ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle

ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle

「ハウルの動く城」とは宮崎駿監督、スタジオジブリ製作の日本の長編アニメーション映画作品である。2004年11月20日に全国公開され、興行収入は196億円。スタジオジブリ製作アニメでは「もののけ姫」を抜き、「千と千尋の神隠し」に次ぐ第2位の記録を樹立した。
物語は魔法と機械が混在する架空の世界が舞台。呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの戦火の恋を描く。

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ジブリの歴代ヒロインまとめ

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1988年公開。昭和30年代、緑豊かな農村に引っ越してきた草壁さつき、メイの姉妹は奇妙な生き物トトロと出会います。ネコバスも含め、子供の時にしか会えない彼らとの交流、そして少しの成長を描いたもの。爽やかな自然の描写と、それに相反する多くの暗い都市伝説を持つ作品でもあります。宮崎駿の原作、脚本、監督アニメ映画。

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『風の谷のナウシカ』とは、1984年トップクラフト制作の日本アニメーション映画で、宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作である。原作は「アニメージュ」に連載していた宮崎の同名漫画『風の谷のナウシカ』。遥か遠い未来、近代文明が崩壊し「腐海(ふかい)」と呼ばれる菌類の森に世界は覆われていた。その辺境にある「風の谷」で生き抜く少女の生き様を描く。

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『風立ちぬ』とは、2013年にスタジオジブリが公開したアニメーション映画で、監督は宮崎駿。キャッチコピーは「生きねば。」。主人公の堀越二郎は、幼い頃から飛行機が大好きで飛行機乗りになりたかった。しかし近眼という決定的な欠陥から飛行機乗りの道を諦め、設計者を志すこととなる。そして大学生のころ関東大震災にあい、その時に出会った結核の少女、里見菜穂子と恋に落ちる。大正から昭和へと流れゆく時代に、生と死の間で苦悩する青年を描いた感動作となっている。

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1991年公開のスタジオジブリ作品。監督・脚本は高畑勲。制作プロデューサーとして宮崎駿も参加している。ひとり旅に出た27歳の私が“小学5年生のワタシ”と一緒に、それまでの歩みを振り返るストーリー。 声優として今井美樹や柳葉敏郎が参加していることも上映当時には話題となった。 キャッチコピーは「私はワタシと旅に出る」。

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『コクリコ坂から』とは、2011年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画。監督は宮崎吾朗で、キャッチコピーは『上を向いて歩こう。』。 港南学園高校2年生のメルこと松崎海は、毎朝庭で旗を揚げていた。それは戦争に行ったきり、帰ってこない父親へ向けた信号旗だった。ある日、学校新聞「週刊カルチェラタン」で、自分が旗を揚げる少女として取り上げられていることに気が付く。それは同じ高校の3年生、風間俊が書いた記事だった。メルはこの記事をきっかけに俊を気にするようになり、だんだんと彼に惹かれていく。

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君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。

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千と千尋の神隠し(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『千と千尋の神隠し』とは、2001年の夏に劇場公開されたジブリの長編アニメーション映画。この映画は千尋という10歳の少女が神々の世界に迷い込んでしまう物語である。興行収入は300億円を超える業績を生み出し、2003年にはアカデミー賞を受賞した。まさに大作中の大作である。その名作ぶりは2016年のイギリスBBCの投票で、「21世紀の偉大な映画ベスト100」の4位に選ばれたほど。

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『魔女の宅急便』は、1989年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。キャッチコピーは「おちこんだりもしたけれど、私は元気です」。13歳の魔女キキは満月の夜に自分の住む街を出て、海の向こうの街コリコにたどり着く。そこで「魔女の宅急便」を開業し、挫折を味わい、成長していく。角野栄子の『魔女の宅急便』が原作で、映画では原作よりファンタジー性が抑えられているのが特徴。

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もののけ姫(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『もののけ姫』とは、宮崎駿、スタジオジブリ原作の長編アニメーション映画作品である。 1997年7月12日全国公開され、1998年の春先までロングラン上映を実施した映画館もあったことで、 興行収入193億円を記録し、20世紀日本映画歴代興行収入第1位となった。 アシタカという人間ともののけに育てられたサンが出会い、人間と自然の対立を描いた壮大な作品になっている。

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2006年公開、スタジオジブリ作品であり、宮崎駿氏の息子である宮崎吾朗氏が初監督を務めた長編アニメーション映画。国を捨て旅に出た王子アレンと、その旅の途中で出会った顔にやけどを負った少女テルー。二人は旅をするにつれ、自身が抱える辛い過去と向き合いながらお互いの理解を深めていく。互いの心に歩み成長していく姿や、メッセージ性に様々な考え方をもたらす作品。

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『紅の豚』は、1992年7月18日に劇場公開された、スタジオジブリ制作・宮﨑駿監督による日本の長編アニメーション作品である。舞台は世界大恐慌に揺れるイタリア・アドリア海。自分自身に魔法をかけて豚の姿になったイタリア人・マルコが偽名「ポルコ・ロッソ」を使い、飛行艇を乗り回す空中海賊「空賊」たちを相手に、賞金稼ぎとして空中戦を繰り広げる。

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「耳をすませば」は、1995年に公開されたジブリ映画。原作者は柊あおいである。この映画は、ジブリ作品を作画で支えていた近藤善文の最初で最後の監督作品で脚本・絵コンテは宮崎駿が担当している。ストーリーは、主人公「月島雫」を中心に恋や夢、悩みなどを描いている。誰もが一度は経験したことがある甘酸っぱい青春ストーリーで未だに人気の高い作品だ。

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『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。

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ハウルの動く城 / Howl's Moving Castleのレビュー・評価・感想

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ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle
8

音楽や声優陣による耳心地の良い映画

この映画はジブリ作品では珍しい90歳の老婆が主人公。実際には若い女性だが魔女の呪いにより老婆の姿にされているという始まり。内容もさることながら、作中のBGMや起用されている声優陣にも注目してほしい。作品名にもあるハウルの動く城が現れる場面では、城という名のガラクタが動く音がリアルに再現されている。ここでリアルというには語弊があるかもしれないが(現実にガラクタの城が動く音を聞いたことはないので)、本当にガラクタでできたお城があったらこんな音がするのだろうと想像してしまうような音が流れてくる。その他にもシーン毎に流れてくるBGM、街で聞こえる賑やかな音楽を遠くで鳴っているようにすることで主人公の孤独感を演出したと思うと、次はハウルに出逢い煌びやかで舞踏会のような音楽を流す。こういった緩急も引き込まれる要因の一つ。さらに声優陣では主人公ソフィを演じた倍賞千恵子さんの落ち着いた、それでいて透明感のある声はもちろん、ハウルを演じた木村拓哉さんの自信たっぷりの演技や、頼りなく情けない少年の声の使い分けなど見どころ、いや聞きどころはたくさんある。美輪明宏さんの恐ろしい魔女声から可愛いおばあちゃんや神木隆之介さんの可愛らしい声、そして忘れてはいけない最後の最後に、なんと大泉洋さんも出てくる。そんな耳心地良い時間を味わえるこの映画をぜひ観てほしい。

ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle
7

原作読書後に観てほしい!ハウルの動く城

公開当初から「ハウルの動く城」はよくわからない、という声が多く聞かれた。
登場人物たちが暮らす世界についてや主人公ハウルと王宮との関係が、混乱させているのかと思う。
でもそんな人たちにはぜひ原作を読んでから、もう一度鑑賞してほしい。
特にハウルとソフィーが初めて出会う際は、え?そっちがハウル?と驚くはずだ。
実は原作においてハウルはソフィーをナンパした兵士側の方だったのだ。
作中のマスコット的存在ヒンも実は別の登場人物の変身姿。
サリマン先生に代わりに戦争に行くのを断ってよと、とんでもない依頼をするハウルにもちゃんと理由があることが、物語後半に明かされる。
それだけでなく、あらゆる場面でハウルはソフィーを気にかけているのだ。
映画だけでは、ハウルは気まぐれなイケメンだが、原作ではきちんと理由がある偉大な魔法使い。
本作は宮崎駿監督にしては珍しく、原作と映画がニコイチなのだ。
原作未読者には不親切な物語進行が評価を下げていると思うと、とても残念だ。
が、それを抜きにしても、やはりジブリ作品として大変面白いし、画面の使い方が本当に素晴らしい。
特に原作にない空中散歩は素晴らしい発想だと思う。
キャラクター造形についても、過去一の美形に仕上げるために随分苦労したと聞く。
一度鑑賞した人も、できれば原作を読了後再度この映画を楽しんでほしい。

ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle
7

ハウルの動く城がすてき

ハウルの動く城を見ると、キムタクの声が全然気にならなくて、キムタクって声優が向いているのかもなと思います。なんか、あのわがままなハウルがキムタクだとは信じられません。ちょっと作った演技をする人だから合ってるのかもしれませんね。ヒロインは、最初の18才の時とおばあさんの時と声が一緒なのが最初は気になりました。なんで同じ声なのと思いました。でもまあ、同じ人にするならおばあさん寄りにしないと、若い声のおばあさんは変だと思います。倍賞千恵子さんは可愛らしい方ですし、ヒロインもできる人だと思いました。お話は他のジブリ作品ほど分かりやすくないというか、なんかよく分からないうちに終わるってところがあります。ただ、一つ一つの場面は、魔法使いのいる世界らしくて見ていてたのしいです。かかしとか火の精の造形もかわいいですし、なんか老人みたいな犬とかかわいすぎます。あと、動く城の造形の素晴らしさ。あれは城と言われれば城だし、乗り物といわれれば乗り物だし、他にない造形をしています。あの城が動くところが見たくて何度も見てしまうし、あの城を描いたり、「粘土とかで作りたいぜ」と人の美術魂をくすぶる造形だなと思います。よく分からないところもありますが、魅力的な作品です。

ハウルの動く城 / Howl's Moving Castle
10

ハウルの動く城

私がおすすめしたいのはハウルの動く城です。ジブリ映画のなかでも不思議な映画です。
帽子屋を営む若いソフィーは、荒れ地の魔女によって魔法で老人にされてしまい一気に老けてしまいました。ハウルと一緒に冒険に出かけることになるのですが、だんだんハウルに恋をするソフィーが可愛いです。魔法を解くためにいろいろな手段でやってもなかなか解けないところは、ついつい心配してしまいます。ハウルの城が扉を回すたびに港町に行ったり、森の中に行ったり不思議な映画です。色々なところに行けるのはいいですが、カルシファーが忙しそうでした。また、この曲で人生のメリーゴーランドという曲が使われていて、クラシックで流れているのがとっても癒されます。ジブリは恋愛系の映画が多いですが、ドキドキだけでなく癒しをもらえます。恋愛は宮崎駿監督には必要不可欠なんだと思います。ソフィーとハウルが一緒に暮らしていってだんだんとハウルにソフィーへの気持ちが出てくるのも胸キュンです。また、なぜハウルの心臓を狙っている荒れ地の魔女を家の中に入れたのかはいまだに謎ですが、敵も味方も関係ないと言いたかったのかなと思いました。ハッピーエンドになってほっこりしました。

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