ハイスコアガール(High Score Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ハイスコアガール』は、押切蓮介によって連載されている漫画作品。ゲーマーである主人公ハルオの視点でゲームの歴史を丁寧かつ楽しく描いている。小学生時代の前半はゲームを中心としたコメディ展開が多いが、高校生に近づくにつれて恋愛描写やシリアスな展開が起きる。しかしながら全編に渡って散りばめられたコメディ要素は読者とクスリとさせてくれ、決して疲れさせることはない。

中学生時代。実家の酒屋の前に設置された筐体で遊んでいたハルオから「俺みたいなゲーマーは目障りだろうから無視してくれよな」と言われた際の小春の呟き。
小春がハルオを目障りどころか、どこか惹かれていることに気付かせる一言。

その馬鹿女はすぐ近くにおりますよー…

中学生時代。ハルオにバレンタインチョコを渡すもの好きなんて相当な馬鹿女だろうと噂するクラスメイトの言葉を聞いた小春の心の中の一言。
義理とはいえハルオへの興味・関心・そして好意を思わせる。

ああ…なんで…こんなワケのわかんない片想いしてんだろ…

中学生時代。修学旅行中みんなとはぐれてしまったハルオと小春。偶然見つけた筐体でゲームを行うが、ハルオへの好意を自覚した小春にとって2人を繋いでくれた、しかし同時に2人の間に立っている筐体がちょっとだけ憎らしく感じる。
ハルオと一緒にいられる唯一の時間がゲームなのに、今はそのゲームが憎らしい。そんな小春の複雑な心境を語る一言。

お前…なんでこんなもん……いまだに持ってんだよ…

中学生時代。修学旅行先の格闘ゲーム大会で手を抜かれたと思ったハルオは大野とリアルファイトを行い、その弾みで大野の胸に下げられた指輪を見つける。それは小学生時代の別れ際にハルオがプレゼントしたものだった。
大野の想いにハルオがほんの少しだけ気付くターニングポイント。

俺は大野と一緒にいてえと思っているんだ

中学生時代。進路について悩むハルオはもし大野と別々の高校にいっても時々ゲームセンターで会えればいいと考えていた。
しかしその想いは違う。自分に正直になれと自問自答した結果の一言。
ハルオの大野への想いが初めてストレートに表現された。

私は矢口君のことが好き

高校生時代。偶然ハルオの部屋で大野とハルオの2ショットプリクラを見つけた小春は耐えきれずハルオに告白する。
長年溜めてきた想いが爆発し、涙を浮かべながら発した一言。

今まで何の景品が嬉しかったよ?

高校生時代。ハルオから大野への質問。
この質問に対し大野は無言で胸元からハルオからプレゼントされた指輪を取り出す。
ゲームセンターの景品。陳腐な造りの指輪。しかし大野にとっては宝物。それは何故宝物となりえたのか?
大野がハルオに想いを伝え、その想いにハルオが気付くシーン。

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