マリア様がみてる(マリみて)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マリア様がみてる』とは、今野緒雪による少女小説(ライトノベル)。アニメ第一期の放送時期は2004年1月7日〜3月31日。
舞台は私立リリアン女学院。リリアンでは生徒を導く生徒会を「山百合会」という。
ある日、福沢祐巳は山百合会の会員である小笠原祥子に「姉妹(スール)」になってほしいと申し込まれる。わけがわからぬ内に、祐巳の学院生活は大きく動き出すことになった。

CV:生天目仁美
黄薔薇(ロサ・フェティダ)。
令の姉。髪を上げるヘアバンドとその額がチャームポイント。
あらゆることを軽々とこなしてしまう才能から周囲に認められている。しかし、本人は有り余る才能ゆえに何事にも達成感を得ることができず、いつも日常に退屈さを感じている。
大人びた雰囲気を漂わせているが、歯医者を嫌がって悪化させてしまうなど、子供のような一面も持っている。

白薔薇ファミリー

藤堂志摩子(とうどう しまこ)

CV:能登麻美子
白薔薇の蕾(ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン)。
一年生にして白薔薇である聖の妹となる。聖の妹になる前には祥子からも誘いを受けるが、彼女からの誘いは断っている。
姉である聖との関係は周囲から見ると分かりにくいものだが、二人の間には確かな絆が存在している。聖の卒業が近づくと一人残されてしまうことに大きな不安を感じ、彼女に縋りつくこともあった。
一年にして選挙を制し、次年度からは白薔薇として山百合会の幹部という立場になることが決まっている。

佐藤聖(さとう せい)

CV:豊口めぐみ
白薔薇(ロサ・ギガンティア)。
志摩子の姉。日本人離れした容姿や馴染みやすい性格から学内では絶大な人気を誇る。
出会った当初から祐巳のことを気に入っていて、会うごとにちょっかいを出している。
現在でこそ、人懐っこい性格で祐巳の相談役などを引き受ける話しやすい先輩であるが、1年前までは人付き合いが苦手で自ら周囲に一線を引いた。

冒頭ナレーション

マリア様の庭に集う乙女達が、
今日も天使のような無垢な笑顔で、
背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、
白いセーラーカラーは翻さないように、
ゆっくりと歩くのが、ここでのたしなみ。
私立リリアン女学園。ここは乙女の園。

『マリア様がみてる』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

タイが曲がっていてよ。

第1話で祐巳の乱れたタイを正すシーン。祐巳と祥子が初めて出会った場面でもある。祥子はこれまで他の生徒のタイを直してあげることはなかった。彼女が祐巳と出会った瞬間に惹かれるものを感じていたことがわかる。この時から祐巳の学園生活は大きく動き出すことになる。

令ちゃんのことを世界で一番愛してるよ

第5話で姉妹の縁を切ってから初めて由乃と令の二人が再会するシーン。一度距離をとったからこそ、この時、二人は互いの想いを確かめあうことができた。互いに依存している状態に将来的な危機感を感じた由乃の勇敢な決意が、二人の関係をより良いものに発展させた。この出来事を境目に由乃は病弱で儚げな少女という印象を払拭させる。

私のお姉さまはロサ・ギガンティアただ一人です

志摩子が静からの誘いを断って聖の妹として選挙で戦う事を表明するシーン。志摩子は山百合会という大きな地位ではなく、聖個人を心から想っている事を伝える。志満子は「私のお姉様がたまたま山百合会の薔薇様と呼ばれる方だっただけ」と語っていて、彼女が立場に関係なく聖という一人の女性のことを慕っていることがわかる。

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