SIREN / サイレン

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『SIREN』とは、2003年にソニー・コンピューターエンタテイメントが開発、PlayStation2用に販売されたホラーゲームである。他人の視界を利用してマップを見渡せる幻視ジャック(視界ジャック)や純日本風の舞台設定など、他にはないシステムや世界観から、国内外で大ヒットとなった。主人公の進め方次第でシナリオの難易度が変化はするも高難易度であることも知られている。

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SIREN / サイレンのレビュー・評価・感想

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SIREN / サイレン
8

攻略見ないとクリア不可能!?最恐ジャパニーズホラー!

今回ご紹介するのはPS2ソフト『SIREN』。

今作はジャパニーズホラーゲームとしてはNo1の人気作と言っても過言ではありません!
ジャンルはADVです。

『SIREN』『SIREN2』『SIREN:New Translation』
の3作品が発売されており、その中でも『SIREN』は特に人気があります。

舞台は昭和の日本の村をモチーフにした『羽生蛇(はにゅうだ)村』という村で、ステージ中に存在する民間などは
the☆昔の家
といった具合に昭和の雰囲気が再現されています。
しかも所々ボロボロになっているので、廃墟マニアの方はこのステージを歩き回るだけでも満足しちゃうかもしれません。

プレイヤーキャラは複数人おり、
大学生・医者・教師・猟師
など様々です。
1ステージ毎にコロコロとプレイヤーキャラが変わり、自分の起こした行動が他のプレイヤーキャラのステージに影響を与える「ザッピングシステム」が本作の特徴的なシステムの一つです。

このゲームの登場人物は基本的に攻撃が弱く、中には敵に接触するだけでゲームオーバーになる者もいます。(猟銃やバールで無双する者もいますが…)
なので、極力敵との戦闘は避ける必要があります。

そこで本作のもう一つの特徴的なシステム「視界ジャック」。
作中では「幻視」とも呼ばれますが、敵の視界をジャックし、まるで自分が見ているかのように見る事が出来るのです。
これにより敵の行動パターンをじっくり観察し、回避することができます。

しかし、問題は敵だけではありません。
何をしたらいいかがわかりません。ほんとにわかりません。
ラジオを井戸の中に隠すなんて一体誰がわかるんですか?
でも、その謎の行動が後に他のキャラクターのステージに影響を及ぼすのです。

このゲームを攻略サイト・攻略本を見ずに自力でクリアできる人間は、どうかしています。
ですが、その理不尽な難度もこのゲームが愛される理由なのかもしれませんね。

SIREN / サイレン
8

日本ならではのホラーな雰囲気にゾクゾクします

インターネットが普及し始めた頃から頻発していた、日本各地の伝承や怪奇現象にまつわるオカルトホラー。都市伝説などの怖い話も、信じるかどうかは別としても、好奇心が先行して見たり聞いたりした方も多いかと思います。そうした雰囲気が好きな方にぴったりなのが、『SIREN』という和風ホラーゲーム。『どうあがいても、絶望。』というキャッチコピーが、鮮烈な印象を与えたゲームでもあります(当時放送していたCMが、怖すぎて放送禁止になったことでも有名です)。
物語の始まりは、オカルト好きの高校生が、掲示板に書き込まれた「一人の村民による、全住民の大虐殺が起こった奇妙な村」の噂を聞き、興味本位で羽生蛇村へ向かった。奇妙な儀式を目撃したのをきっかけに、彼は異変に巻き込まれるのですが……。
山奥にひっそり佇むこの村は、特有の文化や風習を重んじる、社会から隔離され、閉ざされた村の様相を呈しています。時代錯誤を感じるほど、昭和の山村のひっそりした空気を感じさせ、しかし風習や儀式など時おり鳥肌がたつような恐ろしさをも備えた村。日本の純ホラーではありますが、主人公たちに襲い掛かってくる敵がいます。『屍人』と呼ばれる「村人だった者たち」は、最初のうちは理由もわかりませんが、村を訪れた者、また同じ村人でも容赦なく襲い掛かってきます。もちろん主人公たちは殆どが「一般人」なので、抵抗するすべはそう多くないので、そこがまた怖いのです。
猟師は猟銃があり、護身用の銃を持っている人もいますが、全員ではありません。しかし何故か、主人公たちは『幻視』と呼ばれる能力を使うことができます。他人の視覚と聴覚を一時的にですが盗める能力で、これが攻略の要となるのです。このゲームの楽しさは、この『幻視』を駆使しながら、キャラクターたちの頭脳や技術と共に攻略していくところにあると言っても、過言ではありません、襲ってくる敵から逃れ、抵抗し、隠れたりとアクションもあり、ハリウッド映画のスターのようにきびきびとは動いてくれないキャラクターたちの生々しさが、また怖さを増幅させてくれています。謎解きは正直「ぜったいこんなの気付けないよ!」と思うものばかりなので、何度も何度も同じルートを繰り返しながら進み、解き明かしていく必要があります。村に響き渡るサイレンの音がしたら、「どうあがいても、絶望」な中を生き抜くこのゲームが始まります。村に起きている事態の謎を辿っていき、決して言葉数多いとは言えない登場人物たちの心理を読み進めていく楽しさは、日本のホラーゲームならではだと思います。

SIREN / サイレン
8

PS2で屈指の和風ホラーアクションゲーム

SIRENは2003年にPS2で発売されたホラーゲームです。知っている方も多いと思いますが、当時放映されたSIRENのテレビコマーシャルは怖すぎる!という理由で放送禁止になりました。
ゲームの物語をさらっと紹介すると、主人公こと須田恭也(すだ きょうや)が怪しげな村に迷い込みなぜだかサイレンが響き渡り異界に取り込まれてしまうそんなストーリーです。

このゲームの特徴は「とにかく登場人物が弱い!」ことです。ホラーゲームと言えば基本的にはマッチョな特殊隊員や、セクシーな女スパイがゾンビやらクリーチャーやらをなぎ倒すのが基本です。ゲームによって多少の違いはありますが、登場人物は大体戦う能力を持っています。ですが、SIRENの登場人物のほとんどは攻撃を二回喰らえば死んでしまい、さらに敵である屍人(ようはゾンビ)は攻撃を加えることで一時的に無力化出来ますが「無制限で生き返ります」。つまり、プレイヤーは攻撃を数回喰らえば死んでしまうキャラクターを操作しながら、何度でも蘇る敵を相手に戦わなければいけません。そんなの無理ゲーだ!と思うでしょう、実際にプレイしている最中も思いました。

このゲームはセオリーは「逃げ隠れしながら必要最低限の敵だけ倒す」です。さらに敵を避けるために「視界ジャック」という能力が全てのキャラクターで使えます。視界ジャックとはその名の通り、敵の視界をジャック(盗み見る)ことが出来る能力です。この能力を使い、マップ上を徘徊する屍人の視界を盗み見てその屍人がどのルートを通るのかどこで何をしているのかどこを見ているのかを頭の中に叩き込み上手く敵と合わないようにゴールを目指す。それがSIRENというゲームです。

ちなみにこのゲームはPS2のゲームの中では難易度が高いです、その要因はいくつかありますが最もこのゲームを難しくしている要因は「覚えた行動パターンを信じ切り行動することが出来ない」からだと私は思っています。視界ジャックで行動パターンを覚えたとしても、基本的にはステージには複数体の敵が配置されておりその全ての行動パターンを覚えきり行動しなくてはいけません。まず、忘れます、そして忘れたから視界ジャックをしようと思って視界ジャックをすると他の敵に見つかり殺されてしまいます。つまり、自分の記憶を信じ尚且つその根拠に身を任せてプレイしなければならないというのがこのゲームが難しい所以だと思います。

総評として、SIRENは和風ホラーが好きで難しいゲームに挑めるコアなゲーマー向きのゲームだと言えるでしょう。確かに難しいですが、ストーリーも考察しがいのある奥深いものでキャラクターも思わず感情移入してしまう魅力的なキャラクターが多いです(ただし、顔のグラフィックは恐ろしい)、ぜひともプレイしてみて下さい。

SIREN / サイレン
10

世界観が素晴らしい、日本最高峰のホラーゲーム。

私がこのゲームを初めてプレイしたのはもう10年以上昔ですが、現在でも自分にとってこの作品を凌駕するゲームに出会っておりません。
この作品の素晴らしいところは何と言ってもその練り上げられた「世界観」。小野不由美さんの「屍鬼」、伊藤潤二さんの「サイレンの鳴る町(だったかな?)」に大きな影響を受けているためか、奥深い、それでいてクリア後も何かすっきりしないモヤモヤ感が残る、ちょうど名作ホラー映画にありがちな「ああいう感覚」をこのゲームでも思う存分満喫できます。
またこの作品はただクリアしても、全ての真相を知ることが出来るわけではなく、ネット上での情報を収集したり、ゲーム中に散らばる「情報の断片」をパズルのように組み合わせたり、最後は自分の頭で想像したり、要はあくまで真実「らしい」ことがわかるにとどまります。
そして最初はプレイできる「人間」も多いのですが、ゲーム進行に従って一人、また一人と「あちら側の住人」へと変貌していく。
その上多分、操作性も意図的に悪く作られています。そうすることによって「無双」スタイル防止を図っているのでしょう。
これら全てはプレイヤーを物理的にも、心理的にも孤独にすることを目的にしていると思われます。もちろん良い意味で。
現在でもゲーム実況にこの作品を取り上げる人が後を絶たないのを見ると、それだけの魅力がこの作品にはあるのでしょう。
未プレイの人は是非どうぞ。

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