オチビサン(安野モヨコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オチビサン』とは、主人公・オチビサンの四季折々の日常を描いた安野モヨコによるフルカラー漫画である。1話ずつ1ページでストーリーが進む。『朝日新聞』に2007年4月から2014年3月まで連載され、2014年4月から2019年12月まで『AERA』(朝日新聞出版)に移籍して連載された。単行本は全10巻。オチビサンとその仲間たちのほのぼのとしたストーリーと、水彩画の絵が人気を呼んだ。絵本になりテレビアニメ化され、さらには動画配信サイトでも公開された。

『オチビサン』の主人公。赤いボーダーラインの服に頭に被る白い帽子がトレードマーク。白い帽子の中には、どんぐりがたくさん詰まっている。眠るときも帽子を被って眠る。その頭から出てくるのがオチビサンの分身である豆オチビだ。オチビサンが眠っている時に豆オチビが帽子から出てきて活動するので、オチビサンは豆オチビの存在を知らない。
豆粒町に一人で住んでいる。父は遠くの町で左官屋をしているが、所在は不明。オチビサンは毎年冬に雪が降ると父をかたどった雪だるまを作る。
大好物は空豆。料理は1人で作り、四季それぞれの季節にあった食材を使う。嫌いな食べ物はない。
相棒はナゼニだ。ナゼニとは家が近所同士ということもあり、しょっちゅうお互いの家を行き来している。パンくいが引っ越してくるまでは、オチビサンにとってナゼニが一番の親友であった。だから、草原で見つけた葉っぱの片方を、友情の印としてナゼニにあげようとした。そこにナゼニが引っ越してきたばかりのパンくいを紹介する。オチビサンは、ナゼニだけに葉っぱの片方をあげるのは不公平で、パンくいが可哀想だと思った。だから、葉っぱをナゼニとパンくいの2人にあげた。寂しい気持ちもあったが、オチビサンは友情を大事に思う優しい所がある。葉っぱをあげたのちに、パンくいが突然オチビサンの家にやってきた。そして自ら持ってきたパンを、半分ずつ食べたいとパンくいは言った。「厚かましい」と思ったオチビサンだが、許せてしまうパンくいのキャラクターに、もうすっかりパンくいは友達であると認識したのであった。
オチビサンは、自分が小さいことを気にしている。いつかは大きくなりたくて、七夕飾りの短冊に「大きくなれますように」と願いを書いたほどだ。だが、小さくないと入れないような花の下に入り雨宿りをしたことがある。その時に「…どうにもならないか」とオチビサンは自分がチビであること考えるのをやめた。そして、連なっている花びらを小枝で小突きながら、音を出した。オチビサンは小さくないとできない事をして遊んだのである。
ずっと一人で暮らしていたオチビサンだが、冬と春の間の時期にシロッポイと出会った。シロッポイは、あたたかい日差しが照らす雪の湯気から生まれた。オチビサンはちょうど、あたたかい日差しは春を感じて嬉しいが、雪が消えるのは寂しいと思っていた。シロッポイは、そんなオチビサンの気持ちが分かった。オチビサンが「寂しい」と言わなくても「ナンダカサミシイ」と口にした。オチビサンは、シロッポイが自分の気持ちを分かってくれたことに感心し、「シロッポイ」と名付けた。その後、一緒に暮らすようになる。多くの時間を過ごし、シロッポイがいつもそばにいたので、台風を探しにシロッポイが出ていった時は、オチビサンはさみしかった。一人に慣れていたオチビサンが、初めて仲間の大切さに気づいた瞬間である。
ジャックに落書きをされても、おじいと打ち水対決をしても結局は最後は仲良くなるのがオチビサンである。物語の最後では、ナゼニとパンくい、おじいやジャック、そしてシロッポイと美しい四季の彩りを感じながら暮らしている。

ナゼニ

オチビサンの相棒。真っ暗な体の犬に見えるが、つぶあんのようかんである。赤いスカーフをしていて、二足歩行で歩く。
趣味は本を読むこと。瓦屋根で昔ながらの一軒家に住んでいる。自宅には山積みの本がある。出かける時は、本を片手にやってくることが多い。また、観察したり物事を深く考えることが好き。夏にはアサガオの観察日記を毎日つけて、オチビサンたちを感心させたほどである。知識深く物知りだ。豆粒町に咲く花の名や木の種類をすべて知っている。
オチビサンの家の近くに住んでいるので、しょっちゅうオチビサン宅へ行く。そこでオチビサンと食事をしたり、話をして過ごす。オチビサンが話す言葉は、とても純粋で子供のようなことだから、ナゼニが少し大人な意見をすることもある。2人の息はぴったりだ。
パンくいは、もともとナゼニの親友であった。パンくいが豆粒町に引っ越してきたときに、ナゼニはパンくいをオチビサンに紹介した。その時に、オチビサンがナゼニだけにあげようとした友情の印の葉っぱを、パンくいとナゼニでもらっている。オチビサンは、パンくいがナゼニの大事な友達であると知って、葉っぱを2人に渡したのである。
オチビサンと毎年、桜のお花見や秋のもみじ狩りを一緒にする。オチビサンが「もみじ狩り」という娯楽を知らずに、本当の狩りをすると思い込んでいたので、ナゼニがもみじが咲いている森へオチビサンを連れていった。ただ紅葉を見物することがもみじ狩りであると教えたのはナゼニである。さらに、パンくいも一緒に秋の森を散歩したときに、パンくいがオチビサンの頭にかぶりついたことがあった。パンくいは、オチビサンの頭にキノコが発生していたから頭をかじったのである。怒ったオチビサンの頭からさらにキノコが生えてきた。そのキノコを調べ、ナゼニは「オチビダケ」と名付けた。さらにナゼニはなぜそのキノコがオチビサンの頭に増えていくのか研究した。その後、怒るとオチビダケが増えることをナゼニは突き止めた。また、梅雨にあじさいパンを作ろうとしたパンくいに、「あじさいの根には毒があるから危ない」と教えようとしたのもナゼニだ。結果、パンであじさいの花弁を作っただけなのでパンくいは大事にならずに済んだ。
オチビサンやパンくいと一緒に過ごしながら、本を読んだり観察するパンくいは3人のなかで頭がいい。マイペースなパンくいや走る回ることが大好きなオチビサンに翻弄されながらも、仲良く生きている。

パンくい

ナゼニの親友。豆粒町に引っ越してきた。茶色い毛並みで、水色のよだれかけをしている。パンくいは、食べることばかり考えていて、特にパンには目がない。だから、パンのことを考えるだけでよだれが垂れてしまう。洗濯して洗い替えがきくように、たくさんよだれかけを持っている。果物や野菜は食べるが、生ものは苦手だ。
パンを食べることも好きだが、作ることもできる。自分で材料を買ってきてはたくさん作る。パンくいの一日は、まず起き抜けのフランスパンから始まる。朝起きて、ベットでフランスパンを食べる。昼食ははちみつパン。大好きなはちみつをたくさん塗って食べるのがパンくいの食べ方だ。そして、3時になるとおやつにまたパンを食べる。おやつはチーズパンが多い。豆粒町の丘の上で、そよ風に吹かれながらのんびり食べる。そのうち眠くなってきて、草の上で昼寝をするのだが、昼間をしながらもぶどうパンを食べる。夕食は、家に帰ってあんぱん。そしてミルクを飲みながらオチビサンやナゼニのことを考えて食べるのだ。
バレンタインデーには、チョコレートを作るのではなく、チョコレートを使ったパンを作るのがパンくいの楽しみである。バレンタインデーは、本来愛する人にチョコレートを渡す慣わしがあるが、パンくいはバレンタインデーはチョコレートへの愛を告白する日だと思っている。だから、チョコレートに愛をこめてパンに練り込む。そして幸せな気持ちに浸るのだ。
オチビサンとは、自然と友達になった。ナゼニがオチビサンにパンくいを紹介した次の日に、パンくいは誘われてもないのに自らオチビサン宅へ訪ねた。手土産としてパンを持っていったが、パンくいはそのパンを自分も一緒に食べたかった。だから「友情の印にそのパンをごちそうしたらどうだろう」とパンくいはオチビサンに言った。「なんとずうずうしい」とオチビサンは思ったが、パンくいがおいしそうにパンを食べるのを見て許す。こうして仲良く友達になったのである。
パンくいは、真夏の暑さをなんとかしたくて毛皮を脱ごうと思いつく。無論、毛皮は生えているものなので脱ぐことは不可能なのだが、パンくいは勢いよく走れば体から毛皮が丸ごと抜けると思っていた。だが、電信柱にぶつかり、大怪我をしたのであった。
オチビサンと出会い、さらには豆粒町の住人とも仲良くなり、秋にはみんなで夜のピクニックを楽しんでいる。いつもはパンしか食べないパンくいだが、この時はコロッケを手作りして皆に振舞った。マイペースでパンのことばかり考えているが、憎めないキャラクターである。四季折々の移ろいを、オチビサンたちと楽しんで暮らす。

豆粒町の住人

おじい

豆粒町に住む老人。オチビサンとは家が近い。オチビサンとの出会いは、暑い夏の日に打ち水をしていた時のことである。お互いに背中を向けてたらいに入れた水をまいていると、背中がぶつかった。その日に、オチビサンはおじいを見て「ライバル出現」と思った。おじいも引かず、お互いに打ち水の掛け合いが始まった。結局水をまきすぎて近所のおばさんに怒られてしまうのだが、その日からオチビサンと面識を持つようになった。
歳はオチビサンやナゼニ、パンくいよりもはるかに上であり長生きである。夏の終わりさえも大事に過ごすべきだと考えるおじいは、1人で流しそうめんをしていた。それをオチビサンたちに見られていたが、おじいはやりたいことをやる考えである。
猫のジャックが壁に落書きをしていた時、おじいは叱った。それはただ怒ったのではなく、ジャックが知恵をきかせた落書きをしていなかったからである。「オチビはチビ」「ナゼニは質問ばかり」と見たままのことを書いていたので「もっととんちをきかせんか」と、おじいはジャックに言った。ジャックはそれ以上書くことができずに、落書きをやめた。
オチビサンが、夏の日に蝉の抜け殻を見つけたことがあった。その時、オチビサンはたいそう喜んだ。その姿を見て、「わしは蝉の抜け殻を喜ぶこころも忘れてしまっていたのか」と自分自身を憂いた。だが、代わりにオチビサンが無邪気でいるので、まあいいかと納得したおじいであった。
おじいは花粉症持ちである。通称・鼻かみ名人と豆粒町では呼ばれているのだが、春先になると鼻水が止まらない。花粉が飛ぶことに困っていたおじいを見てジャックがいたずらを思いつく。それは、体中に花粉を塗り付けて、おじいの元へ行くことだった。だが、ジャックがあまりにも多く花粉をつけすぎたので、ジャックは体が黄金色に輝いた。それを見たおじいは、花粉に困ることはなくむしろジャックに手を合わせて「鼻水が止まりますように」と拝んだほどである。
オチビサンが元気よく駆け回る姿や、パンくい、ナゼニたちが遊ぶ姿を見て、おじいは優しく見守る存在である。

ジャック

豆粒町に住む猫。ドラム缶の中に住んでいる。家の全貌は、ドラム缶から抜け出したところに穴が掘られていて、その穴が何個もある。穴にはベットや台所やリビングがある。だから、外から見るとそこに住居があるとはわからない。ジャックは快適に過ごしている。
いたずら好きな性格である。ジャックの初登場は、オチビサンの家の壁に「オチビはチビ」と落書きしたところだった。このいたずら書きを読んだオチビサンはひどく落ち込んで、他にも書かれているかもしれないと探し回った。だが、結局書かれていたのは自宅の壁のみだった。オチビサンは、ジャックが壁の落書きをしたことは知らない。だが、おじいがジャックを𠮟ったことで、ジャックは落書きをすることはなくなった。
素直でなく、孤独でいても平気なキャラクターである。ある寒い冬の日、オチビサンは、屋根の上でくしゃみをするジャックを見つける。寒いから中に入って甘酒を飲もうと誘うが、ジャックは頑なに中に入らない。甘酒を寒い外で飲んで、そのまま夜の闇に帰っていった。ジャックは「一度あたたかい所に入ると外に出るのが辛くなる」と思っていたからだった。
また、秋の風が吹く夕暮れ時も、ジャックは1人で猫じゃらしで遊ぶ。1人で気ままに原っぱに広がる猫じゃらしの中で、飛び回るのだった。
だが、優しい所もある。おじいが桑の実を取ろうとしていると、ジャックがやってきた。オチビサンをはじめ、いつもの3人ははじめから手伝っていたが、3人とも小さいので下の方の桑の実しか取ることができない。その代わり、おじいが脚立の上に立って桑の実を取っていた。するとジャックが、何も言わずに一番高い所にある桑の実をとった。これにおじいは大変感謝した。オチビサンたちも「ひまに見せかけて実はいいやつ」とジャックに感心したのだった。
こうして自由に過ごすジャックも、豆粒町の住人たちと仲良くなった。秋の夜のピクニックでは、オチビサンたちと一緒に食事をしている。無論猫なので、魚を好むが、この夜は魚を思い浮かべながら酒を飲んでいた。孤独だが、オチビサンたちの優しいキャラクターのおかげで、寂しい思いをせずに過ごすジャックである。

その他のキャラクター

ヘビくん

豆粒町に生息するヘビ。毎年春になると顔を出す。冬の間には眠っている。好きな食べ物は玉子。
ヘビくんはオチビサンより体が大きいので、初めて姿を現した時は大変怖がられていた。オチビサンやナゼニ、パンくいと友達になりたいヘビくんだったが、姿を見せると逃げられていた。そのことが悲しかったヘビくんだったが、冬になる前に懲りずに少しずつオチビサンたちの前に現れた。するとオチビサンもだんだんと慣れてきて、ヘビくんが現れても平気になった。そこから仲良くなるのに時間はかからなかった。これには、ヘビくんの優しい言葉遣いも影響したと見られる。ヘビくんは決して口の悪いことは言わないし、敬語を使う。いつも謙遜していて、いばることはない。
春になって顔を出すので、ヘビくんは春の訪れを知らしにオチビサン宅を訪ねたこともある。オチビサンはベットから、窓をたたく音で目が覚めた。その晩、豆オチビが生き物たちに春の訪れを知らす夢を見ていたオチビサンだったが、本人はまだ冬の気分だった。ヘビくんはオチビサンの部屋の窓をコンコンと叩き「春ですよ」と優しく微笑んだ。オチビサンは嬉しくなって、ヘビくんに笑顔を見せた。
秋の夜のピクニックでは、オチビサンやナゼニ、パンくい、おじい、ジャック、そしてシロッポイと混じって食事を楽しんだ。その時ヘビくんは、パンくいが作ったコロッケをおいしそうに食べている。登場回数は少ないが、オチビサンの大事な友達である。

シロッポイ

冬と春の境目に生まれた生き物。オチビサンとパンくいが、雪がちらつく昼間に遊んでいると、太陽の日差しが雪を溶かした。オチビサンは「あたたかい日差しは春を感じて嬉しいけど、雪がなくなるのは寂しい」と思っていた。すると雪から湯気が発生。それがシロッポイの誕生だった。オチビサンは、その白い何かというニュアンスで「シロッポイ」と名付けた。それからオチビサンと一緒に暮らす。
シロッポイは湯気なので、ふわふわと宙に浮いている。生まれてすぐ口にしたのが「サミシイ」だった。その言葉はオチビサンの気持ちであり、シロッポイには言葉にしなくても他人や生き物の気持ちがわかるのだった。植物にそっと寄り添って、植物たちの気持ちを代弁する。「ノロ…カワイタ。オミズ…」と、今度はヒョウガミズキの気持ちを言った。ヒョウガミズキは乾燥して枯れかけているのだ。ナゼニは「あの木は芽吹く前の雨を待ってるみたいだよ」とシロッポイの言葉を聞いて、理解した。するとシロッポイが急に小さくなって、しんどそうになった。「おや、急に元気がなくなちゃったぞ」とナゼニは心配する。「どうしたのシロッポイ!」とオチビサンもシロッポイに声をかける。シロッポイがしぼんで元気がなくなった代わりに、ヒョウガミズキから芽が出てきた。オチビサンは、「シロッポイが水分をあげたんだ」と、大事なことに気付く。「君バカだなあ」とオチビサンはシロッポイを優しく手に包みこんで涙を流した。もうすぐシロッポイが消えてなくなってしまいそうだからだ。「シナナイデ…シロ…ポイ。シナ…」とシロッポイは声をしぼりだしている。オチビサンの涙の粒が、シロッポイに落ちた。オチビサンはすぐに家に帰って、ナゼニと一緒にシロッポイをお風呂に入れてあげた。するとすぐに元の姿に戻ったシロッポイ。湯気だから乾そうに弱いのである。
水辺や水分を好むので、台風を探しに遊びにいくこともある。また、冬の間にオチビサンと日向ぼっこをしていたシロッポイは、乾燥してしんどくなった。それを心配したオチビサンは、シロッポイをずっと風呂につけていた。そのおかげで、シロッポイが大きくなりすぎてオチビサンが風呂に入れなくなってしまったのである。
オチビサンと一緒に豆粒町を駆け回って、植物の気持ちに寄り添うシロッポイ。その優しさは誰からも愛され、悠々自適に暮らすシロッポイであった。

『オチビサン』の用語

豆粒町(まめつぶちょう)

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