海賊房太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

海賊房太郎(かいぞく ぼうたろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。自分の王国を作りたいという野望を持ち、金塊を狙う。高い潜水能力とカリスマ性を持ち、金塊の在り処を刺青の暗号無しである程度特定している。初登場時は杉元一行と死闘を演じたが、杉元一行と手を組み、行動を共にした。その後紆余曲折を経て、札幌麦酒工場で第七師団から逃げる途中、撃たれそうになった白石を庇って死亡した。

本作『ゴールデンカムイ』の主人公。「不死身の杉元」の異名を持つ。異名の由来は日露戦争の203高地を巡る激戦で、首を撃ち抜かれながらも突撃し、複数のロシア兵と死闘を繰り広げて生還した事から。鬼神の如き強さを持ち、ヒグマと正面から戦いを挑んで何度も生還している強者。「不死身の杉元」の異名の通り、銃で頭を撃ち抜かれようと、ヒグマに殴られようと死なない。敵に対して容赦はなく、倒した刺青の囚人の皮を何度も剥いでいる。アイヌの金塊を求めてアシリパと行動している。仲間も時々恐れる冷酷さを持つ一方、乙女で優しい一面を持つ。金塊を探しているのも、戦争で死んだ親友の奥さんの病気を治す為である。またアシリパと出会い、アシリパの力になろうとしている。敵に対しては冷酷で恐ろしい存在だが、本来の人柄は優しい人物である。故郷では家族を結核で失い、周囲から孤立する。一人家を出た過去を持つ。

アシリパ、白石、ヴァシリと共に行動し、石狩川を下って江別に向かうため輸送船「上川丸」に乗船。そこに強盗目的で乗船してきた、海賊とその手下達と遭遇。駆け引きの末、海賊と死闘を繰り広げる事になる。海賊の得意とする水中戦で機転を利かせて勝利した。また、船の外輪に巻き込まれて死にそうになっていた海賊を救出し、手を組む事を決断した。理由は海賊が刺青人皮以外の方法で金塊が集められた地域をある程度特定している、という特殊な情報を持っている為。

海賊と手を組んだ杉元達は共に札幌へ向かう。札幌には他の金塊を追う勢力が一同に会していた。札幌の洋食屋で、同じく金塊を狙う土方一派と遭遇。海賊達と共に戦いになるも、アシリパの仲裁もあり手を組む事になる。その後、土方一派が追っていた刺青の囚人ジャック・ザ・リッパーを捕える事になり札幌麦酒工場へ向かう。そこへ第七師団も加わり、乱戦となる。その最中、追い詰められたジャックが火を放った事で建物全体が火と煙に覆われる。ジャックはアシリパと杉元の活躍で仕留めたものの、煙に巻かれてアシリパ、杉元、仲間の門倉は建物の中に閉じ込められてしまう。杉元は煙で意識を失いそうになり、絶体絶命のピンチになる。そんな中海賊が助けに来たが海賊は杉元に襲い掛かる。杉元は抵抗したが、体のダメージと煙を吸ってしまった為体の自由が利かず、海賊にアシリパを攫われてしまう。海賊は己の野望の為に杉元達を裏切り、金塊を奪おうとしたのだ。尚、海賊はこの後第七師団にアシリパを奪われてしまう。杉元は這いつくばりながら、アシリパを探していた所を白石に助け出される。

建物の外に脱出した杉元は、海賊を発見し銃剣で襲い掛かる。海賊も応戦し戦闘になるも、杉元に殴り倒された海賊は降参した。それでも杉元は海賊に止めを刺そうとしたが白石に制止される。海賊の口からアシリパを第七師団に奪われた事を聞き、第七師団を追うことになる。そこへ白石に肩を貸された海賊がやってきて、倉庫の中で見つけた札幌麦酒の宣伝車に乗ることになる。海賊の運転で第七師団を追い、第七師団が偽装で乗っていた消防車に飛び乗り白兵戦を繰り広げるも車両から振り落とされる。後を追うため、宣伝車に戻るも海賊は銃撃戦で致命傷を受け絶命していた。海賊に代わり、宣伝車を運転しようとするも上手くいかず材木に衝突し、その衝撃で海賊の死体を前に放り出してしまう。

海賊とは死闘を繰り広げたり、協力したりと関係が二転三転していた。海賊の家族も杉元同様に庖痘で全員失い、故郷を追われた事を知った時には、杉元は物憂げな表情を浮かべていた。「故郷」を失ったという点で海賊と杉元は同じ境遇で共感していたようにも取れる描写である。海賊と杉元は時に敵対していたが、憎むべき仇敵という程ではなかった。

白石由竹(しらいし よしたけ)

24人の刺青囚人のうちの1人。「脱獄王」の異名を持つ。その名の通り、あらゆる監獄から脱獄をしている。体の関節を自在に外す事が出来、頭がようやく通り抜けられるほどの穴でも体を滑り込ませて通り抜ける事ができる。杉元とはアシリパに次いで親しい仲間であり、ムードメーカーである。網走監獄では海賊と同房だった。冗談を言い合えるような仲で、脱獄後も表面上は親しげであった。

杉元、アシリパ、ヴァシリと共に石狩川を下り、江別へ向かっていた。その輸送船「上川丸」で、強盗目的で乗船してきた海賊と遭遇。網走監獄で親しかった為、海賊と話をすることになる。表面上は話し合いをしていたが、金塊争奪戦においては敵同士の為、裏では海賊の仲間になって腹を探ろうとしていた。結果的に海賊と敵対することになり、杉元共々殺されそうになる。しかし、アシリパの機転のお陰で命拾いした。海賊との死闘を経て彼と手を組む事になり、行動を共にする。その後は札幌で土方一派と手を組み、札幌麦酒工場で刺青の囚人ジャック・ザ・リッパーを追いかける事になる。

ジャック・ザ・リッパーは札幌麦酒工場で杉元たちによって倒されるが、同時に第七師団との乱戦となる。このタイミングで海賊が裏切った為アシリパは攫われ、杉元は火事の煙の中で取り残されてしまう。外に居た白石は燃える建物に飛び込み、白石は杉元を救出する。救出された杉元は海賊の姿を発見し、襲い掛かる。戦いの末、杉元は海賊を殴りつけ銃で止めを刺そうとする。それを白石は必死で止め、杉元にアシリパの居場所を聞くように説得。海賊は杉元達にアシリパが第七師団に奪われた事を伝える。杉元は第七師団を探しに走り、白石は傷だらけの海賊に肩を貸す。近くの建物で札幌麦酒の宣伝車を発見し、杉元と合流してから宣伝車で第七師団を追う。海賊が運転し、助手席に白石、後部座席に杉元が乗車した。追われる第七師団は銃で追ってくる宣伝車に応戦する。海賊はそれを卓越した運転技術で躱し、アシリパの乗る消防車に追いついた。そこで消防車に乗っていた第七師団の鶴見中尉に撃たれて、海賊は腹に弾丸を受けてしまう。そんな海賊に代わって白石が宣伝車を運転することになるが、素人の白石に運転は出来ず宣伝車はふら付いてしまう。そこへ白石に向かって第七師団の菊田がリボルバーの狙いをつける。その瞬間、海賊が白石を押しのけた。弾丸が発砲され、海賊は致命傷を負ってしまう。白石は海賊に助けられたのだ。

海賊は白石に自分の子供達に自分の事を語り継ぐように言い、持っていた刺青を託す。そして、今わの際にアイヌが最初に金塊を隠した場所を伝えて海賊は絶命した。白石は海賊が独自に入手した金塊の情報を受け継ぎ、杉元一行に伝える役割を果たした。

アシリパ

本作『ゴールデンカムイ』のヒロイン。アイヌの少女。のっぺらぼうの娘であり、刺青の暗号の鍵を知っている唯一の人物である。金塊争奪戦の最重要人物である。海賊は当初、彼女がのっぺらぼうの娘である事を知らなかった。しかし、彼女の風体から金塊争奪戦の重要人物である事を見抜いた。白石によってアシリパの正体が明かされると、海賊は彼女にとある金貨を渡した。この金貨は海賊が支笏湖を調査した時に見つけたものであった。この金貨から、アシリパは父が仲間のアイヌを殺して金塊を奪っていない事を確信する。

札幌麦酒工場で煙に巻かれて動けない状態に陥る。その際、杉元と一緒にいたが助けに来た海賊は杉元を殴りつけ、アシリパだけを連れ出す。建物から逃げ出す最中に海賊が第七師団に襲われた事で、アシリパは第七師団に囚われてしまう。その後を改心した海賊、杉元、白石の三人で追いかける事になる。最終的に第七師団は消防馬車を使って逃走し、その後を海賊の運転する札幌麦酒宣伝車で追跡するという形になる。海賊はこのカーチェイスの果てに撃たれて死んでしまう。

上エ地圭二(うえじ けいじ)

刺青の囚人の一人。人の残念がる顔が大好き。子供を締め殺して埋めた罪で網走監獄に投獄された。かなり性格が歪んでおり、様々な人間から嫌悪されていた。

海賊を網走監獄時代に騙した事がある。海賊に接触し、「外役の際、海賊の叔母と名乗る人が会いに来ているのを見た」と嘘を吹き込んだ。当初は話半分に書いていたが、一年間同じ事を言われ続け海賊は少し期待していた。そこへ外役の時に上エ地と一緒に繋がれていた牛山が海賊と同房になる。牛山はそんな人間は見た事がないと海賊に言い、上エ地の嘘が発覚。海賊に問い詰められた上エ地は海賊の残念がる顔を見て大笑いした。それに怒った海賊は、上エ地を半殺しにして懲罰房に入れられた。

脱獄後上エ地は自分の刺青の暗号を別の刺青で上彫りし、暗号解読をできない様にした。目的は金塊を狙う人々の残念がる顔を見る為である。そして、同じ刺青の囚人の若山に接触。後の若山の言動から、この時上エ地に刺青を集めても暗号は解けない事を伝えられたと捉えられる。上エ地の台無しにされた刺青の暗号を見せられたと考えられる。そして、刺青を集めても無意味だと判断した若山は賭場で負けて持っていた刺青人皮を手放す。その後自分の刺青を狙ってきた海賊を捕えた後、刺青を集めても無意味な事を伝えて何もせずに解放している。それを見た海賊も刺青を集める事を辞め、独自の方法で金塊を探すようになった。結果的に上エ地は金塊争奪戦に新しい展開を持ち込んだ。だが、実は刺青が全部揃わなくとも暗号の解読は出来る事が後に判明する。そしてその暗号解読にはアシリパしか知らないキーワードが必要な事が明らかになり、アシリパ争奪戦が後に繰り広げられる事になる。

札幌で飴玉売りに紛争し、子供を騙して絞め殺そうとしていた所、牛山と遭遇。逃走する最中、海賊を含む杉元一行が食事をしていた西洋料理店に牛山に吹き飛ばされて突っ込む。駆け付けた土方達と海賊達が乱戦している間に逃走した。この乱戦の後、杉元一行と土方一派が手を組んだ為上エ地がきっかけを作ったと言える。

二瓶鉄造(にへい てつぞう)

刺青の囚人の一人。マタギで狩猟に対して独自の価値観を持つ。「勃起」が口癖。自分が仕留めた獲物を横取りしようとした人間を三人殺害して投獄されていた。脱獄後は猟犬リュウと共にアシリパの相棒で絶滅寸前のエゾオオカミ、「レタラ」を狙っていた。狩猟は一発だけの真剣勝負であるという考え方から、旧式の単発式ライフルを愛用している。第七師団に所属していた元マタギの谷垣源次郎(たにがき げんじろう)と行動し、戦争という極限状態を経験して本来の自分の在り方を見失っていた彼をマタギの道に連れ戻した。最後はレタラとの一騎打ちに臨むが、レタラには実は伴侶がおり、二匹のエゾオオカミの連携により殺される。彼の魂とも言える単発式ライフルは谷垣に受け継がれた。

狩猟に対する自分の価値観に従ったが故に殺人を犯したという、高潔ながら人の世とは相容れない精神の持ち主である。狩猟に対しては絶対に妥協しない人物であるが、悩みを抱えていた谷垣を導いたりと面倒見の良い人物でもある。房内で金塊を手に入れると語った海賊に対し、「入れ墨は脱獄の手段程度に思っておけよ」と忠告している。海賊とは白石と共に親しげであった。

松田平太(まつだ へいた)

刺青の囚人の一人。「道東のヒグマ男」と呼ばれる多重人格の殺人犯。人喰いヒグマの人格を持ち、本人の意思とは関係無く人を殴り殺して肉を喰らうという恐ろしい一面を持つ。だが元の人格は大人しく、お人好しである。一流の砂金採り師でもあり、砂金について専門知識を持つ。脱獄後はその能力を活かして北海道中の川や湖を探索し、砂金の採れる川とサンプルを集めた。海賊とは支笏湖に沈んだ砂金のサンプルを回収する為に手を組む。その際海賊は北海道中の砂金の産地を松田から教わり、その情報を元に金塊がかつて隠されていた場所を割り出した。刺青人皮以外で金塊の在処を割り出すキッカケを作った功労者である。『ゴールデンカムイ』のメインストーリーに新しい展開をもたらした重要人物である。

海賊と共に行動した一年後、杉元一行と出会い親交を深めるもヒグマの人格に支配されて杉元に襲い掛かる。死闘の末、最期はアマッポ(アイヌの狩人が用いる毒矢を用いた仕掛け罠)で自害する。この時、杉元一行は松田の砂金のサンプルとヒグマの木彫の煙草入れを入手した。これを後に海賊に見られた事から、海賊は杉元一行の目的が自分である事に気付き敵対することになる。

権藤公二郎(ごんどう こうじろう)

海賊の忠実な側近。「家臣」と呼ばれる手下に海賊の命令を伝えたり、海賊に情報を伝えたりした。また、上川丸船上で杉元一行と敵対した際には杉元と白石を背後から撃ち殺そうとした。この時はアシリパの放った弓矢がリボルバーに当たり妨害されている。戦闘の最中、海賊と杉元と共に石狩川に落下。そのまま回転する外輪に巻き込まれて死亡した。それを目の前で見ていた海賊が取り乱している事から、海賊の信頼が厚かった様子。

家臣

左側の3人が海賊の手下

海賊の側近、権藤の下の立場にいる手下達。海賊からは「家臣」と呼ばれている。下っ端的なポジションで荷物を運んだり、輸送船上川丸の客室を取り囲んだ。最期は上川丸で客室を襲おうとして、元ロシアの狙撃兵ヴァシリに脳天を次々と撃ち抜かれて死亡した。手下の死を知った海賊は怒り狂い、手下を撃ち殺したと勘違いされた郵便配達人を狙って錨を振り下ろしていた。この事から、海賊に信頼されていた様子である。

徳富川近くのアイヌ

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土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

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土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

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フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

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いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシとは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、土方歳三に道案内に雇われたアイヌの男性。コタン(アイヌの村)の周辺を蝗害に襲われて食糧難になったため、出稼ぎに出ていたところを土方たちに出会った。網走監獄で看守部長をしていた門倉利運(かどくら としゆき)と仲が良く、ふたりで行動することが多い。取り立てて強いわけではないが、五稜郭での最後の戦いではアイヌの土地の権利書を守るため勇敢に戦った。

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