虹色デイズ(水野美波)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

原作は水野美波。集英社の別冊マーガレットに2012年2月号~2017年4月号まで連載。
喜怒哀楽がすぐ出てしまう主人公・夏樹は時々乙女チックな妄想をする妄想男子。女好きで若干シスコンの智也。さわやかなサディスティックの恵一。頭脳明晰だが照れ屋のオタクメガネの剛。
この4人を軸に高校生の淡い恋愛や友情、進路に伴う成長、少しバカっぽい日常をコメディタッチで描いた作品。

恵一の10歳差の兄で夏樹たちのクラスの担任。
女生徒に持てるが弟同様、切れるとムチを出すというサディスティックな一面も持っている。

若いころは、ある界隈で『鬼畜メガネ』の異名を持っていた。

里美先生(さとみせんせい)

保健室の先生。
メガネをかけた知的美人で、恵一に惚れられて告白される。
恵一の兄の片倉先生から念を押されていたので実際に付き合うことはなかったが、実は元プロの女王様だったらしい。

筒井 昌臣(つつい まさおみ)

あだ名は「まーくん」
まりの兄で、まりの小さいころ仕事で忙しかった両親に変わりまりの面倒をよく見ていた。
結婚して家を出ているが、まりのことは気にしている。

見どころ

それぞれの恋愛

夏樹と杏奈

きっかけは大したことないのに勝手に運命を感じて好きになってしまった夏樹と、人当たり良く素直な夏樹に次第にひかれてい行く恋愛未経験者の杏奈。

良く言えば人のことを疑わない、悪く言えば鈍感すぎる杏奈が自覚するまでが長い。
夏樹への恋心を確信した杏奈だが、ライバルが登場したり友達から愛の告白をされたりと波乱万丈だが、全て夏樹の笑顔が和らげてくれる。
付き合うまでのその道のりは長いがゆっくり愛をはぐくんでいく姿は微笑ましい。

智也とまり

女好きの智也と男嫌いのまり

始めこそケンカばかりだったが、チャラチャラしていたはずの智也がまりに本気になると次第にまりの心も解かされていく。
大好きな杏奈に夏樹が近づいてきているのを察知すると全力で阻止しようとするが、杏奈を傷つけたくないまりは自分が変わらないといけないと葛藤する姿は思わずがんばれ!と応援したくなる。

最終回の卒業式で智也とのツーショットを撮った時のまりの笑顔がとびきりキュート。
今まで智也に向けて笑顔を見せることはなかったが、この笑顔で智也の心をわしづかみにする。

恵一と希美

サディスティックな性癖のせいで年上の女性としか付き合ったことのない恵一と、最初っから恵一だけを思い続けている希美。

希美はかわいいと思うが、年下とは付き合ったことないうえに智也という目の上のたんこぶがついてくるので、最初はあまり相手にしていなかった恵一だが…
希美の一生懸命なアプローチと自分を敬ってくれる姿はサディスティックな恵一にとってとても心地よい。

卒業を前にして環境が変わることを嫌がり、希美にも辛く当たった時があったが、ひたむきに向き合ってくれる希美に恵一は惹かれ始める。

最終回での「つかまっちゃった」という恵一のセリフでおそらく付き合うことになったのであろう。(明言されていない)

剛とゆきりん

人見知りで照れ屋オタクの剛と、人懐っこくて天使のようなオタクのゆきりん。

本屋でマンガのような出会いを経て、その年のクリスマスに付き合うことになった2人。
親公認で何の問題もないように見えたが、剛が東京の大学に進学することを決意すると、滅多に泣かないゆきりんが泣いてしまう。
泣かないように、困らせないように泣くのを我慢していたゆきりんを優しく包み込む剛はとてもかっこよく見える。
剛のこんな一面が見れるのはゆきりんの特権なのであろう。

泰蔵と千葉ちゃん

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@shiori_888i9

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