目次

  1. 概要
  2. ストーリー
  3. 登場人物
  4. バッツ・クラウザー
  5. レナ・シャルロット・タイクーン
  6. ファリス・シェルヴィッツ (サリサ)
  7. クルル・マイア・バルデシオン
  8. ガラフ・ハルム・バルデシオン
  9. ドルガン・クラウザー
  10. ゼザ・マティアス・サーゲイト
  11. ケルガー・ヴロンデット
  12. シド・プリヴィア
  13. ミド・プリヴィア
  14. シルドラ
  15. ギルガメッシュ
  16. エクスデス(ネオエクスデス)
  17. 戦闘システム
  18. ジョブチェンジシステム
  19. ジョブ
  20. 風のクリスタル
  21. 水のクリスタル
  22. 火のクリスタル
  23. 土のクリスタル
  24. 隠しジョブ
  25. 追加ジョブ(リメイク版)
  26. 魔法
  27. 裏話・小ネタ
  28. ものしりじいさん
  29. エンディング分岐
  30. さいきょう
  31. 最強ボス

概要

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SFC版FF5のパッケージ。ロゴのイラストはシルドラ。

1992年にSFCで発売されたFF5は、ストーリーよりもそのシステムに重点を置いた作品で、シリーズ初のダブルミリオンの売り上げ本数を記録した。
この頃から内部データの管理業務がきちんと行われたことから、リメイク作品も容易にできるようになった。

戦闘システムでは、好評だった FF3の「ジョブチェンジシステム」をさらに進化させ、職業ごとのスキル「アビリティ」を設定し、他のジョブに転職した後でも利用できるようにし、やり込み要素が広がった。
20種類以上のジョブ、100種類以上のアビリティの組み合わせと、使い方の工夫によってプレイヤーが様々なスタイルで遊べるようになっている。
ただその分、FF4に比べると、キャラクターの個性が弱くなっているのは否めない。
これが、FFシリーズにおけるストーリーの偶数(FF2、4)、システムの奇数(FF1、3、5)と言われる所以となった。
イベント面では、世界を第1~3世界に分けたストーリー展開、時間制限付きのイベントなど工夫を凝らした内容となっている。

グラフィック面もさらに進化し、キャラクターに喜怒哀楽などの表情がつくなど、細かい演出が施された。
また後のシリーズにも登場する、ギルガメッシュという敵でありながらも人気のキャラが初登場した。

この世界は、火・水・風・土の4つのクリスタルによって成り立っている。
タイクーン城の王は風の流れに異変を感じ、風のクリスタルのある風の神殿へ向かう。
だが、風のクリスタルは砕け散り、風は止んでしまう。

そんな時、タイクーン城のそばに隕石が落下した。
タイクーン城近くの森で、相棒のチョコボのボコと野宿をしていた放浪の青年バッツは、魔物に襲われていた王女レナを助けたことから、物語が始まる。
バッツは、レナ王女、隕石の中から出てきた謎の老戦士ガラフと、クリスタルに選ばれた仲間たちと共に、クリスタルを破壊し世界を暗黒に染めようと企む魔導士エクスデスと戦うことになる。

ストーリー

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リメイク版ではセリフの前に顔グラフィックが表示されるようになった。

(第1世界)
この世界は火・水・風・土の四つのクリスタルによって万物が成り立っていた。

タイクーン城の王は風の流れに異変を感じ、「飛竜」に乗って風のクリスタルの様子を見るために風の神殿へ向かう。
しかし風のクリスタルは砕け散り、風は止んでしまう。

そんな時、タイクーン城周辺に隕石が落下し、タイクーン城近くの森で野宿をしていた放浪の青年バッツは、驚いて様子を見に行く。
ちょうどその時、王を追って城外に出て魔物に襲われていた王女レナを助ける。
二人は隕石から出てきた謎の老人・ガラフと出会う。
彼は衝撃で記憶を失っていたが、「クリスタル」という言葉に反応し、レナと同行する。
バッツもレナたちに同行し、同じく風の異変を察知した海賊の頭目で、男装の麗人ファリスの協力を得て、船で風の神殿へ向かう。
ファリスの船は、海竜シルドラによって動いていたため、風がなくても動く唯一の船だった。
クリスタルは既に砕け散っており、王は行方不明だった。
バッツたちはクリスタルの欠片を拾い、光の戦士となり「ジョブ」を得て、様々な能力を習得できるようになった。

バッツたちはタイクーン王の行方を捜し、残りの三つのクリスタルの無事を確認するために旅に出る。
外海への運河を抜けようとした時、魔物に襲われ、ファリスの親友でもある、海竜シルドラが犠牲になってしまう。

風は止まりシルドラも亡き今、船は動かなくなってしまう。
4人は北の山で見つけた飛竜の生き残りに乗り、水のクリスタルのあるウォルス城へ向かう。
バッツたちは王に事情を話すが、再び隕石が落下する。
慌てて様子を見に行く王を追って、水のクリスタルのある塔へ向かう。
塔の中では普段は大人しいはずの獣・ガルラが暴れていた。
バッツたちはガルラを倒し、祭壇に向かうものの暴走したクリスタルによって危機に陥る。
そこへ隕石から獣人が現れ、ガラフに残りのクリスタルを守り抜くように告げ、バッツたちを庇って命を落とす。
だが水のクリスタルは砕け散ってしまう。

バッツたちは飛竜で海を越え、火のクリスタルのあるカルナック城へ向かう。
カルナックは火のクリスタルを利用して大量の武器を鋳造していた。
そして火のクリスタルを動力とする火力船を造り、クリスタルを酷使していた。
火力船の開発者シドは、火のクリスタルの使用を止めなければ砕け散ると警告したものの、女王の怒りを買って牢に入れられてしまっていた。
バッツたちはシドの助言を受けて火力船に乗り込む。
しかし何者かに操られた女王は、火のクリスタルを暴走させてしまい、カルナック城を火の海にしてしまう。そしてクリスタルも砕け散ってしまった。

レナたちが、久々にタイクーン城に戻った時、レナはファリスが自分とおそろいのペンダントを持っていることに気づき、ファリスが幼少時に嵐の船上で荒波に飲まれて行方不明になったレナの姉・サリサであると確信する。
ファリスは、幼少時に海賊に拾われてから周りになめられないようにと男装して前の頭目のあとを引き継いだのだった。

バッツたちは土のクリスタルの情報を得るために古代図書館を訪れ、そこで魔物に襲われかけていたシドの孫ミドを救出する。
孫との再会を喜ぶシドの姿を見たガラフは、記憶を取り戻す。
彼はクリスタルを護るために異世界から隕石でこの世界にやってきたのだった。

失踪したタイクーン王の行方を追って、古代ロンカ遺跡にたどり着くと、突然遺跡が浮上する。
遺跡内部にある土のクリスタルが暴走しているのだった。
シドとミドは火力船を空を飛べる「飛空艇」に改造し、さらに隕石の動力であるアダマンタイトを使って強化する。
バッツたちが遺跡内に入り、遺跡の機関室にたどり着くと、タイクーン王が土のクリスタルを破壊しようとしていた。

そこへ謎の少女が現れ、タイクーン王を制止させる。彼女はガラフの孫・クルルだった。
ガラフの身を案じて隕石でこの世界にやって来たのだった。
タイクーン王の背後に浮かぶ不気味な影があった。その正体は暗黒魔道士・エクスデスだった。
タイクーン王はエクスデスによって操られており、その心労からタイクーン王は死亡する。
そして土のクリスタルは砕け散り、遺跡は落下してしまう。

ついに4つのクリスタル全てが砕け散ってしまった。
風は止まり、水は濁り、火は勢いをなくし、土壌は腐り、世界は自然の力を徐々に失っていく。

エクスデスは、かつて「無」の力を手に入れ、ガラフたちの世界を支配しようとした邪悪な魔導士だった。
ガラフたちは30年前にエクスデスを倒し、バッツたちの世界の4つのクリスタルに封じたのだった。
しかしエクスデスは強大な魔力でクリスタルを破壊し、再びガラフたちの世界に復活してしまった。
ガラフはバッツたちの世界を巻き込んでしまったことに責任を感じ、再びエクスデスを封じるために隕石に乗って自分の世界に戻ってしまう。

(第2世界)
ガラフのことが気がかりなバッツたちは、戻れないことを覚悟で、片道分しかない隕石のエネルギーを使ってガラフの後を追って異世界へ旅立つ。
ガラフたちの世界に着いた途端、バッツたちは魔物に襲われ、エクスデス城に囚われてしまう。
ガラフはバッツたちを救い出すが、エクスデスが放ったバリアで砂漠地帯に飛ばされてしまう。

バッツたちは森の住人モーグリと、クルルの助けで飛竜に乗ってガラフの治めるバル城へ向かう。
バル城の主でもあるガラフは「暁の4戦士」の一人だった。
「暁の四戦士」とは、かつてエクスデスを封じたというこの世界の英雄である。
バッツの亡父・ドルガンも実はガラフたちの世界の住人であり、「暁の4戦士」の一人だった。
彼は別の世界にエクスデスを封じることに反対し、責任を感じてクリスタルを見守るために一人でバッツたちの世界に残ったのだった。

バッツたちはエクスデス城のバリアを破壊するためにサーゲイト城へ向かい、「暁の4戦士」の1人ゼザ王の船団を率いてバリアの塔へ向かうが、バリアの破壊に成功するも、ゼザは亡くなってしまう。

エクスデスへの対抗手段を探すために、賢者ギードのもとへ向かう一行。
ギードによれば、エクスデスは元々ガラフたちの世界の「ムーアの大森林」の1本の木に世界中の邪気が集まって生まれた存在なのだという。
ギードの助言でムーアの大森林へ行き、この世界の4つのクリスタルを護ることになる。
バッツたちが長老の木に辿り着く前にエクスデスにより、森は焼き払われ、クリスタルは奪われてしまう。
ガラフはバッツたちを庇ってエクスデスに挑むが、命を落としてしまう。

ガラフの意志を継いで孫のクルルが仲間になり、バッツ・レナ・クルル・ファリスの4人はエクスデス城へと向かう。
バッツたちはエクスデスを追いつめ、倒すことができた。しかしエクスデスは力尽きる間際、世界を元の姿に戻す言い、この世界のクリスタルを全て砕いてしまう。
その衝撃に巻き込まれ、バッツたちは気を失う。

(第3世界)
バッツたちが目覚めるとそこは元の故郷の世界。
タイクーン城に戻り、ガラフを失ったクルルを励ますために宴を開くが、突如タイクーン城は闇に飲まれてしまう。
そしてバッツたちの前に倒したはずのエクスデスが現れる。
木から生まれたエクスデスは小枝に姿を変え、魔力の回復を待っていたのだ。

バッツたちの世界とガラフたちの世界は合体していたのだった。
古代図書館とサーゲイト城の図書室、2つの世界が1つになったことで解読できるようになった「封印の書」により、世界の真実が明らかになる。

本来二つの世界は一つであったのだ。
1000年前、魔導士エヌオーによって「無」が暴走し、世界を飲み込もうとした時、人々は4つのクリスタルをそれぞれ二つずつに割って世界を二つに分け、その間に生じた次元の狭間に「無」を封じたのだった。

エクスデスはクリスタルを全て砕き、世界を最初の姿に戻すことで、次元の狭間に封印されていた「無」の力を手に入れた。
そして世界各地を次々と「無」に飲み込んでいった。

バッツたちは、「封印の書」に記されていた4つの石版を手に入れ、伝説の12の武器、究極の魔法、強力な召喚獣の封印を解く。

そして、エクスデスの待つ次元の狭間に赴くバッツたち。
ついにエクスデスのもとへ辿り着くが、エクスデスはバッツたちを「無」に飲み込んでしまう。
しかしそこへ今は亡き「暁の4戦士」であるバッツの父ドルガン・ゼザ王・ガラフ・獣人のケルガー、そしてタイクーン王の魂たちが「無」の力を押さえ込み、バッツたちを救出する。
バッツたちはエクスデスと戦うが、激戦の果てに制御しきれなくなった「無」の力が暴走し、 エクスデスは、ネオエクスデスとなって自我を失ってしまう。
バッツたちは、死闘の末に暴走するネオエクスデスを打ち破る。

エクスデスを倒したとはいえ、クリスタルが全て砕かれた今、世界は元には戻らない。
しかしクリスタルの欠片に宿ったバッツたち4人の心の力によって、砕け散ったクリスタルの欠片が再生し、再び4つのクリスタルが再生された。

そして新たに生まれた4つのクリスタルによって「無」の力は調和され「無」に飲み込まれた人々も無事に帰り、世界は元の姿を取り戻した。

1年後、バッツは故郷に戻り、再び旅立つ準備をしていた。
レナとファリスはタイクーン城に戻っていた。
ファリスは海賊の子分たちが気になって、時々城を抜け出していた。
クルルはガラフが死んだ長老の木へ、ひとりぼっちになってしまった寂しい気持ちを語っていた。

そこへバッツ・レナ・ファリスが励ましにやって来る。
クルルは1人ではなかった。
彼らはまた共に駆け出していく。

登場人物

バッツ・クラウザー

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FF5ではバッツはほぼハーレム状態だが、メンバー内の恋愛などは描かれていない。

20歳。
今作の主人公で光の戦士となる。
リックスの村出身で、幼い頃から世界を旅している青年。
母親のステラを3才の時に亡くし、旅を共にしていた父・ドルガンも3年前に病死している。

困っている人を見ると放っておけない性格で、正義感が強く、父親から習った剣の腕前も優れている。
また、自由奔放で、他人から束縛されるのを好まない性格でもある。
天涯孤独の身になったバッツはある日、群れからはぐれたらしい1匹のチョコボと出会った。
そのチョコボにボコという名前を付けて親友となり、一緒に世界を回っている。
少年時代の経験によってか、高いところが苦手という一面もある。

なお、今作では主人公の名前のみプレイヤーが変更できる。入力時は空欄になっている。
バッツという名前はガイドブックで明らかにされているのみである。

レナ・シャルロット・タイクーン

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タイクーンの第2王女。彼女との出会いから物語は始まる。

19歳。
タイクーンの第2王女。
父を追って城を飛び出し、魔物に襲われているところをバッツに救われる。

生き物を愛する心優しい性格で、飛竜を大切にしている。
飛竜を助けるために、猛毒である飛竜草を自ら口にするなど、献身的な面も見せる。
幼い頃母親を失って以来、国王である父親を支えようと文武に励んできた健気な王女である。

ミニスカートを愛用し、ジョブでの姿も多くがセクシー系である。

ファリス・シェルヴィッツ (サリサ)

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男装の麗人。どうやら海賊の子分に惚れられているようで。

20歳。
海賊団の頭目。
実は行方不明のタイクーン王国の第1王女。本名はサリサ・シュヴィール・タイクーンといい、レナの姉である。
女だとナメられるという理由から普段は男装しており、子分だけが女性であることを知っている。
バッツも最初は男だと思っていた。
性格はクールで、頼りになる存在。女だとバレた後も性格は男らしいままだった。
バッツたちに同行するきっかけとなったのは、レナが自分と同じペンダントを持っていたからで、それが後にレナと姉妹であるという証拠となる。

幼少期に船から海に落ちたところを海賊に助けられ、自分を拾った海賊に名を尋ねられた時、幼さから舌が回らず「ファリファ」と言ったために「ファリス」と呼ばれて育てられる。
その後、海竜のシルドラと交友し、子分からも慕われるようになった。

女性だが、男装をしているため、ジョブでの姿もほとんどが男性的なものになっている。

クルル・マイア・バルデシオン

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ガラフの孫娘。しっかりしているように見えてもまだ子供。

14歳。
ガラフの孫娘。実はバル国の第1王位継承者でもある。
両親はクルルが生まれてすぐに飛竜を捜すため、グロシアーナ砂漠で行方不明になったため、祖父ガラフに愛情を注がれて育てられた。

陰からバッツや祖父を助け、1人で異世界を行き来するなど、活動的で頭も良い。
純粋な心を持ち、モーグリやチョコボなどの動物と会話することができる。

ガラフの死後は彼の力を引き継ぎ、バッツたちの仲間に加わる。

ガラフ・ハルム・バルデシオン

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暁の4戦士。左がゼザ、真ん中下がドルガン、上がゲルガー、右がガラフ。

60歳。
記憶喪失の謎の老人。実は30年前にエクスデスを封印した暁の4戦士の1人。
ストーリーの進行に合わせて次第に記憶が戻り、その正体がわかる。
隕石に乗って異世界からやってくる際に着地に失敗し、外へ放り出されて頭を強く打ったことが原因で記憶喪失になった。
バッツたちとは別の世界の住人であることがわかり、異世界に行った際にはバル城の城主であることが判明する。

エクスデスの野望を砕くため、ムーアの大森林の長老の木の内部に潜入した際、主人公たちの危機を救うため、クリスタルの力を借りて単身エクスデスに挑むが、命を落としてしまう。
その際、孫のクルルに自らの力を授ける。

ドルガン・クラウザー

故人。享年51歳。
バッツの父で、暁の4戦士のリーダー的存在。
かつて異世界でエクスデスを封印した際に、異世界に迷惑をかけてしまうことに責任を感じ、封印の見張り役として異世界に残った。
その後、その世界でステラと出会って結婚し、バッツが生まれた。
ステラが亡くなった後はバッツと旅を共にしていたが、その途中病死する。