クロックタワー(CLOCK TOWER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クロックタワー』とは1995年にヒューマンからリリースされたスーパーファミコン専用のアドベンチャー・ホラーゲームソフト。ゲーム会社・ヒューマンが発売した『セプテントリオン』、『ザ・ファイヤーメン』に続くパニックソフトシリーズの完結作である。屋敷の中に潜む殺人鬼から逃れるために主人公ジェニファーを脱出させるのが目的であり、のちにシリーズ化される「クロックタワーシリーズ」の第1作でもある。

サイモン・バロウズ

ジェニファー達が連れてこられた屋敷の主人。
メアリーによって屋敷内の牢屋に閉じ込められており、発狂している。
ジェニファーを見た際、彼女を食べ物だと思い込む。

ボビィ・バロウズ

ジェニファーを必要に追いかけ回す大きなハサミを持った敵キャラクター。シザーマンと呼ばれる。
ボビーはメアリー・バロウズの息子であり、ダン・バロウズとは双子の兄弟である。
条件を満たさなければどんな攻撃をしても決して死ぬことがない。

ダン・バロウズ

ダンはボビー・ブラウンの双子の兄弟でメアリー・ブラウンの息子である。
肥大化した肉体をもつバケモノ。バロウズの屋敷を念動のような超能力で操っている。
彼は屋敷の地下にある巨大なベッドの上に横たわっている。

ウォルター・シンプソン

本作の主人公であるジェニファー・シンプソンの父親である。
ジェニファーは彼が行方不明になっていると思っていたが、バロウズの屋敷で白骨化した遺体を発見する。
彼は死ぬ前にメアリーの出産に立ち会ったこと、生まれた双子が化け物だったこと、彼らに片腕を食いちぎられて、密室に閉じ込められたことをカルテに書き残していた。

『クロックタワー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

クロックタワーは河野一二三が監督をしている。河野は彼が好きな映画監督ダリオ・アルジェントへのリスペクトをゲームに反映することを望んでいた。特筆すべきことに、今作はダリオの映画「フェノミナ」から多くのアイデアを使用している。例えば「フェノミナ」の主人公の名前は本作と同じくジェニファーであり、容姿もそっくりである。また奇形児が登場したり、殺人鬼がハサミを振り回したりするのも「フェノミナ」からのアイデアである。河野は古いホラー映画を大変好んでおり、クロックタワーにも同じような雰囲気を持たせることを望んだ。
河野はクロックタワーを少ない予算と少ないスタッフによる実験的な作品であったと語っている。
彼の仲間は主人公が敵から逃げるというゲームは世間に受けないと考えていたが、河野はこのシステムで推し進めた。大部分のグラフィックは2Dで制作されているが、屋敷のみ3Dで作られた。キャラクターのグラフィックは実際の人間の写真をデジタル処理して作られている。

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@jinn_69

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