東京レイヴンズ(Tokyo Ravens)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

東京レイヴンズは、富士見ファンタジア文庫から刊行されているあざの耕平によるライトノベル。
陰陽師家の名門の血筋でありながら、霊気の流れや、霊的存在を見ることの出来る力「見鬼」の才がない、落ちこぼれの少年土御門春虎が、陰陽師になり除々に力をつけていく、土御門春虎と土御門夏目を中心とした陰陽師アクションファンタジー。

理妟(りあん)

星宿寺の阿闍梨を務める若い男。星宿時で常玄たち率いる保守派と対立している改革派のリーダー。実力は、常玄には及ばない。
陰陽庁に属すること願うため、山城のにハメられる。

千翁(せんおう)

星宿寺に勤める寺男。かなりの年齢で自分でも何歳なのか分かっていない。常玄や理妟などから軽んじられている。
土御門夜光とは友人であり「千さん」と呼ばれよく将棋を指していたと言う。星宿寺に訪れた、春虎の用事は千さんの育てる「ときじくの実」であった。秋乃を鷹寛たちに連れて行くように進め、秋乃が相馬家の血筋である事実も知っていた。

平将門(たいらのまさかど)

日本で「新皇」を自称し、大乱を起こした人物。相馬家の先祖であり、多軌子たちはこの平将門を地上に降ろすために「天曺地府際」を行おうと画策している。

『東京レイヴンズ』の用語

陰陽師

頻繁する霊災を祓い、鎮める術を身につけた呪術者達のこと。近代化に伴い陰陽師の存在は廃れる一方だったが、半世紀ほど前に現れた土御門夜光の功績により状況は一変。当時の日本の催事、神事、果ては呪術を応用した軍事にまでその影響力を拡大させた。霊災が頻発する現代においてもその存在は欠かせないものなっている。陰陽庁の中でも世間的な認知度が特に高い祓魔官っが漆黒の装束を身に纏うことから、闇鴉(レイヴン)の異名で呼ばれることもある。

見鬼

霊的存在を視認したり、霊気の流れを見る力。陰陽師になるには必要不可欠と言われている力である。見鬼の力は先天性のものが大半だが、後天的に呪術で付与することも可能である。また見鬼の才は、個人の才能によって大幅に変わる。その才能が極めて高く、他の人にはできないような使い方ができる人材が、特別霊視官である。

土御門家

大陰陽師・阿部晴明の末裔にして陰陽道の名門の一族。その出自のため陰陽道における家格では最高位を誇り、かつては国の祭事の中心にいたのだが、しかし、時代の流れと共に実権は分家筋の倉橋家や若杉家に移り、その地位は落ちていった。しかし、第二次世界大戦期に現れた当主・土御門夜光の功績によって、土御門の名は呪術界の頂点へと返り咲いたが、その夜光によって再び地に落ちることとなる。現在の土御門家は東京から遠く離れた片田舎にひっそりと暮らしており、その権力はもはや名前だけで無いものと等しい。

倉橋家

土御門家の分家。昔、土御門夜光とともに呪術界を発展させてきた、土御門家の双翼であり、右腕的存在である。
土御門家が、すたれて地に落ちたため、現在は陰陽界において、倉橋家はトップである。前当主の倉橋美代は、陰陽塾の塾長を務め、呪術界の裏の元締め、現当主の倉橋源司は、陰陽庁の長官である。

若杉家

土御門の分家のひとつ。夜光の土御門再興に彼を支えた倉橋家とは逆に、地方に残って伝統を守ってきた家。時代の流れにより衰退しつつある。

相馬家

土御門夜光の時代に、土御門家の双翼であった。帝国陸軍に影響力があったため、夜光を帝国陸軍に招きいれた一家。
先祖は、「新皇」と自称していた、「平将門」であり、そのため護法式は八瀬童子である。
現在は、倉橋家と違い、衰退し一線から姿を消していたが、「夜光の遺志」を実現するために倉橋家と暗躍する。
相馬家は多軌子と秋乃だけでああり。大連寺家は相馬家の血筋であった。

幸徳井家

晴明の師賀茂忠行から連なる、陰陽道の名門賀茂氏の庶流にして現在の宗家。江戸時代に陰陽頭から退き以降土御門の後塵を拝してきたが、土御門家と違い政治的動乱に関わることなく淡々と陰陽の技を今日に伝えており、優秀な陰陽師を輩出することで名家として知られる。

陰陽術

帝式陰陽術

土御門夜光が、帝国陸軍に頼まれ作り上げた呪術の体系である。過去の陰陽術だけでなくさまざまな呪術が取り入れられている。装甲鬼兵や魂に関わる呪術など実践的で協力な呪術が多いため、禁呪とされている呪術も多い。
正式名称は、帝国式陰陽術。

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