龍が如く 維新!(Yakuza: Ishin!)のネタバレ解説まとめ

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PS3・PS4対応のアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズのスピンオフ作品。
今作は、主人公の桐生一馬を坂本龍馬(斉藤一)としてキャラ設定を変え、坂本龍馬が生きた幕末の時代を舞台にしたアクションアドベンチャーとなっている。
キャッチコピーは「かつて日本には、英雄がいた。」。

概要

「龍が如く 見参!」「龍が如く OF THE END」に次ぐ龍が如くの外伝シリーズ3作目として、過去に発売された「龍が如く 見参!」と同じく日本の歴史をモチーフとしたスピンオフ作品であることが、総合監督・名護市稔洋とプロデューサー・横山昌義のコメントにて発表された。
メインゲストとして、俳優の船越英一郎、高橋克典、桜庭ななみ、中村獅童、大東俊介、高橋ジョージら豪華俳優陣が出演。その他のゲストとしてグラビアアイドルの今野杏南やものまねタレントの原口あきまさ、元プロサッカー選手の稲本潤一と槙野智章、武田修宏が出演する。また、作品中に登場する筆文字を書道家の中塚翠涛が担当している。

本作は、「龍が如く4 伝説を継ぐもの」以降の複数の主人公を操作する形式ではなくなり、主人公は桐生一馬こと「坂本龍馬(斉藤一)」一人としている。
そして、ゲームクリア後の世界を楽しめる「プレミアムアドベンチャー(幕末漫遊)」のデータを、クリア時のステータスなどデータを受け継いで、強い状態から始められる「プレミアムニューゲーム」に引き継ぐことは不可となっている。なお、シリーズ恒例のダウンロードコンテンツと、過去のPS3における龍が如くシリーズの作品のセーブデータ引継ぎによる特典は今作にも存在するが、その引継ぎ特典はPS3版のみの仕様となっている。

ストーリー

土佐編(第一章)

剣の修行として江戸に出ていた坂本龍馬が故郷の土佐に戻ってくる。土佐は龍馬がいた頃とは変わっており、武士たちの中で「上士」と「郷士」という階級制度が設けられていた。郷士は上士より格下であるために、上士にいたぶられるだけの存在で人の扱いをされることはなく、その郷士の家族もまた同じように最低の扱いを受けるようになっていた。
そんな土佐に帰ってきて早々、龍馬は上士にいたぶられる郷士の嫁と子供を助けたことで、上士に逆らった罪として牢に入れられてしまう。そこで死刑を待つだけだったが、吉田東洋というひとりの土佐の役人が龍馬の窮地を救った。
東洋は、龍馬と、その兄弟分である武市半平太を幼い頃から親代わりとして育ててきた恩人だった。東洋は上士と郷士の階級制度で荒んでいく土佐を憂いており、土佐を改革するために龍馬と武市に是非とも協力してほしいという。
一方の武市は、龍馬が江戸へ修行に出ている間に、土佐勤王党という改革を起こす為の若い郷士たちの集団を作り、盟主となっていた。そこで東洋によって釈放された龍馬を、勤王党の筆頭として迎え入れ、共に土佐を救おうと呼びかけた。

改革決行が目前に迫ったある日の夜。龍馬は武市と東洋と3人で、高知城で打ち合わせをしていた。そこで武市は、龍馬を勤王党の筆頭に掲げようと提案したが、東洋はこれに反対。その理由を述べようとした瞬間、突然、謎の覆面を被った男が乱入してきて、東洋をその場で斬り殺してしまう。これに驚きながらも龍馬と武市は覆面の男に挑むが、覆面の男は強く、ふたりは返り討ちにあって取り逃がしてしまう。
さらに追い討ちをかけるように、東洋の死という異変に気付いた城からは追手が差し向けられていた。このままでは自分たちが東洋を殺した犯人にさせられてしまい、さらに武市は覆面の男によって手負いの身となっているため、追手と戦えば命を落としてしまう。進退窮まった武市を助けるため、龍馬は「土佐を頼む」と武市に言い残し、自ら追っ手の目を引いて逃亡劇を演じる。そして、そのまま脱藩し、京へ流れ着くのだった。

新選組編(第二章〜第六章)

それから1年。龍馬は京の寺田屋で「斉藤一」という偽名を使い、覆面の男の行方を追っていた。しかし、この1年の調査の中で見つけられた手がかりは、剣を交えた時に見た覆面の男の独特な構えが「天念理心流」という剣の流派のものだということだけだった。
京で一番腕の立つ情報屋・サイの風呂屋、薩摩藩軍賦役・西郷吉之助、長州藩士・新堀松輔、さらに東洋の元付き人の中岡慎太郎と出会い、彼らと交流することで情報を集めていく中、龍馬は天念理心流が「試衛館」という今はない道場のほんのわずかな出身者だけが使えるというところまで辿り着く。
さらに調査を進めていく中、岡田以蔵と呼ばれる剣士の男と出会う。以蔵は自分と同じ土佐勤王党に所属する藩士で、党内においてはかなりの剣の腕を持つ達者として知られた男で、龍馬とも何度か刀を合わせての勝負をしたことがあった。以蔵による案内で、龍馬は武市と1年ぶりの再会を果たした。
武市は龍馬が脱藩した後、土佐で上士に格上げされ、その力を使って勤王党をさらに大きくしたという。武市は土佐を変えることよりも幕府を倒すということに目的を移し、そのために京にやってきた。そして、「帝」と呼ばれる、日本の頂点に立つ人物を中心としての政治を目指しているため、幕府にとって危険人物として認識され、幕府直属の組織の「新選組」に追われる身となっていると語った。そこで龍馬は、武市の話から「新選組」にいる数名のみが「天念理心流」の剣術を会得しているということを知る。そして、その局長である近藤勇が天念理心流の宗家、つまり「覆面の男」の正体かもしれないと推察する。これ以上の情報は自分自身が入隊することでしか得られないと悟り、勤王党の筆頭に戻れという武市の説得を振り切り、龍馬は新選組の門を叩いた。
翌日、龍馬は入隊試験として二番隊隊長・永倉新八と刀を合わせる。そして、永倉に勝った龍馬はさらなる試験として副長の土方歳三に連れられて、一人の見知らぬ白装束の男と真剣勝負を繰り広げる。その白装束の男にも勝利する。とどめを刺さずにいたが、土方は龍馬に代わって白装束の男にとどめを刺した。土方によるとこの白装束の男は新選組を脱退しようとした元三番隊の隊長で、その罪によってこの場で粛清したという。そして土方は龍馬に「君のその実力を見込んでそのまま三番隊の隊長を引き継いでもらいたい」と言い、こうして龍馬は新選組の三番隊隊長として就任するのだった。
それから新選組の三番隊隊長として活動しながら、龍馬は覆面の男の行方を追っていた。そんなある時、六番隊隊長・井上源三郎から、「人斬り以蔵」と呼ばれる、幕府の要人の暗殺を繰り返し行っている賞金首の男が現れたと聞かされる。龍馬はそのあだ名から、その男が以蔵であることに気づいた。
以蔵に懸けられた賞金に目が眩んだ七番隊隊長・谷三十郎と九番隊隊長・鈴木三樹三郎は、彼の首を狙って先走る。それを見て、井上と共に後を追うのだが、追った先の洛外の賭場で谷と鈴木は以蔵に挑みかかるもあっさりと斬り殺されてしまう。その後、以蔵は続けて龍馬と戦うことになるが、龍馬は激闘の末に以蔵を制し、その身柄を奉行所に引き渡した。

そして続けて、新選組と敵対関係にある「勤王志士」と呼ばれる者たちが、京の町に火を放とうとする不穏な計画を立てているという報せが入り、龍馬は新選組と共に彼らがその会合を開く池田屋を襲撃。その池田屋の奥深くで新堀と対面する。実は新堀は偽名であり、彼の本名は桂小五郎だった。桂はこの計画は自分と一緒にいた勤王志士、すなわち長州藩の仲間たちが考えたことで、自分は計画を止めようとしただけだと言った。
さらに桂は、龍馬が偽名を使って新選組に入っていることを知っていた。思わぬ展開に驚く龍馬はどういうことかを問おうとするが、桂はそれ以上は答えずに「ここで死ぬ訳にはいかない」と斬りかかってきた。龍馬は桂に以前に手助けを受けており、サイの風呂屋を紹介してもらっていた。恩を感じる龍馬は、わざと桂と斬り合う芝居を見せた後に、桂を逃がす。
その後、土方によって四番隊隊長・松原忠司が長州藩の間者であることが明らかになる。新選組の情報を収集して逐一報告をし、池田屋襲撃の情報までもを密告、さらに池田屋のどさくさに紛れ、長州藩の藩士たちを逃がそうとしていたことがわかった。これを土方に問い詰められた松原は逆上して本性を露わにし、新選組と近藤を罵倒し、その勢いで情報収集の中で掴んでいたらしい龍馬の正体とその目的を暴露しようとするが、それよりも先に、そして龍馬を庇うかのように進み出てきた井上に粛清として斬り捨てられた。

二人の龍馬編(第七章〜第九章)

池田屋事件の翌日、京都にある薩摩藩邸。西郷は幕府の軍艦奉行並の勝麟太郎と面会をしていた。江戸からはるばるとやってきた勝を感心しながら出迎える西郷。だが勝は「いつまで経っても動かないサツマイモの尻を叩きに来てやった」と素っ気なく言い放つ。勝は立場上は幕府の人間だが、西郷と薩摩藩を焚きつけて、幕府を倒す戦争を引き起こそうとしていたのだ。そして彼は、西郷を動かす有力な人材として、「坂本龍馬」と名乗る、龍馬とは全くの別人の一人の男を紹介するのだった。
その頃、新選組の屯所で龍馬は、井上から「もう一人の坂本龍馬」の調査を依頼されていた。その「もう一人の坂本龍馬」は、幕府を倒すために勝に連れられて薩摩藩に現れ、さらにイギリスの武器商人を呼び寄せて長崎で武器を仕入れているらしく、それを危惧する近藤から調査を命じられる。新選組の屯所には滅多に姿を現さず、隊長格でさえ顔を見たことがない者がいるほどの近藤からの指令。これは龍馬にとっては、「天念理心流」をよく知っている、つまり大きな手掛かりとなる近藤に近づく事ができるチャンスだった。
そして、薩摩藩邸の西郷のもとへ向かった龍馬は、彼に話を聞いた。だが西郷は「坂本龍馬いう男に会うたことはいっぺんもない」とはぐらかすばかりで、龍馬を追い返してしまう。仕方なく屯所へ引き返そうとする龍馬。するとそこに、監察の山崎烝が現れ「局長がお呼びです」と声をかけてきて、祇園の料亭「旭屋」へ向かうようにと言ってきた。

旭屋へ向かう龍馬。するとそこでは、豪華な着物を纏った気の良さそうな男が遊女たちと遊んでいた。その男は目隠しをして遊女たちと鬼ごっこをしていたが、龍馬がやってくると「血のにおいがするな」と、その気配を察したような言葉とともに目隠しを取り、彼を出迎えた。その気の良さそうな男こそが、新選組局長・近藤勇だったのだ。
そして、近藤は龍馬が偽名を使い、素性を隠しているということに気づいており、その正体を明かす気はないと彼に安心するように持ちかけた後、自分の目的を語った。
近藤が実行に移そうとしている「江戸遷都計画」。その計画とは、この日本という国の頂点に立つとされる人物「帝」と、江戸幕府を統べる当代の将軍を同じ場所に集め、講和を結ばせることで、水面下で起きている江戸幕府と、「帝」を掲げる反幕府勢力のいがみ合いをなくすことを目的としていた。そのために、京を焼き払うという過激な計画を実行に移そうとしており、新選組はそれを実行するための精鋭として自分が集めた組織だというのだ。
近藤は、龍馬が追っている「覆面の男」についても知っているとも語り、「覆面の男」の正体を教えて欲しければ自分の計画に乗れ、と誘いをかけてきた。だが龍馬は「どんな理由であれ、女子供を巻き込むのは好きじゃねえ」と、誘いを断ろうとする。すると近藤は、東洋の話をここで持ち出してきた。そういう性分だから、武市が勤王党の筆頭に選ぼうとしていたのに東洋は反対していたんだろう、と。それを聞いた龍馬は態度を一変させ、刀を引き抜いた。そこで、刀で近藤に斬りかかった際、着物の切れ目からのぞいた手甲があの「覆面の男」がしているものと同じだと気づいた龍馬は、その勢いで近藤に勝負を挑んだ。
龍馬は近藤の勝負に勝ったが、近藤は「覆面の男」ではなかった。改めて「覆面の男」の話を聞こうとしたが、近藤は自分の計画に乗らなければ教えることはできない、と教えようとしなかった。そこで龍馬は、自分で自分が納得できる答えを見つけるまでは新選組にいることにする、と言い残し、旭屋を後にした。

翌日、龍馬は一番隊隊長・沖田総司に「ちょっとエエ話があんねん」と呼び出された。そこで京で指折りの呉服商・千石虎ノ丞が勤王志士の手引きをして、自分の屋敷に数十人ほどの志士を抱き込んでいることを知らされ、屋敷に二人で踏み込み、手柄を物にしようという相談を受ける。龍馬は不可解に思いながらもとりあえず沖田の話に乗る。
沖田と共に千石の屋敷へ乗り込み、そこで待ち受けていた志士たちを薙ぎ倒して千石を屋敷の奥へと追い詰める。命乞いする千石だが、不意に現れた沖田が「いらん小芝居はもうええで」と、意味ありげな一言を投げかけたことで、突然態度を変えた。千石は、「幕府への口利き」という条件で、勤王志士を始末させるついでに龍馬をここへ誘き寄せるという彼の計画に協力していたのだ。そこで、どうして龍馬を自分にここまで誘き出させたのかという理由を千石が聞こうとしたところで、用済みとなった彼を沖田はあっさりと斬り殺した。
さらなる暴挙に驚く龍馬。そんな彼に沖田は、自分も龍馬の素性には気づいており、目的も察しはついていると語った後、なんと自分が「覆面の男」だと名乗った。それから、1年前のことを持ち出すようにして龍馬を挑発した後、嬉々として刀を構え、襲いかかってきた。
壮絶な斬り合いを繰り広げた末、沖田を追い詰める龍馬。だが、龍馬の刀は沖田にとどめを刺すことはなかった。1年前に見た「覆面の男」の持つそれと沖田の剣術は違うということから、彼が「覆面の男」ではないと気づいたからだ。
そして、沖田がどうして「覆面の男」と名乗ったかというと、龍馬と本気で戦ってみたかったからであった。龍馬の素性に気づいたのは、彼が近藤と初めて会った時、自分もあの場に居合わせていたから、というものだった。

その後、拠点としている京でも指折りの船宿「寺田屋」の馴染みの女中であるおりょうが血相を変えて走ってくる。彼女の手には、中岡から送られてきた一通の手紙があった。その手紙には、武市が死んだ、という驚きの内容が書かれていた。
急ぎ寺田屋へ戻った龍馬は、出迎えた中岡から武市が岡田以蔵を使って幕府転覆を図った政治犯として土佐藩主・山岡容堂によって切腹させられたことを聞く。親友の訃報に茫然自失となるあまり、あてもないまま京の街をふらつく龍馬。すると、彼の前に幾松と名乗る女性が現れ、彼女が女将を務める居酒屋「松之井」へ案内され、その居酒屋で桂と意外な再会を果たす。
桂は、武市から龍馬の素性などの全てを聞かされており、万が一のことがあったら彼を助けてくれと頼まれていたということを話した。そこで武市の意思を継ぐためにも今度は自分と一緒にこの国を変えてみないかと話を持ちかけたが、龍馬は「その気分にはなれん」と断り、松之井を後にしようとした。
すると、松之井の前でならず者たちが一匹の犬をいじめている所に出くわし、そこへ偶然にも、西郷が現れる。ならず者たちをぶちのめし、犬を拾った矢先、敵対関係にある長州の藩士である桂を見つけ、西郷は決着をつけようと迫る。桂も迷うことなく応じ、西郷と打ち合いを始める。すると驚いたことに、「てめえらの都合だけで勝手に喧嘩始めんな」と、龍馬がその間に割って入った。武市が死んだことで茫然となる一方、ヤケになりかけてもいた龍馬は、その憂さ晴らしとして二人と殴り合いの喧嘩を演じてしまう。そしてあろうことか、一晩中のヤケ酒に付き合わせ、遂には西郷と桂の仲を取り持ってしまった。

大政奉還編(第十章〜第十一章)

翌日、予想だにしなかった事件が発生する。井上が死体となって京の川辺に発見されたのだ。
井上を「源さん」と呼び、師と仰ぎ慕っていた沖田はこれに激昂し、隊を使って手当たり次第に京の浪人を襲撃、下手人の手がかりを得ようとする。土方にも命令され、その狼藉を辞めさせようと京を回っていた龍馬に、彼の正体を知っている沖田は「お前が源さん殺ったんやろ」と、有無を言わさぬ勢いで斬りかかってきた。望まざる形で斬り合いを演じる二人。するとそこへ、新選組の羽織を纏った近藤が現れ、沖田を制する。そして、龍馬を旭屋へ呼び出し、ついに「覆面の男」の正体を教えた。
その「覆面の男」の正体は、なんと井上だった。井上は新選組に来る前は殺人業を生業としており、東洋を殺したのも誰かに依頼されてのことだという。そして、井上に東洋殺しを依頼したのは、「坂本龍馬」を名乗る者。その「もう一人の坂本龍馬」は今日の夜、寺田屋に現れるとも近藤は語った。
復讐に燃える沖田と共に夜を待ってから、寺田屋へ乗り込む龍馬。そこには僧侶のような出で立ちをした謎の男がおり、しかもその場に居合わせたおりょうはその男を「坂本様」と呼んでいた。この男が「もう一人の坂本龍馬」に違いない。そう確信し、謎の男に挑みかかる龍馬と沖田。するとその戦いの中で、龍馬は男の背中に一つの火傷の跡を見つける。その傷は、かつて幼い頃の龍馬を火事から救った時、武市が背中に負った火傷の跡にそっくりだった。困惑する龍馬の隙を突いて謎の男は姿を消してしまう。後を追おうとする二人だが、その場に割って入る形で、新選組とは対立関係にある組織「京都見廻組」を率いる佐々木只三郎が現れ、「ここから先は見廻組が預からせてもらう」と言い、さらにこれは幕府の命令で、これ以上の手出しは無用だと言い放ち、その場を去った。
おりょうは龍馬に対し、「もう一人の坂本龍馬」が新撰組に追われている身だと知りながらも、寺田屋で働く身として客の「もう一人の坂本龍馬」を助けない訳にはいかないことに加え、報酬として病に臥せる母親の薬代を受け取るために龍馬の状況を「もう一人の坂本龍馬」に逐一報告していたことを話した。全てを聞いた龍馬は、自分も名前を偽っていたこと、「もう一人の坂本龍馬」を追っていたこと、その「もう一人の坂本龍馬」が、武市と同じ背中に火傷を追っていたことを打ち明ける。それから、何がどうなっているのかわからない、と苦悩する龍馬を前にしたおりょうは、自分の他に「もう一人の坂本龍馬」と内通している人間の存在を教えた。それは何と、新選組監察の山崎烝だった。

翌日、近藤と会った龍馬は、薩摩藩の西郷と長州藩の桂が同盟、すなわち「薩長同盟」を結んだことと、「もう一人の坂本龍馬」を名乗る謎の男とその企みを聞いた。「もう一人の坂本龍馬」は、龍馬が偶然なした薩長同盟を利用し、幕府を倒すための戦争、すなわち倒幕戦争を起こそうとしているというのだ。
このままでは、多くの血が流れ、西洋の列強国も動き出す。まさに差し迫った状況に、近藤はいよいよ「江戸遷都計画」を実行に移すしかないと声を強めた。龍馬は、計画を起こせば侍も女も子供も含めて多くの町の人間が死ぬことになると再び反対するが、近藤は倒幕戦争ではもっと多くの人間が死ぬだけでなく、日本が異国に侵略されるのだと取り合わない。
だが、それでもやはり無用な犠牲を出すことは避けられないと龍馬は反対し、薩長と幕府が争わないように、幕府の方で「帝」に政権を先んじて渡してしまうのはどうかと近藤に持ちかける。それは最善の手だが、どうやってそれを実行するのかと聞き返す近藤に、龍馬は「江戸に行き、将軍に政権を帝に渡してもらうよう直接説得する」と、思い切ったことを言った。近藤はその提案に半信半疑となりながらも、龍馬ならできるかもしれないと信じ、江戸幕府の政権放棄、いわゆる「大政奉還」が為った後の七つの策を手紙にしたため、龍馬に手渡し、夜、船に乗って江戸へ向かえと言った。
その後、準備を整える屯所に戻った龍馬は、「もう一人の坂本龍馬」の内通者である山崎に話を聞こうとしたが、山崎はすでに何者かに殺されていた。土蔵の中で、槍で背中を一突きにされたという。
これでまた、「もう一人の坂本龍馬」への手掛かりがなくなったことに意気消沈するが、京を出て江戸へ向かうために夜の準備を整える龍馬。するとそこへ沖田が現れ、井上の仇である「もう一人の坂本龍馬」の動きを止めるという共通の目的で強引に同行を申し出てくる。まるで遊びに行くかのように心を踊らせる沖田に呆れながらも、龍馬は彼の同行を許可した。
出発前夜、寺田屋で龍馬はおりょうに江戸へ行き、幕府に政権を渡す説得に向かうことを告げた。もう戻ってこれないかもしれないという話に愕然となるおりょうに対し、龍馬は今までまともに食べたことのないおりょうの料理を戻って来れたら作ってくれるかと頼んだ。それを聞いて、おりょうは笑顔で「死ぬほど食べさせてあげる」と言った。
そして、夜明けを待って乗り込んだ江戸行きの船の中で龍馬と沖田はその七つの策に「身分の差を無くすこと」を加え、「船中八策」とすることで、江戸へ向かうのだった。

夜分遅く、江戸城に辿り着いた龍馬と沖田。城門で門兵たちに呼び止められるが、龍馬は「十五代将軍徳川慶喜公に会いに来た。この国の存亡に関わることだ。お目通り許されたい」と繰り返すことで穏便に済ませようとする。だが、門兵たちは応じることなく、ついに武器を引き抜く。諦めずに説得しようとする龍馬だが、その途中、沖田が城門前の大砲を使って派手にぶちかましをかけ、城門を破壊。異変に気づき、駆けつけてくる大勢の徳川家の幕臣や精兵たち。だがもう、引き返す道も気もない龍馬と沖田は、刀を抜いて江戸城の城内へと足を踏み込んだ。
徳川家の幕臣や精兵たちと幾度となく激しい戦いを繰り広げた後、ついに江戸幕府の当代、第十五代征夷大将軍の徳川慶喜と対面する。沖田とたった二人でここまで乗り込んできたことに感心しながらも、龍馬の覚悟と気概を確かめるため「俺に話を聞けというのであれば、まず俺に聞く耳を持たせてみろ」と、慶喜は刀を手に取る。そして、その渡り合いの末に見事勝利し、慶喜に認めてもらった龍馬は、彼に八策を受け取ってもらい、大政奉還を無事に成し遂げる。こうして、江戸幕府は300年の歴史に幕を降ろすことになった。

龍馬暗殺編(第十二章〜第十三章)

大政奉還を成し遂げた喜びを噛み締める間もなく、京では新選組の参謀・伊東甲子太郎とその一派の隊士たちが、突如京に火を放つという暴挙に及ぶ。龍馬と沖田が帰ってくると、京は文字通りの大火に包まれ、阿鼻叫喚と化していた。
驚きを隠せない龍馬と沖田。町人から新選組が火をつけたという証言を聞いて、まさか近藤が行動を起こしたのかと不安がよぎる。そんな中、佐々木が見廻組を率いて現れ、新選組が京に火を放ったことに怒り、鼻息を荒くして向かってくる。龍馬は沖田にその場を任せると、急ぎ近藤の元へと向かった。
その道中、龍馬は十番隊隊長・原田左之助が、隊士たちに略奪と放火を指揮している場面を目撃する。龍馬に問い詰められた原田は「局長の命令で火を放った」と言い、この大火は新選組が京の街を牛耳るのに絶好の機会だとも悪びれることなく言い放つ。そんな火事場泥棒と言うに相応しい行為を龍馬は詰め寄るが、原田は動じることなく、邪魔者となる龍馬をこのどさくさに紛れて消してしまおうと、槍と銃を手にして襲いかかってきた。しかし、龍馬はこれをあっさりと返り討ちにし、「坂本龍馬の歴史にお前の名など必要ない」と言い放ち、その場を去る。坂本龍馬の名前を聞いて愕然となる原田。しかしその時、背後から炎上した火の見櫓が倒れてきて、原田は惨めたらしくも龍馬に助けを請いながら、その下敷きとなって自業自得の最期を遂げた。
そして、近藤のいる旭屋に辿り着いたが、近藤は何者かに襲われ、斬られて致命傷を負っていた。龍馬が尋ねると、近藤はその自分を襲った何者かは龍馬に「御所で待つと伝えろ」と言う。さらに京の大火は自分が命令したものではなく、「もう一人の坂本龍馬」と内通しているという新選組の中の誰かがやったことだった。そして「最期の策」として一通の手紙を龍馬に託し、これを土方に渡してくれと言い残した後、息を引き取った。
その後、急ぎ御所へ向かった龍馬を待っていたのは、以蔵だった。噂では武市の処刑と共に彼もまた土佐で拷問を受けて処刑されたというが、それはただのデマで、彼は生き延びていた。近藤を襲ったのも以蔵であり、「もう一人の坂本龍馬」による命令だったという。そして御所でこうして龍馬を呼んだのは、もう一度、龍馬と本気で戦いたかったからだと告げた。
御所前にて、以蔵と最後の対決を繰り広げ、見事これを打ち破る龍馬。以蔵は死の間際に武市が生きていることを伝え、彼を止められるのは兄弟である龍馬しかいないと言い残し、そのまま息絶えた。

火が収まった翌朝、新選組の屯所前にて羽織を置き、龍馬はその場を去ろうとしていた。しかしそれを見咎めるように、土方、沖田、永倉の3人が現れる。もうこれ以上新選組にいる理由がない。これ以上、坂本龍馬としての自分の戦いに土方たちを巻き込むわけにはいかない。それで新選組を抜けようとする龍馬を、自分たちにとって仲間というものの在り方を沖田と永倉は語り、そして土方も「あなたの斉藤一としての仕事はまだ残っているようだ」と、羽織をそっと突き返すのだった。
その後、新選組は屯所にて軍議を開く。そこにやってくる伊東と、五番隊隊長・武田観柳斎と、八番隊隊長・藤堂平助。まるで昨日の火事が他人事であるかのように笑いながら話す伊東に、饒舌だな、と眉を潜めながらも、土方は次の局長を指名する。それはなんと、龍馬だった。これには武田と伊東が反発。新参者が局長などありえないと言い、近藤が得体の知れない男に殺されている時にさらなる混乱はまずい、だから自分が局長をやると主張した。
その言葉を聞いた途端、土方の雰囲気が一変する。「私は近藤局長が『死んだ』などとは一言も言ってませんが」その言葉に合わせるように、永倉、沖田、そして龍馬が刀を抜いて立ち上がる。そして土方も刀を抜いて立ち上がり、伊東にこう迫る。「答えられないということは、認めるということかな? どうやらあんたには、『坂本龍馬』の息がかかっている」こういう迫り方こそが、近藤が土方に与えた裏切り者をあぶり出す「最期の策」だったのだ。しかし、対する伊東も金を使って藤堂と武田、そして隊長以外の新選組を抱き込んでおり、その場を切り抜けた後、龍馬と土方ら4人以外はみな伊東の私兵「御陵衛士」として脱退していった。

伊東と「もう一人の坂本龍馬」は、薩長と幕府の共倒れを狙っていたが、大政奉還を前に計画を潰された今、無理やり薩長をけしかけて徳川に戦争を仕掛けることが予想された。
場を別に移した龍馬、沖田、永倉、土方は、今後の新選組の動きについて話し合っていたが、そこへ意外な人物が現れる。なんとその人物は、藤堂だった。
近藤が土方に託したもうひとつの「最期の策」は、伊東を使って、彼が手を結んでいる「もう一人の坂本龍馬」を炙り出すこと。藤堂はそのために近藤に伊東への間者として選ばれた人間だった。
近藤が残した「最期の策」で光明を見出せた龍馬は、次は先回りして薩長との会合の場を、自分が坂本龍馬として用意しようと提案。そして、藤堂や中岡、おりょうと、寺田屋の女将・お登勢の協力を得て、御陵衛士たちの目を掻い潜りながら、寺田屋の代わりとして新たに建てられた「近江屋」にして西郷、桂、坂本の三者が集結する手はずが整った。
だがその作戦前夜、致命傷を負った藤堂が寺田屋に駆け込んでくる。会合の件が武田に嗅ぎつかれて、さらに近藤の間者としての自分の姿を武田に見られたことで銃で撃たれてしまったという。このままでは、武田が伊東に会合の件を報告してしまう。そうなる前に、武田を止めてくれと必死の頼みを受けた龍馬は、武田が向かったとされる松之井へと走った。
松之井へ駆けつけると、女将である幾松を人質に取る形で武田が待っていた。
伊東も御陵衛士も「もう一人の坂本龍馬」に利用されていて、このままでは泥沼になる。ならいっそ、長州に雇ってもらったほうがいい。そう思った武田は、「取引」として桂と繋がりのある龍馬に、自分と自分の五番隊の隊士たちを桂に買ってくれるよう取り計らえと話を持ちかけた。その上で、目の前で幾松の汗を舐めて、汚いものでも口にしたようにそれを吐く武田の傍若無人な振る舞いを目の当たりにした龍馬は「お前が下衆で良かった。口封じのためじゃない。何の躊躇もなくお前を殺すことができる」と、躊躇い無しに刀を引き抜く。それを見た武田は「こないなとこでワレほどの男、殺しとうはないんやけどなぁ」と開き直り、自動装填式の二丁拳銃を手に取って襲いかかってきたが、戦いの末に返り討ちに遭い、息絶えた。
戦いの後、息絶えた藤堂の遺体を抱えら土方たちが姿を現す。そして、藤堂の遺体を武田の遺体のそばに置いた。藤堂は武田と共に新選組に襲われ、御陵衛士として戦って死んだことにしてくれと、遺言で伝えたという。すべては、自分が新選組の間者として伊東に悟られないようにするため、藤堂が死の間際まで考え抜いた一計だったのだ。

こうして、藤堂の最期の後押しと、さらに近江屋に女中として潜り込み、機会が訪れたら狼煙で知らせるというおりょうの申し出により、「もう一人の坂本龍馬」との対決の準備は整った。
作戦決行の次の日の夜、近江屋の一室には西郷と桂、そして仲介者として潜り込んだ中岡がいた。襖が開き、そこに現れる「もう一人の坂本龍馬」と思しき男。その顔を見て、西郷たちは驚きに表情を変えた。
その頃、おりょうが合図として出した狼煙を見て、龍馬は土方たちと共に近江屋へ突入。待ち受けていた多くの敵を薙ぎ倒しながら近江屋の奥へ辿り着いた彼を待ち構えていたのは、拳銃を手にした見知らぬ一人の男。襲いかかるも龍馬に真っ向から一太刀浴びせられ、呆気なく倒れる。
あまりもの手応えの無さに疑問を感じる龍馬。その時、彼が目にしたのは、血を流して踞っている中岡と、なんと佐々木だった。何があったのかと尋ねる龍馬に、中岡は、自分たちが仕掛けた罠を「もう一人の坂本龍馬」を見抜かれており、龍馬が斬った影武者の男によって逆手に取られ、西郷と桂は逃したが、自分は佐々木に斬られてこのザマだ、と。
驚きを隠せない龍馬。するとそこへ、開いた襖の向こうの闇から、伊東と共に一人の白髪の男が現れる。そう、彼こそが「もう一人の坂本龍馬」。その正体は、武市だった。
異様に老け込み、白髪となって変わり果てた武市を見てさらに驚きを隠せず、気が動転しながらも何があったのかと叫ぶ龍馬。しかし武市はそれに真っ当に答える様子もなく、「土佐で待つ。すべては、そこで分かる」と言い残し、伊東と佐々木と共にその場を去っていった。

完結編(最終章)

翌日、龍馬は全てに決着をつけるため、おりょうと京の街に別れを告げ、土方、沖田、永倉と共にかつての故郷である土佐へと船で戻った。しかし、久しぶりに目にする土佐と、自分にとって全ての始まりとなった高知城は、「金城湯池」という言葉が相応しい、堅牢かつ屈強な要塞と化していた。
土方たちと共に要塞と化した土佐へと足をふみ入れる龍馬。だがそこで待ち構えていたのは、京都見廻組を率いる佐々木、御陵衛士を率いる伊東、そして「もう一人の坂本龍馬」こと武市に武器を提供したイギリスの武器商人トーマス・グラバーら武市側の勢力の人間たちだった。
戦うことを楽しみとする自らの本心のため、戦争の実現を望む佐々木。国を動かす大きな力を手に入れようと目論む伊東。武器商人としての利益確保・拡大を目指すグラバー。それぞれの思惑と目的のために武市に協力し、彼らは龍馬の前に立ち塞がる。これに対し、永倉、土方、沖田は武市を止められるのは龍馬しかいないと信じ、彼のためにそれぞれの敵に単身挑んで道を切り開く。彼らの捨て身の手助けにより、龍馬はついに高知城で武市と対峙する。
武市は龍馬に、東洋を殺したのは自分だと打ち明けた。武市は東洋を心底慕っていたが、「血を流さずに世を変える」という理想論を掲げる東洋に対し、「犠牲がなければ何かを変えることはできない」という考えを抱いていた武市は失望もしていた。だからこそ、「土佐を変える」という東洋の意思を邪魔しているのは他ならぬ東洋自身だと曲解し、井上を使って東洋の暗殺を図ったのだ。
そして、東洋と同じく、あくまで血を流さずに世を変えていくことを選んだ龍馬と、血を流してでも着実に世を変えようとした自分のどちらかが正しいかを証明するため、武市は龍馬との最終決戦に挑んだ。

剣の決着も付き、心技ともに敗北を知る武市。そんな武市を龍馬は許すというが、武市は不意に「自分を動かす真の黒幕がいる」と言った。直後、どこからともなく龍馬目掛けて襲いかかる凶弾。とっさにかばい、負傷する武市。不敵な笑みと共に拳銃を手にして現れた男。その男は、土佐藩主の山内容堂だった。
何が目的だと問う龍馬に、武市が「あいつは……この国を、丸ごと売るつもりなんだ。イギリスに」と答える。容堂は武市たちを使って薩長と徳川の戦争を起こして共倒れにさせた後、イギリスを招いて植民地にし、自分は植民地の王として振る舞うという約束を交わしていたのだ。
容堂の傲慢と卑劣さに憤りをあらわにする龍馬。だが容堂は構わずに彼も拳銃で何度か撃つが、龍馬はその歩みを止めない。そんな鬼気迫る龍馬に恐怖を感じた容堂は逃亡を図ろうとする。だがそこへ、佐々木、伊東、グラバーを倒してきた永倉、土方、沖田が立ち塞がる。追い詰められると共に、先ほどの傲慢さをかなぐり捨てて、容堂は龍馬に命乞いし、現在の日本に未来は無いと語って必死に自己弁護する。それを龍馬は「誰がこの国のケツを拭いてくれと頼んだ」と、一蹴すると、この国の行方を決めるのは自分でも武市でもなく、まだ見ぬ兄弟たちにある。自分たちは、その兄弟たちがこの国の未来を創っていくのを一緒にあの世から見届けようじゃないか。そう語った。
そして、死の恐怖に悲鳴をあげる容堂に「日本の兄弟たちよ、また明日(あいた)じゃ!!」その叫びと共に龍馬は刀を振り下ろした。

数年後、「山内容堂」として成り代わった武市は土佐の再建に貢献し、桂は木戸孝允として明治維新後の政治の舞台を奔走、中岡はお登勢に小言を言われながら、寺田屋で武市と龍馬の伝説を「坂崎紫瀾」という一冊の本にまとめ、それぞれの道を歩むと共に国作りに貢献していた。そして同じ頃、龍馬はおりょうと結ばれ、二人で旅に出ていた。阿蘇の山からの景色を見下ろしながら、おりょうは、これから自分たちはどれだけ一緒の景色を見られるのか、と尋ねる。それに龍馬は、ずっとさ、と静かに答えた。

それからさらに数百年が経ち、現代。ある親子が、龍馬像の前にいた。将来何かやりたいことはあるか、と聞く父親に、子供は思いつかず、答えることができない。そんな子供に父親は「いつかやりたいことができたら、誰になんて言われても貫き通せよ。この国の人は、みんなあの人の背中に導かれて強く生きてきたんだからな」と力強く言った。そう言った父親と子供の目の前で、龍馬像は静かに、雄々しく佇み続けるのだった。

登場人物

土佐の人々

坂本龍馬(さかもと りょうま)/ 斉藤 一(さいとう はじめ)

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CV:黒田崇矢

土佐でも最も身分の低い郷士の生まれ。
武市半平太ら同じ境遇の若者たちが藩を変えるべく奔走する中、自分の成すべき事を見出せず苦悩している。だがその剣の腕は土佐でも随一で、江戸での剣術修行を許されるほど。
その剣の腕を見込まれ、吉田東洋、武市半平太とともに藩の改革に向けて動き出すことになるが、全ての準備が整った革命前夜に起きた東洋暗殺事件で土佐を脱藩。

その後、京に流れ着き、酒と博打に明け暮れる世捨て人のような暮らしをする浪人となり、定宿「寺田屋」の女中からはいつも嫌味を言われている。しかしそれは表向きの顔として装っているもので、東洋の殺害犯を追うために京に潜伏し、活動している。
そして、一年に渡る執念の調査の結果、全ての謎が「新選組」にあると掴み、京で名を馳せた最強の戦闘集団と呼ばれた組織の門を叩く。

武市半平太(たけち はんぺいた)

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CV:高橋克典

龍馬と同じ境遇に生まれ、幼い頃から龍馬を守ってきた兄貴分。
ともに吉田東洋に見込まれ、支援を受けて成長し、先進的な学問を修め、それを吸収する高い知性を備える。しかし、才気走ったところがなく器の大きさを感じさせる男。
剣を取っても土佐最強と謳われる龍馬に引けを取らないほどの腕前で、土佐勤王党にはそんな武市を慕って参加したものも多い。

江戸から帰った龍馬を土佐勤王党へ招き、盟主に次ぐ席である「筆頭」を任せるほど龍馬とは深い信頼関係にある。

吉田東洋(よしだ とうよう)

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