Wakfu(ワクフ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

Wakfu(ワクフ)とはフランスのANKAMA社制作のアニメーションのことである。同名のMMO(オンラインゲーム)の世界観を元にオリジナルのストーリーが展開される。ショートムービーから漫画まで様々なスピンオフ作品が作られている。
2008年にフランスで第1期が放送、2017年7月23日にディズニーXDにて日本語吹き替え版の放送が決定した。

何処へ行っていたの、小さないたずらっ子!

船が難破し、オマ島にばらばらに漂着してしまった一行。ユーゴ以外はすぐに合流できたのだが、ユーゴだけが見つからないままだった。
アマリアたちはユーゴを探しているうちにグルガログランの住処に迷い込んでしまう。その挙句、侵入者と間違えられ攻撃されてしまう始末。侵入者ではないと誤解が解けた頃、ようやくユーゴが合流する。瞬間移動のポータルを使って目の前に現れたユーゴに駆け寄ってアマリアが言った台詞。
母親のような説教をするアマリアだが、12歳のユーゴとは2歳しか歳は離れていない。

第1期から、こうして何かとユーゴに真っ先に駆け寄って抱きしめるのはアマリアである。その口調は子供に諭すようなもので、抱きつく仕草も恋愛的というより家族的な感情によるもの。
その後、第2期及びその後のスペシャルエピソードを経て、アマリアのユーゴへの恋心が育まれていく。手のかかる「いたずらっ子」からひとりの「男性」として意識していくようになる。

兄様は私を二度も幼稚だと言ったのよ!

サディダ王国の「生命の木」を狙って侵略しようとするノックスを迎え撃つために国民が一丸となって戦おうと提案するアマリアを、アマリアの兄であり王国の王子であるアルマンドは厳しい言葉とともに却下する。
「民は兵士と違って戦争のための訓練を受けていないのだよ、アマリア」と言うアルマンドに、アマリアには自分の訴えを真面目に聞いていないだろうと反発する。兄は次期国王として立派に振る舞おうとしているみたいだけれど嫌いだと怒るアマリアに父である国王は諭す。

「巡礼の予言を受けたあの日の夜、お前がエヴァンジェリンを伴って王国から飛び出したことは知っている。私は激怒し、衛兵に取り押さえさせ連れ戻し1年ほど幽閉しようとしていた。それを止めたのがアルマンドだ。あいつはエヴァンジェリンが一緒ならば大丈夫だろうと言い、私の怒りを宥めたのだ。それどころか、妻(アマリアとアルマンドの母)の死によって気が立っていたことを指摘し私を諌めたのだ。心配のあまり過保護になり幽閉しようとする心の呪縛、金色の檻から出なければならない、と」

アマリアのことを馬鹿にしているわけでも軽く見ているわけではない。本当にアマリアのためを思うからこそ厳しい言葉で注意するのだと諭され、兄の心を知ったアマリアはアルマンドと和解。協力してノックスを迎え撃つために戦いの準備をする。

木々や植物が不安がっているのを感じるの

植物と心を通わせることができるサディダのアマリアは、人一倍植物の心に敏感である。
サディダ王国を侵略せんとノックスの機械兵器が現れたことで、森がざわついているということを鋭く感じ取り、こう言って皆に警告した。
この後、ついにはノックスの攻撃によって森が破壊され悲鳴をあげる植物たちの悲しみに心を飲まれてしまう。

アマリアの植物を思う心優しさが表れるシーンとなっている。

トリストパンの名言・名セリフ

この剣は本当に腹立たしい!

悪魔「シュシュ」の1体、ルビラックスが封印された剣を管理するのが「シュシュの守護騎士」と呼ばれるトリストパンの使命である。
師匠から託された役目を果たそうとするトリストパンだが、ルビラックスにたびたび身体を乗っ取られてしまう。
それだけでなく、普段でも侮蔑や嘲りの言葉を投げかけられることもしばしば。そのたび腹いせにルビラックスの剣を地面や岩に叩きつけて悲鳴をあげさせている。
この台詞もその悪態の時の台詞である。

後にルビラックスはトリストパンを認め、トリストパンのよい相棒となる。

それから俺をバカップと呼ぶんじゃない!

トリストパンの種族は猪突猛進の剣士「イオップ」である。
考えるより先に行動する勇敢な戦士であるが「それゆえにおつむが追いつかない」というのが特徴であるイオップは嘲りをこめて「バカなイオップ」略してバカップと呼ばれる。
トリストパンも例に漏れず、5からのカウントダウンができなかったりとバカップっぷりを発揮する。

「バカップ」は次第に嘲りの意味ではなく、親しみを込めた愛称「おバカップ」に変化する。

それは俺が望んでやったことではない!

サディダの王国にたどり着いた一行が食事を取っていた時、王国の兵士からイオップ=バカを揶揄されて怒り、乱闘に発展。バカにし侮蔑の言葉を投げかけてきた兵士をのしたトリストパンはアルマンド王子と対決することになるが、一方的に叩きのめされてしまう。
無力を笑われたトリストパンはルビラックスの悪魔の囁きに乗って身体を明け渡す。そしてシュシュの力を振るい、それを止めに入ったエヴァンジェリンの弓を壊してしまう。
弓使いの種族であるエヴァンジェリンにとって、弓はとても大事なものである。それを破壊され、涙を浮かべるエヴァンジェリン。
王子を見返してやりたかっただけなのに、エヴァンジェリンの弓を壊すという結果になったトリストパンは絶叫し、王国を飛び出す。
その絶叫のシーンで発した、トリストパンの苦悩がわかる台詞。

このことはトリストパンの心に傷を作り、シュシュの守護騎士である役目も放棄してルビラックスを手放す決意までさせてしまう。
「女性の心というものは弓よりも強くしなやかなものだ」と師匠に諭され、そしてルビラックスを打ち負かして再びシュシュの守護騎士の名を背負うことをきっかけに払拭された。

この前後からトリストパンとエヴァンジェリンの距離は急接近する。

俺たちは伝説じゃないんだ、ルビラックス

エヴァンジェリンの弓を壊したことでシュシュの守護騎士の役目を放棄しルビラックスを手放す決意をしたトリストパンが言った台詞。
伝説に語り継がれるような英雄になることがトリストパンの夢だったが、弓を壊すという悲しみを与えてしまったことで「伝説の英雄のような素晴らしい人物にはなれない、自分にはそうなる資格がない」と言う。

この後、守護騎士の制服である服を脱ぎ捨て、半裸で炎天下の砂漠をさまよう。
その先に待っていたのは師匠のもとであり、彼はそこで挫折した心を再び復活させ、守護騎士の矜持を取り戻す。

俺は伝説に足を踏み入れたんだ

ノックスの最終兵器「レイザータイム」からエヴァンジェリンを庇ったトリストパンが言った台詞。
「言ったろう、騎士というものの役目は……プリンセスを守ること!」と相棒ルビラックスの力を解放し、レイザータイムの一撃から身を挺して庇ったことで瀕死の重傷を負ってしまう。力なく膝から崩れ落ちるトリストパンを抱きしめるエヴァンジェリンだったが、トリストパンは死んでしまう。

伝説というものは英雄が死してから生まれるものであり、「伝説に足を踏み入れる」ということは「ここが伝説の始まり=自らの死であること」と自らの死期を悟った台詞。

ルビラックスの名言・名セリフ

おしゃべりはそこまでだ、これ以上の台詞は憎悪が代弁するであろう!

第1期1話にて、トリストパンの身体を乗っ取り化物となったルビラックスがエメルカ村を襲い、それを止めようとしたユーゴと口論になった時に言った台詞。

4つの力の悪魔「シュシュ」であるルビラックスは野蛮で凶暴な性格を持つ。そのためすぐに殺す、壊すなどの物騒なことを言う。
だが、バカップと嘲笑される主人に反してその言い回しはどこか知的。「あれこれ言い合うのはもういい、俺がお前を殴って殺してやる」と言うだけでもルビラックスは見出しのような表現をする。
短絡的で直情的な主人よりも賢く見えると視聴者の好評を買った台詞である。

俺を解放して、シュシュの戦い方を見せつけようぜ

第1期において、トリストパンが苦戦するたびにルビラックスが言う台詞。初出は第1期2話からだが、それに限定せず様々なシーンでこう言う。
強大な悪魔であるシュシュを武器に封印してその力だけを引き出すのが守護騎士の能力である。もし、使役するシュシュから主人と認められないまま武器から解放すれば主人の身体を乗っ取って化物に変化してしまうというリスクを持つ。
つまり、トリストパンのことを「師匠から剣を受け継いだだけの若造」と侮っているルビラックスを解放してしまうと、ルビラックスはトリストパンの身体を乗っ取って化物の姿になり好き勝手に暴れ回ってしまうことになる。
ルビラックスからすれば自分を封印する鬱陶しい剣から解放され自由になることができるので、たびたびこうして「自分を解放すれば、トリストパンは目の前の敵を返り討ちにできるのだからお互いにメリットはあるだろう」と誘惑する。当然ながら、解放されたその後トリストパンに身体を返すつもりはない。

第1期後半できちんとトリストパンの力を認めた後も同じような台詞を言うが、その時は「ともに戦おう」という相棒のような意味になる。

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