ダメな私に恋してください(ダメ恋)のネタバレ解説まとめ

「ダメな私に恋してください」とは、中原アヤによる日本の漫画作品。集英社「YOU」にて掲載された。単行本全10巻。29歳独身、無職で貢ぎ体質の柴田ミチコが大嫌いだった元上司・黒沢歩の力を借りて人生をリセットする物語。
2016年1月に日本テレビにて、深田恭子主演でテレビドラマ化された。

疲れた時に心の拠り所になるような場所って誰にでも必要だろ?

脱サラして喫茶店を始めようとしている黒沢の店に対する思いが分かる一言。
ミチコは喫茶店の店員などおよそ似合わないような厳つい男たちが喫茶店開店に向けて懸命に働くさまを見て不思議に思った。ビラ配り中にその男たちから黒沢が店に寄せる思いを教えてもらった。ミチコの元上司である黒沢は会社員時代ミチコにキツく厳しくあたっており、にこやかに笑う姿など全く見たことなかったのに、開店準備の忙しい中、楽しそうに準備する黒沢を不思議な思いでミチコは眺めていた。アルバイトたちが帰った後、黒沢と語り、完璧だと思っていた黒沢も疲れることがある人間だったのだとミチコは気づいた。その疲れた心を癒す拠り所としての喫茶店、皆の居場所を作りたいという黒沢の思いがよくわかる一言。

引用:ダメな私に恋してください 1巻

私だって次こそは報われる恋がしたいよ

29年間、誰とも交際したことがなく、男に貢いだ経験しか持たないミチコは、幸せになりたいと強く思っていた。年下の大学生に貢ぎ、消費者金融にまで手を出し、いかがわしい店で働き、身を崩しそうになっていたミチコを救ってくれたのは、世界一苦手と思っていた元上司・黒沢だった。会社員当時はミチコにきつくあたり、悪魔だと思っていた黒沢が、口は悪いが実はとても優しく面倒見がいい人だと分かったものの、それが保護者として優しいのかミチコだから優しいのかわからない。恋愛経験の乏しいミチコはその優しさに心が揺れるが、恋愛経験がないゆえにそれ以上進むこともできず、黒沢の言動に一喜一憂してしまう。果たして黒沢に恋をして報われるのか報われないのか、自問自答してしまうミチコの一言。

引用:ダメな私に恋してください 2巻

それだけは誰にも負けてねえから。俺が保証してやる

再就職した会社の女子社員は若く可愛い女子力の高い子ばかり。あまり働くタイプではなく、部長たちも困っていた。人事担当者が代わり、見た目よりも能力重視の女子社員が入ってくるようになり、仕事をする社員としない社員の間で揉めるようになってきた。年上として年下の社員の指導を任されたミチコだが、人をビシッと叱ったりできず、どっちつかずの態度をとってしまい、両方から板挟みになり、ストレスが溜まりまくっている。黒沢に愚痴っていると、黒沢は「お前がそうやって中途半端だからイライラされんだよ。指導はそのしっかりした新人に任せてお前はお前の仕事をしろ。人には適材適所ってのがあんだよ。おまえは根性だけでやってける場所探せ。それだけは誰にも負けてねえから。俺が保証してやる」とミチコを励ます。

引用:ダメな私に恋してください 5巻

自分の男くらい自分で決めろ

会社の同僚・最上大地と結婚前提で付き合うことになったミチコは、初カレができて幸せいっぱいのはずだった。しかし最上の両親が入院することになり、かつて大学生に騙された時のことを思い出し、また騙されているのではないかと、疑心暗鬼になってしまう。ミチコを心配する黒沢は詐欺だと言い続けており、本当にその通りなのかとミチコは不安になってしまう。ミチコが本当に最上が好きで信じているのならば、黒沢が何を言ったところで、そんな疑いは持ちようもなかったのに、黒沢の軽い一言で気持ちがぐらつくなんておかしいと黒沢は言う。最上を信じ切れず、黒沢に決めてもらおうとするミチコに自分の気持ちは自分で考えろ、と諭す一言。

引用:ダメな私に恋してください 5巻

無理をしなくてもつき合える人がいつかきっと現れますよ

会社の同僚・最上大地と別れ、傷心のミチコは傷ついた心を癒そうとまたもや追っかけを始めてしまった。偶然にもそこで会社の新人・門真と出会い、最近ミチコの様子がおかしかったことを聞かれた。ミチコは彼氏と別れたこと、自分が至らなかった事などを話していると、門真からミチコは自分を良く見せようと無理をする傾向にあると分析された。ミチコは確かに最上と付き合っている時、本当は肉好きで誰よりも多く食べるのに、女らしく見せようとサラダしか頼まなかったなど無理をしていた自分に気づいた。門真は無理をして疲れたから防衛本能が働いたのだとミチコに言ってくれた。そして、無理をしなくてもつき合える人がいつかきっと現れると励ましてくれた。
彼女とはこうあるべき、と頭でっかちに考えていて、無理ばかりしていたミチコにとって、目からウロコだった一言。

引用:ダメな私に恋してください 6巻

最上を詐欺師だと勘違いしてしまったことを正直に謝るシーン

結婚前提で付き合っていた最上大地の両親が入院したことをきっかけに、かつて大学生に入院費を払いたいからお金を貸してくれと言われた時のように、騙されるのではないかと疑心暗鬼に陥ったミチコ。喫茶ひまわりでミチコと黒沢の仲良さそうな雰囲気に焦りを覚えた最上が婚約指輪を渡し、婚姻届けを用意し、ミチコの両親に挨拶まで強引に進めようとしたが、あまりの強引さにミチコの疑いをより強めてしまい、破局してしまった。後に、最上詐欺師説は誤解が解けたものの、きちんと謝っていなかったミチコはモヤモヤしたものを感じていた。一方の最上も、具合の悪い両親に早く嫁を見せてやりたいと焦り、ミチコの気持ちを無視して結婚を強引に進めたことを反省しており、2人の間にはわだかまりが残ってしまっていた。
ミチコが実は疑っていました、と正直に謝り、悪いのは最上を信じられなかった自分だから、もう自分を責めないでほしいと訴えた。黙っていれば済んだ話だったのに、、正直に話したミチコに最上は、誰も悪くなかった、出会うタイミングが悪かったのだと言い、2人のわだかまりが解けたシーン。

引用:ダメな私に恋してください 6巻

主任がここでお店を続けるのは お店とお店に来る人を愛してるからです!

喫茶ひまわりの経営は順調だったが、権利を持つ祖母・薫が突然店に現れ、店を手放すことにしたので、閉店してほしいと言ってきた。祖母の意思ではなく、父が祖母に圧力をかけているのだとすぐに察知した黒沢だったが、権利を持ち店を誰よりも大切にしていたはずの祖母が決めたことには逆らえない。しばらくして本当に店は閉店してしまった。これに反対したのは、弟・歩の自由と引き換えに会社を継いだ黒沢の兄・一と夫の勝手に怒った黒沢の母だった。権利を買い戻し、黒沢に店を再開させろと2人はいうが、黒沢は父に話を通さないうちは開店しないと意地を張る。薫のお見舞いに行った時に、黒沢の父を見かけていたミチコはその恐ろしさに太刀打ちできないと弱気になっていたが、黒沢が説得するのならば自分も手伝うと申し出た。店は戻ったものの、開店しない黒沢を心配したミチコが店を訪ねると、黒沢の父がやってきており、黒沢を責め立てていた。扉の前で様子を窺っていたミチコは、黒沢父の「何のためにこの店を始めた」という問いにすぐに答えられない黒沢に代わり「愛です!」と答えた。「主任はここに来る人たちのためにこのお店にいるんです!元気がない人においしいごはん作ってあげて、話を聞いてあげて、ここに来た人みんなを元気にしてあげるためにこのお店があるんです!主任がここでお店を続けるのはお店とお店に来る人を愛してるからです!」
黒沢がお店をやる理由を理解し、ミチコが黒沢の思いを代弁した一言。

引用:ダメな私に恋してください 8巻

黒沢がミチコの父にミチコが大切だと説明するシーン

三十路になっても結婚する様子のない娘を心配したミチコの父は、しきりに見合いを進めてきていた。彼氏ができたと報告しても、結婚してくれない彼氏とは別れて実家に戻り見合いをしろと、言ってきた。黒沢の前で言われた暴言の数々にミチコは思わず父に平手打ちをし、「お父さんの顔なんか二度と見たくない」と言ってしまった。ミチコと付き合ってはいるものの、ミチコの親とは会ったことがなかった黒沢はこれを機に挨拶に行こうとミチコとともにミチコの実家へ向かった。ミチコは父親と2人でじっくりと話し、一回は結婚を断られたものの、これから頑張っていい女になってもう一度プロポーズするから、待っててくれと話し、父と和解することができた。
黒沢は、ミチコの父と2人の時に、自分の正直な気持ちを伝えた。「僕は今まで誰とも結婚しないつもりでいました。…僕は頑固で人の言うことも聞かないし、それで店を開いて好き勝手やってるところもあるんで、自分の勝手に他人を巻き込むのも嫌だし、家庭を持つっていうのも正直あまりピンときてなくて…。でも柴田…いえミチコさんのことは大切に思っています。彼女の素直さと明るさにはいつも助けられてます。…まあ、心配もかけさせられますけど。…最近彼女といると時々思うんですよ。彼女となら迷惑をかけたりかけられたりしながらでも毎日楽しくやっていけるんじゃないかって」
自分の親と折り合いが悪く、一時期グレた時期がある黒沢には家庭というものがよくわかっていなかったが、ミチコとならば一緒にやっていけるのではないかと心情を告白したシーン。

引用:ダメな私に恋してください 10巻

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