いぬまるだしっ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「いぬまるだしっ」は、作者の大石浩二(おおいしこうじ)が週刊少年ジャンプで連載していたギャグ漫画。いつも下半身丸出しの園児いぬまるくんと、彼にパンツを履かせるべく奮闘する新任教論・山田たまこの人間模様を軸に、またたび幼稚園の賑やかな日常を描く。

『いぬまるだしっ』のあらすじ・ストーリー

またたび幼稚園で働く事になった新米教師の山田たまこ。だが初日の送迎バスで彼女を待っていたのは、下半身丸出しの園児いぬまるくんだった。いぬまるくんの園児らしからぬ言動に翻弄される教師や園児たち。彼らが集うまたたび幼稚園を舞台に、今日もおかしな日常が幕を開ける。

主要人物

いぬまるくん

またたび幼稚園・すみれ組の園児。
社交的な性格だが、その分下ネタもオープン。園児らしからぬ言動で、周囲を翻弄していく。
冒険家で好奇心旺盛な性格。休日は怪しげな集会に参加したり、たまこ先生の自宅に侵入したり、自分で予約した美容室に行って丸刈りにされたりしている。

園長曰く、入園式の日から今日までいぬまるくんがパンツを履いているのを見た事がない。パンツを履くのに強い拒絶反応を見せており、堪り兼ねたたまこ先生がパンツを履かせようと試みるも「パンツ履くくらいなら痛車に轢かれて死んだほうがマシ!」と叫びながら逃亡した。

いぬまろくんという犬のぬいぐるみを抱えているが、希に日本人形のサダミチャンを持参する。

たまこ先生(本名:山田たまこ)

またたび幼稚園・すみれ組の先生。22歳独身。

子供好きで、「子供と一緒に居られる」という理由から幼稚園教師を目指した。
常識的な観念から、いぬまるくんや他登場人物に対してツッコミを入れていくが、自身も天然な節がある。そのため、常識から逸脱した言動をとって周囲をドン引きさせる事も少なくない。

またたび幼稚園教員応募の履歴書(特技・趣味覧)に「格ゲー、RPG、横スクロール」と記入するほどのゲーム好き。自室には格ゲーのコマンド表が貼られている。
焦っている時や気を抜いた時に服装が乱れることが多く、着席と同時にパンツがむき出しになったり、タグ付きの服を着て来たりしている。

すずめちゃん

またたび幼稚園・すみれ組の園児。
恋愛ごとに目がないおませな性格で、大人顔負けの悩みを持ちかけ、たまこ先生を困惑させる。
当初は子供っぽいいぬまるくんを馬鹿にしていたが、おもらしを誤魔化してくれたのを期に好意を抱く。その後、デートに誘うなど積極的にアプローチするが、いぬまるくんが好意に気づいているかは定かではない。

ふとしくん(本名:たかし)

またたび幼稚園・すみれ組の園児。
いぬまるくんから「いじめっ子のふとしくん!!」と呼ばれるが、実際は同年代のヤンキーにビビるチキン。言動にそぐわず素直な性格で、いぬまるくんが仕掛けた罠にハマリ、窮地に陥る事も少なくない。
「ふとしくん!!」と呼びかけるいぬまるくんに対して「俺ふとしじゃなくてたかしだから」と静かに抗議するも、無視される。

竹千代くん(たけちよくん)

すみれ組にやって来た転入生。家が大金持ちで、いつも世話係兼執事のじぃを連れている。
一般常識が無く金銭感覚もズレているが、純真無垢な性格。どんなに高級なおもちゃよりも、いぬまるくん達の手作りのプレゼントを喜ぶようなお坊ちゃん。
豪邸にいぬまるくん達を招き入れて隠れんぼをした際には、相当な額のお宝を破壊した。

園長先生

またたび幼稚園の園長。48歳独身。

思いつきで行事を開催しまくり、いぬまるくん達と一緒に楽しんでいる。ハロウィンパーティーの時にはミニスカポリスに仮装して連行された。
利己的で単純な性格。園児たちに慕われる一方で、口車に乗せられた挙句、金を巻き上げられる事も多い。

たまこ先生の採用試験時には「ポンコツ来ちゃったよ」と内心呟き、園児の目線でゲームの攻略方法を伝授できるとアピールするたまこ先生に対して「”子供が好き”っつーか”子供そのもの”じゃないの?」と的確なツッコミを入れた。また、たまこ先生を採用した理由は「うちが拾わないと馬刺しになるしかなかったもの~」だった。

理事長

ヒゲがトレードマークの中年男性。自堕落な教師達を厳しく指導し、それに反論したたまこ先生を問答無用で処罰しようとした。これにより園児に嫌われ、理事長の弱点を暴かんと立ち上がったいぬまるくん達によってヅラである事やブラジャーを着用している事、果てはSMクラブの会員(属性はM)である事を暴かれてしまう。相関図によると、キャバクラにもよく行くらしい。

その正体は幻の珍レスラー「マスター・ザ・エロス」。全盛期には、登場するだけでブーイングが起こる放送事故レベルのレスラーとして名を馳せた。

山田琥太郎(やまだこたろう)

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