FAIRY TAIL(フェアリーテイル)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「FAIRY TAIL」は、2006年より「週刊少年マガジン」にて連載が開始された真島ヒロによる漫画作品。
一人前の魔導士を目指す少女「ルーシィ」はひょんなことから、炎を操りそして炎を食べる滅竜魔導士「ナツ」と出会い、魔導士ギルド「妖精の尻尾」に加入することに。迫力的な魔法バトルと魔導士としての彼らの成長を描くファンタジー作品。「絆」を軸とした、心の熱くなるセリフの数々が魅力の一つである。

血の繋がりごときで吼えてんじゃねえ! ギルドこそがオレたちの家族だろうが!

「妖精の尻尾」を最強のギルドにするべく反乱を起こす、マスターマカロフの孫、ラクサス。常に祖父と比べられ、「マカロフの孫」という肩書きに振り回されてきたラクサスの、祖父を超えたいという想いからの反乱だった。
「マカロフの孫」じゃなく自分は「ラクサス」だと主張しながら戦うラクサスへ、ナツが放ったセリフ。その程度のことがどうした、そんなの関係なく自分達は家族だというメッセージ。

傷だらけになりながら地に落ちたはずの妖精が舞う。妖精女王此処にあり。それはまるで凛と咲き誇る緋色の花。

国内一の魔導士ギルドを目指し競う「大魔闘演武」に参加した「妖精の尻尾」。「妖精の尻尾」は主要メンバーの長年の不在により国内最小規模にまで縮小、国民や観客の声も見下したものとなっていた。
そんな空気の中、とある競技に出場するエルザ。
百体のモンスターが準備された神殿で数を指定し、その数だけ出現するモンスターを倒し切れればポイント、それを一人ずつターン交代していくというもの。
そこでエルザは、戦略的に圧倒的不利であるにも関わらず「百体」を即断する。
地に落ちた「妖精の尻尾」の、仲間の名声を取り戻すため、その復活を世に知らしめるため、一体でも厳しいとされるモンスターを百体相手に、欠片も臆さず我武者羅に戦い蹂躙する、堂々たるその姿。
思わず涙を零しながら、レビィがそのエルザの姿を表現した言葉。

進め若者よ 野風の如く あなた方の燃えるような血と汗と涙は 日暈のように美しい 恐るるなかれ 若者よ 進めばそこが道となる

「大魔闘演武」の最終競技は町全体をフィールドにした乱戦、サバイバルゲームだった。
快進撃を続けて来た「妖精の尻尾」チームだったが、それぞれ格上の魔導士と会敵してしまい、快進撃にストップがかかる。
諦め半分ながら固唾を飲んで見守っていた観戦側のメンバー。しかしそこで、「大陸最強の人間」と言われるジュラに「妖精の尻尾」のラクサスが、実力の差をひっくり返すような戦いを見せる。
それぞれがかける想いから、実力以上のものを出し切り格上相手に大接戦を繰り広げるメンバーに、ギャラリーは味方さえ目を見張っている、そんな中、「みんな成長するのです、これからの時代を生きる若者たちは」とメイビスが放った名言。

勇気を持って立ち向かう事をオレは咎めたりはしない。しかし抜いた剣を鞘に納める勇気を持つ者殊の外少ない。恐怖は“悪”では無い。それは己れの弱さを知るという事だ。弱さを知れば人は強くも優しくもなれる。

ギルド内で行われた「S級昇格試験」にて、ナツとハッピィのコンビはギルド最強と言われるギルダーツと戦うことになる。
ナツは相手がギルダーツと分かっても、恐れることなく果敢に立ち向かっていく。攻撃を繰り返し、数々の魔法を繰り出すものの、やはりギルド最強の魔導士ギルダーツは強く、数歩後ろに後退させるのが精一杯だった。あまりの強さ、迫力に、最初はむしろ楽しそうに戦っていたナツも、ついに降参を宣言してしまう。
しかし降参したナツに向かってギルダーツが投げかけた言葉は「合格」だった。人は強いだけじゃ駄目だ、真の強さは弱さの先にあるということを伝えるための、実のところ戦闘ではなく「弱さを自覚する」試験だった。

それでも俺たちは誰かの為に生きて、生きる為に誰かを愛するんだ、フェアリーテイルのように強く

ギルド「剣咬の虎」は元々、仲間を仲間と思わないような、強さのみを追求したギルドだった。
「妖精の尻尾」と出会い、感化され、仲間想いのギルドへと変化した「剣咬の虎」だったが、そこへ敵として先代のギルドマスターが現れる。
強いのはギルドでなく個人である、他人への依存は弱者の極みだと言う先代に、かつての「強さ至上主義」時代を知るスティングは、あなたのやり方は間違っていると反論、仲間を想う強さを見せつける。

『仲間』とは言葉だけのものではない。仲間とは心。無条件で信じられる相手。どうか私を頼ってください。私もいつかきっとあなたを頼ることがあるでしょう。

「妖精の尻尾」の最古参メンバーの一人であるウォーロッドは、現在の「妖精の尻尾」メンバーであるナツ達と出会う。血より濃い魂の絆で結ばれたギルド、その精神が今も受け継がれていることを知り、感慨深く思いながらウォーロッドは、初代マスターのメイビスがギルド創始の際に仲間に向けて放った言葉を思い出した。

強くなければ生きていてはいけないのか? 違うだろ!! 生きていく事が強さなんだ!

かつて精神を操られ、悪行を行っていたジェラール。ジェラールはエルザの幼馴染であり、同じく幼馴染であるシモンをその一件の際に殺してしまっていた。
時は流れ、記憶と正気を取り戻し、罪滅ぼしの旅の最中であるジェラールにエルザは出会う。
こんなことをしてもシモンは戻らない、今まで自分がしてきたことはとても償える罪じゃない、俺はやはり死ぬべき人間なんじゃないか、そんな思考の迷宮から抜け出せないジェラール。
俺はお前みたいに強くないんだ、と弱々しいジェラールにエルザは激昂する。
償えないほどの罪だろうが死んで終わらそうとするのは自己満足でしかないという台詞。

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