キューティ・ブロンド(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2001年公開の大ヒット作。原作はアマンダ・ブラウンの同名小説。監督はロバート・ルケティック。
エル・ウッズは頭のてっぺんからつま先まで気を抜かない、美容とファッション命の女の子。CULAでは成績はオールA、社交クラブ、デルタ・ヌウの会長でみんなの人気者。しかし卒業間近のある日、プロポーズされると思っていたボーイフレンドから振られてしまう。猛勉強し、彼を追いかけてハーバード大学の法科に入学する。

見どころ

主人公はおしゃれが大好きな女の子、という設定なので、シーンごとに変わるファッションを見ているだけでも楽しい。
ストーリーだけでなく、ファッション、メイク、ヘアスタイルもこの映画の見どころである。

『キューティ・ブロンド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作者アマンダ・ブラウンは主人公エル・ウッズにそっくりだ。スタンフォードのロー・スクールに行ったものの、すぐに自分に合わないと思ったらしい。
スタンフォードを選んだのも、近くにショッピングモールがあったからという理由だった。授業中は雑誌を読んだり友人に手紙を書いたりしていた。
その手紙は学期末には何百枚にも及んでいた。手紙をもらった友人は面白いからと言って周囲に手紙の内容を話しており、届くのを心待ちにしていた。
そのことを聞いたアマンダは本にしようと思ったが出版の仕方がわからない。「本の売り方」という本を買い原稿をエージェントに送ったら映画化されたとのこと。
自分に合わない学校生活も、つまらないと嘆くだけではなく、本、更に映画にまでしてしまうところはエルのパワフルな行動力と重なる。

『キューティ・ブロンド』のエピソード・逸話

ブロンドへのこだわり

この映画のタイトルは日本版は「キューティブロンド」原題は「Legally Blonde」。「ブロンド」がテーマになっている。
それだけに映画製作者はブロンドに強くこだわった。NYから専門家を読んで細かく調整した。
主演のリースは色んなブロンドを試し、最終的に「西海岸のリッチなお嬢様風のまばゆいゴールド」「プールサイドやショッピングセンターに似合う」ようなブロンドになった。
シーンごとにその髪型は変わり、なんと40通りのヘアスタイルになったという。照明の熱でカールが取れるのでリースは常にカーラーを巻いていた。
動くたびにブラシで直し、15回巻きなおしたこともあったとか。照明で髪が赤茶けてくるし、2週間ごとに根本の色が変わるので、その度に手入れをしたそうだ。

学校へ潜入!?

脚本のカレン・M・ラッツ、キルステン・スミスの二人は実際にロースクールの授業に参加した。そのため細かい描写がリアルである。
二人とも、学生たちの勉強ぶりに自分ならロースクールで授業を受けるのは無理、と感じたそう。それだけ生徒たちは真剣に学業に取り組んでいる。
主演のリースは女子寮で学生たちと話し、学生たちは打ち解けると色んな話をしてくれたらしい。話し方やしぐさなどは大変参考になったらしく、映画にその様子が反映された。

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