ハイスコアガール(High Score Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ハイスコアガール』は、押切蓮介によって連載されている漫画作品。ゲーマーである主人公ハルオの視点でゲームの歴史を丁寧かつ楽しく描いている。小学生時代の前半はゲームを中心としたコメディ展開が多いが、高校生に近づくにつれて恋愛描写やシリアスな展開が起きる。しかしながら全編に渡って散りばめられたコメディ要素は読者とクスリとさせてくれ、決して疲れさせることはない。

業田 萌美(ごうだ もえみ)

画像左が業田萌美

大野家の家庭教師。大野家の姉妹の監督係兼教育係として、多岐にわたる教養の稽古を指導・監督している。
教育方針はストイックかつスパルタが度を過ぎており、カリキュラムの厳しさや私生活への過干渉から大野姉には真っ向から反抗され、大野もたびたび脱走を試みている。大野とハルオとの恋愛にも言語道断の姿勢を取り、直接矢口家に乗り込んでハルオに絶縁を宣告する。

大野 真(おおの まこと)

ヒロインである大野の姉。業田先生に真っ向から反発し自由奔放な生き方をしているが、そのせいで大野が厳しい教育環境に晒されていることを申し訳なく思っている。
大野に優しく接するだけでなくハルオにも度々接触してどうにか大野との仲を取り持とうと日々奮闘している。

『ハイスコアガール』の名シーン・名場面

な、何すんだぁ!? 病欠でかわいそうな俺に冷水ぶっかけるなんてよ~っ ん!? お、大野!?

小学生時代にて風邪を引いたハルオの家にプリントを届けに行った大野はそこで沢山のゲームと触れあい、新しい世界を見る。
病み上がりのハルオはプールサイドで授業を見学するが、そんなハルオに大野は思い切りプールの水をぶっかける。
「また俺の家でゲームをやろうって算段だな!?」と適当な事をいうハルオだったが、まんざらハズレでもないその指摘に頬を赤らめる大野。
大野の感情が垣間見える貴重なシーン。

じゃあさ、またしんどくなったら逃げてこいよ…

小学生時代にて学区から遠くにあるゲームセンターに冒険がてら行ってきたハルオと大野。その帰り道で大野の家庭環境が縛りだらけの息苦しいものだと知るハルオはこの一言を発する。
この言葉を受けた大野は夕日の中感情の読めない表情を浮かべるが、その内情には確かに何かが灯っていた。
2人の関係が変化を始めたシーン。

あれ…なんで俺今…緊張したの…?

小学生時代にてクラスメイトと共に行った遊園地にて居場所のないハルオはゲームセンターに行き、大野も同じようにゲームセンターへ行く。そしてそのまま2人はクラスメイト達と別れて行動し遊園地のアトラクションを楽しんだ。
その最後に乗ろうとした観覧車。それは大野がクラスメイトの男子から誘われ断っていたアトラクションだった。
何故自分は大野に観覧車に誘われているのか、そして何故自分はこんなにドキドキしているのか。
ハルオが大野への気持ちに微かに気付くシーン。

う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"

小学生時代。大野が海外の学校に転校する際ギリギリで空港にやってきて指輪をプレゼントしてきたハルオ。
そんなハルオに抱き着きながら大野が放った言葉にならない声。
普段無口な彼女のハルオへの想いが爆発したセリフである。

…今日まさか…矢口君と肩を並べてゲームするなんて思ってもなかった…

中学生時代。大雪の降った街で帰り道に困った小春を駄菓子屋ゲームセンターに誘うハルオ。ハルオの隣で生まれて初めてゲーム筐体に触れた小春が動揺しながらも放った一言。
この後雪が弱まった帰り道でハルオが駄菓子屋が潰れてしまうことを嘆き、店主のおばあさんの元気づけのために通っていることを知った小春は次第にハルオに惹かれていく。

え…なんでそんな事言うの…?

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