ガングレイヴ(GUNGRAVE) PlayStation 2ゲームソフトからアニメ化!

2003年 ~ 2004年に26話の長編で放送されたテレビアニメ。もともとはPlayStation 2用ソフトとして販売されていたゲームがアニメ化された模様。詳しくは不明。しかしそのアニメストーリーは、裏社会マフィア内部で出世していく様を痛快に描いており、最後まで目が離せない作品となった。

「もっともっと高みに登りてぇ...!」マフィア内部での出世争いとその中でのジレンマを描いたアニメ!

アニメOP。さりげなく物語の流れに辿った内容に作られている。「ファミリー」という曲名はまさにそのまま。

登場人物・キャラクター

ブランドン・ヒート

ブランドン・ヒート。主人公。ハリーとは孤児院からの幼馴染で親友。無口で実直、他人を思う優しさは人一倍。
マフィア組織「ミレニオン」にハリーと共に拾われてから、自ら望んで死地に臨むことしばしば。次第にガンマンとしての頭角を表し、組織で最も恐ろしい殺し屋として名を刻むことになる。順調に組織の頂点に駆け上がると思われたが…!

(ビヨンド・ザ・グレイヴ)ブランドンの死後、守るべき者のため戦う為、人口改造された姿。

ビヨンド・ザ・グレイヴ。主人公ブランドンの死後の別の姿。ビッグダディ(ミレニオンのボス)の執事トキオカの弟がマッドサイエンティストであったが、その弟が途中で改心。最後はブランドンの遺体を生命維持装置で保管し、組織の危機の時まで預かっていた。ネクロライズという死体を化け物にする科学技術を応用させ、ブランドンも人間を超えた存在に変わり、組織を守るために闘う。

ハリー・マクドゥエル

ハリー・マクドゥエル。主人公ブランドンの孤児院時代からの親友。
ブランドンと同じく、「ミレニオン」に拾われ、その後その突出した頭脳と野心が彼を組織のトップへと押し上げる。最終的には、自身も望んではいなかったかもしれない、野望のためにはなんでもやる人物になってしまう。「まだだ...まだ足りない...もっと上に、もっと上に」というセリフに異常なハングリーさを感じた。人脈作り・優秀な部下の登用にも秀でていた。

ビッグダディ

ビッグダディ。「ミレニオン」のトップ。温厚で部下を思い遣る人物。主人公ブランドンが浅葱マリアと決別してから、彼女と結婚する。
ハリーの台頭で対立し、最終的にはやはり消される。
しかし、マリアとの間に女の子(浅葱ミカ)を残し、何かあった場合には...。と執事のトキオカにマリアへの伝言を託す。
ブランドンとは生前、よく地位など関係なく釣り仲間として交友を温めていた。

浅葱ミカ

浅葱ミカ。「ミレニオン」ボス・ビッグダディの忘れ形見。
14歳までは母マリアと執事トキオカと逃亡先にて平穏に暮らしていたが、やがて組織に追われ、最後にトキオカの弟とビヨンド・ザ・グレイヴを頼り組織に、ハリーに対抗しようとする。

浅葱マリア

浅葱マリア。主人公ブランドンの恋人だったが、ブランドンが組織の殺し屋エースとなるにつれ、関係は自然消滅していく。そして、長年孤独に耐えてきたボス・ビックダディと結ばれ、娘(ミカ)と逃亡先でひっそりと暮らしていた。しかし、のちに組織に見つかり、ミカを逃がすため殺される。
元々は、ハリーとブランドンとも仲の良い友達であったが、ハリーの野心に蹂躙された形に。

ビヨンド・ザ・グレイヴに立ちはだかる、ハリーの頼れる部下達

ベア・ウォーケン

ベア・ウォーケン。ハリーマクドゥエルの義父。
ボス・ビッグダディを尊敬していたが、一人娘のシェリーがハリーと結ばれると、ハリー側につくと決心。ボス亡き後もその人情に厚い精神は変わらなかったが、最後まで娘シェリーのためを思い行動し、ビヨンド・ザ・グレイヴと決闘することとなる。

バラッド・バード・リー

バラッド・バード・リー。父親が政治家であったため、政財界に伝手がある。
生前のブランドンが表の殺し屋なら、彼は裏の殺し屋といったところ。針を使用した暗殺術に長けていた。非常に冷酷なサディスト。

ボブ・パウンドマックス

ボブ・パウンドマックス。ハリーの情報担当専門の部下。独自のネットワークをもっており、彼が知らないことはないといわれている。フライドチキンが大好物であったが、食べ過ぎで肥満が悪化、死にかけるが、組織が研究していた技術で人工的に化け物に復活させる。

まとめ

ストーリー中盤まで、ブランドンとハリーは組織の相棒同士でかつ親友だった...。その関係が崩れ、最終的には戦う形に...。
ビヨンド・ザ・グレイヴ後の派手なアクションもいいが、やはり個人的には中盤までのハリーとブランドンが組織で出世していく様子が最も面白かった。
最後に2人が行き着く果てにはなにがあるのか…。
興味がある方にはお勧め。

keeper
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