか描かれない為、正体に関しては遊戯のもう一つの人格以上の事は触れられない。

真崎杏子

CV:かかずゆみ

本作のヒロイン、遊戯の幼なじみで遊戯に惚れられている一方、助けられた事をきっかけにもう一人の遊戯に片思いすることになる。
勝ち気で男勝りで正義感の強い女の子だが、とても乙女チックな面を持ち、いつか白馬の王子様が迎えに来てくれると信じている。
ニューヨークでダンサーになるのが夢であり、渡米のためにアルバイトに勤しんでいる。原作では海馬ランドでバイトをしていたが本作ではその描写はなし。

城之内克也

CV:森川智之

遊戯の親友、最序盤こそ遊戯をいじめていたが牛尾の件をきっかけに遊戯との友情が芽生えた。普段は不良っぽく言動にもそれがみられるが根は優しく仲間の為ならばどんな危険も恐れない。
両親の離婚、アル中の父親を持ち、借金返済の為TV番組に賞金目当てで出場した事もある。
本作では原作における『決闘者の王国』以降にならないと登場しない妹の静香が1エピソードだけではあるものの登場しており(ただし、原作と違い眼の病気の設定は描かれていない)、病弱である彼女の見舞いによく訪れている。
もうひとつ本作では中学時代に駅伝の地区大会で最下位だったチームを本田と共に追い上げ逆転優勝し、それがきっかけで本田と親友になったというエピソードがある。

本田ヒロト

CV:置鮎龍太郎

遊戯達の仲間の1人で原作同様城之内の相棒。ただし、本作においては原作と違い大幅に性格が改変されている。
まず、本作においては生徒会長志望の美化委員という真面目キャラとなっている。その為、そもそも原作では当初城之内と一緒に遊戯をいじめていたが本作では遊戯をいじめる城之内を諫めるというふうに改変されている。
また原作では野坂ミホに告白するエピソードをきっかけに遊戯と友人になるが、本作においては城之内と同じタイミングで友人になっている。
また、先に触れたとおり原作同様ミホに思いを寄せているという点は変わらないものの、本作においては1エピソードしか登場していない彼女のレギュラー化と性格改変の影響を大きく受けている。彼女に対しては非常にデレデレとなり言動の暴走が見られる。

野坂ミホ

CV:野上ゆかな(現・ゆかな)

原作においては1エピソード限りのゲストキャラだったが、本作においてはレギュラーキャラに昇格しており、加えて性格も改変されている。
原作では本田が思いを寄せる図書委員でおとなしめな性格な少女だったが、本作では普段はおとなしいが心の奥で女の打算を働かせる小悪魔的な性格であり、特に彼女に惚れている本田は彼女の言動に振り回されている。
本作においては遊戯達の仲間の1人であり獏良に片思いしているという設定も追加されている。出番も多く彼女主役のエピソードも幾つかあり、具体的には原作におけるモクバ初登場エピソードが彼女主役のエピソードに改変されている(それに伴いモクバの出番も削られている)。
なお、原作での彼女登場話はアニメオリジナルキャラクターでまゆみが城之内に告白する話に改変されている。
ちなみに東映のサイトの記述によると杏子に劣等感を持っているがその原因は不明。

海馬瀬人

Sheepwings
Sheepwings
@Sheepwings

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《遊戯王》といえば、日本を代表するトレーディングカードゲームですよね。そのルールやカードの使い方、表記などは、何十年の歴史があるにもかかわらず大きく変わっていないということが、まさに伝説的です。最新のカードやタクティクスが登場する一方で、しかし初期の融合モンスターがわけわかんなかったことーーつまり「意味不明のカード」だったことを覚えていますか?今回はそんな意味不明な融合モンスターをまとめました。

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《遊戯王》見てるだけで欲しくなる!!かわいくて強い!萌えテーマデッキまとめ!!

日本を代表する伝説のカードゲームといえば、間違いなく「遊戯王」ですよね。その、ほとんどのプレイヤーがもちろん男性諸君なわけですが、近年の萌え傾向と比べると、竜とか騎士とかカッコいいカードばかりなのが事実。しかしながら、近年はそんなことがないのです!ここ最近では、日本のアニメ・漫画の萌え傾向に逆らう事無く、たくさんの萌えテーマデッキが解禁されているので、それらをまとめてみました。

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「遊戯王」通常モンスターに書かれている面白いテキストまとめ

日々、進化する伝説のカードゲーム遊戯王。デッキから特定のカードを引いたりモンスターを特殊召喚したり、墓地のカードを除外する事で強力な効果を発揮するカードがあったり、ますます戦略性が高まってきています。しかしそんな中、みなさんが忘れがちなのが「通常モンスター」カード、それもその全く意味のないテキストの部分です。そこには強力な効果はなくも、秘めたる面白さがあるのです。

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