Wakfu(ワクフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「Wakfu(ワクフ)」とは、フランスのANKAMA社が開発運営するMMO RPGのことである。
Adobe Flashを用いた2Dのターン制のシミュレーションRPG。プレイは基本無料となっている。
プレイヤーたちは「オグレストの混沌」と呼ばれる大災害によってすっかり荒れ果ててしまった「12の世界」を旅する。

「Wakfu(ワクフ)」の概要

「Wakfu(ワクフ)」とは、フランスのANKAMA社が開発運営するAdobe Flashを用いた2Dのターン制のシミュレーションRPGのことである。
プレイは基本無料で、課金で30日単位で期限が設けられているブースターパックを購入する方式となっている。その他、購入できるアイテムがいくつか存在している。
課金アイテムは見た目の変更やキャラクターネームの変更といったシステム的なこと以外はアバター用の衣装やペットのみ。ちなみに、ゲーム内での売買は可能である。
支払い方法はユーロもしくはUSドルでOgrin(オグリン)という課金通貨を買う方式。2016年には日本円にも対応した。日本からはクレジットカード決済が対応している。

公式サイトは英語、フランス語。アカウント作成からインストール、ゲーム内のテキストすべて英語である。
そのためある程度の英語の読解力が求められるが、システムや操作方法などといったゲームとして遊ぶために最低限必要なテキストに関しては単純で平易な英語を用いており、英語が堪能でなくても理解できるようになっている。

プレイヤーは「オグレストの混沌」と呼ばれる大災害によって荒れ果ててしまった「12の世界」を冒険していく。
非常に自由度が高く、操作やシステムに関するチュートリアルが終わった後は強制的にクエスト(シナリオ)が提示されることもなく自由なスタイルでプレイできる。
該当NPCを尋ね「オグレストの混沌」の謎を追い求めるのもよし、ひたすらレベルを上げ強敵と戦うもよし、生産や製作といった生活系コンテンツに精を出すもよしとプレイヤーの好きなように遊ぶことができる。

以下、固有名詞などは前作である「Dofus(ドフス)」の日本語表記を基準に、日本人プレイヤーの間で固着した名称を用いる。

『Wakfu』のあらすじ・ストーリー

前作である「Dofus(ドフス)」から1000年、「オグレストの混沌」という大災害によって12の世界のほとんどが水没してしまった。
それどころかワクフ(生命のエネルギー)とスタシス(死のエネルギー)のバランスの崩壊によって、12の世界は本来交わるはずのない異なる次元とつながってしまう。
「オグレストの混沌」によって世界はどう変わってしまったのか、プレイヤーはそれらの地を尋ねていく。

「Wakfu」のシナリオの概要としては、プレイヤーは「オグレストの混沌」の真実を求めるというストーリーラインになっている。
プレイヤーは「オグレストの混沌」の真実を求めるため、その発端となったZinit山に向かう。だが、伝説の怪物オグレストの力に阻まれ山を登ることができない。障害を取り除くには封印された遺物「アーティファクト」を手に入れることが必要であった。
「アーティファクト」とは各地に封印されている秘宝の総称であり、結界を越える力を与える杖や、はたまた深く裂けた谷を軽々と飛び越える靴と様々な形状がある。
そのためプレイヤーは各地をめぐり、その地域の問題を解決したり遺跡に忍び込んだりして「アーティファクト」を手に入れ、少しずつその障害を越えていくこととなる。
パッチ1.53時点ではまだオグレストそのものに出会うことはできず、各地で「アーティファクト」を手に入れていくまでのシナリオとなっている。
伝説の怪物オグレストとは、これから実装が予定されているシナリオで遭遇する予定となっている。

「アーティファクト」を手に入れていくシナリオはクエスト方式で、地域ごとに独立している。
一定のレベルに達するか、もしくは該当の土地に足を踏み入れることで発生する。

以上のようなシナリオは用意されているが、まったくこれらに触らずにプレイすることも可能となっている。

クラス

プレイヤーはキャラクター作成時に「フェカ」「オサモダス」「エヌトロフ」「スーラム」「ゼロール」「エカフリップ」「エニリプサ」「イオップ」「クラ」「サディダ」「サクリエール」「パンダワ」「策士」「ゾバル」「スチーマー」「エリオトロープ」「ユペールマージュ」の中からクラスを選ぶ。
途中でクラスの変更はできず課金要素によって変更が可能。

フェカ

フェカは敵の攻撃から仲間を守る防御を中心とした支援クラス。
ダメージを相殺するバリアの付与、ダメージ無効化スペルに代表される直接的な防御効果はトップクラス。グリフと呼ばれるフィールドに設置するダメージゾーンにより継続的にダメージを与えることもできる。

オサモダス

捕獲使役型の召喚クラス。捕獲したモンスターを召喚し使役するほか、自身がドラゴンに変身して戦うことができる。
スキルは敵にダメージを与えつつ召喚物(捕獲したモンスター)に支援効果を与えるもので、攻撃と支援が同時にできる。が、味方プレイヤーには通常ダメージとして処理されるため、フレンドリーファイア(味方への攻撃)に注意。

エヌトロフ

遠近両用のトレジャーハンター。戦っているだけでどんどアイテムドロップ率が上がるほか、攻撃でアイテム袋を出現させることができる(そしてそれを拾った者にドロップ品を進呈する)という特性を持っている。
設置した地雷を用いたアクションで敵にダメージを与えたり、召喚物のモグラと融合して変身したりとユニークなスペルを持っている。

スーラム

高機動力を基にした背面攻撃・透明化・不可視罠を得意とするアタッカー。
敵の不意をつく事に特化しており、後ろに回り込むスペル、離れるためのスペル、姿を消すスペルといったものを持つ。それらを駆使した一撃離脱戦法と自分の分身を作り出して囮とし一方的に殴り続ける戦法が得意。まだ、ひたすら逃げに徹しつつばらまいたトラップに敵を引っ掛けるという手段も使える。

ゼロール

敵味方のAP(行動ポイント)を増減させることができる支援職。専用のダイヤルを召喚し、それを用いた特殊な戦法をとる。
奇数ターンにTick、偶数ターンにTock状態になり、スペルの性能が変わるという特性を持つ。Tick、Tockは英語の「時計の針の音」のことで、日本語に訳すと「チクタク」である。

エカフリップ

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@hiyokomaru03016

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