グーニーズ / The Goonies

グーニーズ / The Goonies

『グーニーズ』(The Goonies)とは、1985年に公開されたアメリカ合衆国の映画。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ、監督はリチャード・ドナー、主演はショーン・アスティン。米国での興行収入は6100万ドル、日本での配給収入は19億円を達成した。伝説の海賊の財宝を探す少年たちの姿を描いた冒険活劇であり、それぞれに個性的な子供たちと胸躍る舞台設定で好評を博す。後にファミコン用ゲームも作成されたが、同年に公開されたスピルバーグの作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と比べると興行収入が低く、シリーズ化はしなかった。
ゴルフ場建設のための立ち退きを求められている地域に暮らす子供たちは、ひょんなことから伝説の海賊「片目のウィリー」が残した宝の地図を見つける。「これを見つければ引っ越さなくてもいいのではないか」と考えた彼らは、地図に従って財宝の捜索を開始。しかし偶然からギャングのフラッテリー一家のアジトに侵入してしまい、彼らに追い回されることとなる。

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グーニーズ / The Gooniesのレビュー・評価・感想

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グーニーズ / The Goonies
8

少年少女たちの夢と冒険をファンタジータッチで描き出すジュブナイルロマン『グーニーズ』

『グーニーズ』は1985年に公開された米国の冒険コメディ映画で、共同製作者・監督はリチャード・ドナー、脚本はクリス・コロンバス、原案は製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ。
この映画では、オレゴン州アストリア近郊の「グーンドックス」に住んでいる子どもたちが自分たちの家を差し押さえから救い出そうと試みて、宝物の地図を発見します。
その地図を使って、17世紀の伝説の海賊「一つ目のウィリー」が隠した宝物を探し出す冒険に出ます。
その冒険の渦中で宝物を横取りしようとする犯罪者一家に追われることになるのですが…
製作はスピルバーグのアムブリンエンターテインメント、ワーナーブラザーズ。
米国での劇場公開は1985年6月7日で、製作費が1900万ドルに対して収益は1億2400万ドル。
公開以来、カルトフィルムとしてコアなファンの賞賛を集めています。
批評家たちのレビューを拾っていくと、ジャー・エバートは「スティーブン・スピルバーグのアクション映画の要素を幾つかミックスした、冒険している子どもたちのテンションの高い演技が売りの特別な」作品だと評しています。
また、ジーン・シスケルは、アメコミのストーリーのような状況の中で子どもたちが繰り広げる冒険が「少年少女向けの面白い」テイストに仕上がっていると感想を語っています。
スピルバーグの「お家芸」の良質なエンターテインメント映画に仕上がったのが本作『グーニーズ』と言えるでしょう。

グーニーズ / The Goonies
10

絶対に子どもに見せたい最高傑作

グーニーズは1985年公開の映画で、リチャードドナー監督、総指揮はあのスピルバーグ。
海賊伝説が伝わる郊外の街に、不動産屋から立ち退きを迫られる一家の末っ子マイキーとその仲間たちが海賊船の宝を探しに行った先で、ギャングのフラッテリー一家と出くわしてしまう。体は弱いが勇敢なマイキー、生意気なマウス、デブで泣き虫のチャンク、発明大好きなデータ、それぞれのキャラクターが非常に立っていて面白い。フラッテリー一家から化け物扱いされている顔面崩壊のスロースとの出会いは本当に心打つ。ぜひ子どもたちに見てもらい、仲間を大切にする気持ちを感じて欲しい。スロースがチャンクとともに海賊船に仲間を助けにくるシーンは胸熱である。
ちなみにシンディローパーの歌う主題歌「グーニーズはグッド・イナフ」も今でも通じるような色褪せなさがある(映画内でも本人役として登場)。
私は小学生の頃からだが弱く、よく学校を休んでいたのだが、休むたびにテレビ放送の録画を何度も見て、同じく体の弱いマイキーと自分のすがたを重ねていた。
AMAZONプライムやネットフリックスなどのサブスクでは配信していないようなので、見たことない人はぜひDVDを購入して見て欲しい。