宇宙刑事シャイダー(特撮テレビ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

宇宙刑事シャイダーとは、1984年に放映された東映製作の特撮ヒーロー番組で、宇宙刑事ギャバンより続く「宇宙刑事シリーズ」の第3作目にして最終作である。訓練学校を卒業したばかりの新米宇宙刑事・シャイダーこと沢村大と相棒のアニーが、シリーズ最強最悪の宇宙犯罪組織・フーマに挑む姿を描く。「不思議」をテーマとした奇抜な悪役や完成度の高いストーリーで、シリーズ中でも独自の輝きを持った作品といえる。

何かと忙しい、バイタリティーに満ちた少女。

小次郎の姪である高校1年生。4年前に母親を亡くしており、印刷工場の社長である父・良介と弟・良一との3人家族である。モンキーではバイトのほか、当番制で食事の支度もしている。学校に家事にバイトにと、バイタリティの塊と称される少女である。

小村良一(演:庄司顕仁)

大の動物好きであり、何かとフーマの事件に巻き込まれる率が高い苦労人である。

陽子の弟の小学生。橋の下で拾ってきた犬を「最悪な雑種犬」等とクサす事もあるが、基本的に動物好きであり、モンキーはいい遊び場所になっている。暇なときは、モンキーの手伝いをすることも多い。

良一の仲間たち(松川信、森下ワタル、秋本恵子、秋本ルミ)

画面左より、信、ワタル、良一、ルミ、恵子。本作の特色上、フーマの事件に巻き込まれる率が高い。

良一と同じ学校に通う、仲の良い友人たち。ワタルは森下青果店の一人息子。信は体が大きいが怖がりな一面がある。恵子とルミは姉妹であり、恵子は第9話でアイドルグループ「青ガキ隊」にハマる姿を見せた。ルミは第4話で鳩にされてしまった事がある。また、第42話では良一と5人揃って不思議宮殿に迷い込んでしまった事もある。

伝説の英雄・シャイダー

シリーズ中盤以降語られる存在。伝説の英雄・戦士シャイダーは、宇宙刑事の祖とされ、銀河伝説にその名を残している。1万2000年前、地球は大帝王クビライが治める「ムー帝国」によって、堕落と腐敗が支配する惑星であった。そこに現れた戦士シャイダーは、ムー帝国を司る神官(後の神官ポーの両親に当たる)を倒し、クビライの秘密をイースター島の遺跡に封印した。戦士シャイダーによって解放された地球人は自らの心を取り戻し、世界各地に散って各々の文化を広めていったのだという。そして戦士シャイダーの墓標は日本で発見され、大がその末裔であることが後に判明したのであった。

宇宙刑事シャイダー

コンバットスーツ

シャイダーは青いコンバットスーツ。空や海のように眩しい青が印象的だ。

「焼結!」青き光が降り注ぐとき、戦場に青いイナズマが閃く。焼結タイムは1ミリ秒だ。

身長:210cm
体重:90kg
ジャンプ力:250m

沢村大が「焼結」のコードを発する事で、超次元戦闘母艦・バビロス号よりプラズマ・ブルー・エネルギーが放射され、これによって構成された特殊軽合金グラニュームα製のコンバットスーツを纏う事によってシャイダーへと変身する。装着に要する時間はシャリバン同様、わずか1ミリ秒(1000分の1秒)である。非常に軽く弾性に富んでおり、いかなる攻撃も受け付けない頑強さを誇る。また、戦闘経験の浅い大を補助するため、両腕両脚部には小型の高性能サーボコンピュータが配されており、的確な攻撃を放つことが出来る。胸のディメンションコントローラーにより、異次元や宇宙空間でも活動可能。なお、音声による「焼結」コードが認識出来ない場合は、バビロス号より手動操作で焼結を起動させることも可能である。

シャイダーの技・武器

シャイダーは技数の少なさが特徴といえるほどで、基本技のパンチやキック以外、設定上のみの技も存在しない。これは、より分かりやすいストレートな強さを演出するためであり、技が少ない分ワイヤーワークによる吊りの多用や凝ったビームガン描写などの工夫が凝らされている。

シャイダーパンチ

空中で後方一回転し、勢いをつけて両手で放つパンチ。厚さ15センチの鉄の壁を一撃でぶち抜く威力がある。また、レーザーブレードを横に構えた状態で放つ「シャイダーワイドパンチ」という派生バリエーションもある。

シャイダーキック

空中で錐揉み回転しながら両足で放つキック。鉄のボールを一蹴りで300メートルも弾き飛ばす威力がある。

ブルーフラッシュスパーク

コンバットスーツ内部にあるプラズマブルーエネルギーを一挙に集中放射し、周囲の敵を吹き飛ばす捨て身の技。

ビデオビームガン

nae201403
nae201403
@nae201403

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