目次

  1. 概要
  2. 仮面ライダーサイドの登場人物
  3. 本郷猛/仮面ライダー1号(演:藤岡弘)
  4. 一文字隼人/仮面ライダー2号(演:佐々木剛)
  5. 立花藤兵衛(演:小林昭二)
  6. 滝和也(演:千葉治郎)
  7. 緑川ルリ子(演:真樹千恵子)
  8. 石倉五郎(演:三浦康晴)
  9. 少年仮面ライダー隊
  10. ショッカー
  11. ゾル大佐(演:宮口二郎)
  12. 死神博士(演:天本英世)
  13. 地獄大使(演:潮健児)
  14. ゲルショッカー
  15. ブラック将軍(演:丹羽又三郎)
  16. ショッカーライダー
  17. ゲルショッカー首領(声:納谷悟朗)
  18. 逸話
  19. 仮面ライダーのモチーフは当初はドクロ
  20. 仮面ライダーの変身シーンが存在しない回
  21. 石ノ森章太郎監督回「危うしライダー!イソギンジャガーの地獄罠」
  22. 石ノ森章太郎が仮面ライダーにこめた想い

主題歌「レッツゴー!!ライダーキック」を歌唱する藤岡弘、そしてイカデビルと戦う仮面ライダー1号

概要

『仮面ライダー』は1971年4月から1973年2月まで、毎日放送・NETテレビ系列で放送された特撮テレビドラマである。土曜日の19:30から20:00放送、全98話が作成された。
原作者は『サイボーグ009』などで知られる石ノ森章太郎、企画及びプロデューサーは『仮面の忍者赤影』などで知られる平山亨。

東映内の労使関係による制作サイド間での調整の困難、主演である藤岡弘、のバイク事故による番組の長期離脱、時間の制約といった多くの困難を乗り越えつつ、番組は制作された。
結果、平均視聴率は関東で21.2%、関西で25.9%という高い記録を達成している。
また、「仮面ライダースナック」、「ドレミサイクロン」、「仮面ライダー変身ベルト」といったキャラクターグッズも大ヒットし、社会現象を巻き起こした番組である。

その後、新番組『仮面ライダーV3』が製作され、こちらも高視聴率を誇っている。
パロディ企画である『仮面ノリダー』(1988年~1990年、フジテレビ『とんねるずのみなさんのおかげです』)も大ヒットしたほか、原作漫画をもとに新解釈で映画化された『仮面ライダーTHE FIRST』(2005年)や、藤岡が本郷猛として単独主演した『仮面ライダー1号』(2016年)など、多くの派生作品が作られている。

仮面ライダーサイドの登場人物

本郷猛/仮面ライダー1号(演:藤岡弘)

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本郷が仮面ライダーになったシーンと、1号の戦闘シーン

城南大学生化学研究所に籍を置く、IQ600といわれる俊才。頭脳が優れているだけではなく、スポーツ万能で、特にオートレースレーサーとして超一流のテクニックを持つ。
その能力をショッカーに見込まれ、怪人「蜘蛛男」に誘拐されてしまい、生体改造を施される。
しかし、恩師である緑川弘博士(演:野々村潔)の計らいにより脱出を果たし、それ以降はショッカーの野望を打ち砕くため、「仮面ライダー」を名乗り悪と戦うこととなる。

第13話で、怪人「トカゲロン」を倒したのち、ヨーロッパにおけるショッカーの活動を食い止めるために日本を離れる。
この設定は、藤岡がバイク事故で重傷を負い、番組を長期離脱せざるを得なくなってしまったからであった。脚本家からは「本郷を殺してしまった方が番組として描きやすい」という意見もあったが、プロデューサーを務めた平山が「子供の夢を壊してはならない、ヒーローは必ず帰ってくるもの」とスタッフ一同を説得したため、渡欧した設定になった。

本郷は第40、41、51、52話、及び劇場版『仮面ライダー対ショッカー』で、ショッカーの強力な怪人を追って日本にたびたび帰国し、53話以降は再び主役として返り咲く。
初期の話では、改造人間にされてしまった苦悩が表に出ることが多かったが、53話以降では明るい表情を見せることも多くなっている。衣装も初期は背広姿が多かったが、後期は革ジャンなどのアクティブなものが多くなっていった。

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「旧1号」と初代サイクロン

仮面ライダー1号はショッカーの幹部候補たる「飛蝗男」として改造手術が行われており、常人の10数倍以上の能力を誇る。特に脚力は驚異的であり、優れた跳躍力を活かして跳び上がった後で放つ「ライダーキック」は多くの敵を葬ってきた。
打撃技の「ライダーパンチ」、「ライダーチョップ」、投げ技の「ライダー返し」なども強力な技である。
専用マシン「サイクロン」は200馬力のジェットエンジンを搭載するバイクで、無人走行も可能。初期の話ではサイクロンをフルスピードで走らせて、風力エネルギーをベルトの風車にチャージすることによって、本郷から仮面ライダーへと変身する。

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「桜島1号」

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「新1号」と新サイクロン

第40話で帰国して以降は、それまでのダークグリーンを基調としたカラーリング(通称「旧1号」)から、眼の赤さなどが目立つ、以前より明るいカラーリングになり(通称「桜島1号」)、さらに53話以降はライトグリーンの仮面に銀の手足というカラーリング(通称「新1号」)になっている。
変身の過程も、サイクロンを併用しなければ変身しなかった旧1号時代と異なり、手を大きく掲げ「ライダー……変身!!」と叫ぶことで変身ベルトの風車が風を取り込むことにより一瞬で変身が可能となる。この強化については、「わざとショッカーに捕まり再改造強化を受けた」「数知れぬ戦いで経験値を得たことによる進化」などの説がある。

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村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS』より「ライダーきりもみシュート」

新1号になってからは、ライダーキックも敵の特性に合わせて「ライダー月面キック」「ライダースクリューキック」「ライダー反転キック」「ライダー稲妻キック」などの強力なバリエーションを披露したほか、「ライダーきりもみシュート」「ライダーヘッドクラッシャー」などの強力技を自在に使いこなす。別名「技の1号」とも呼ばれている。

一文字隼人/仮面ライダー2号(演:佐々木剛)

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第14話より登場。フリーのカメラマンで、6か国語を使いこなす一方、柔道5段、空手6段という文武両道さを見込まれてショッカーに拉致され、改造手術を受けるが、脳改造手術直前で仮面ライダー1号に救出される。その後、渡欧した彼の跡を継ぎ、日本の守りにつく。
テレビでは一文字が救出された詳細については触れていないが、『S.I.C. HERO SAGA』や村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS』でその模様が描かれている。

本郷がやや内向的な気質があったのに比べて、一文字は陽気で社交性に秀でており、作品全体に明るいムードを持たせたことで『仮面ライダー』の人気上昇に一役買うこととなった。

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「旧2号」と改造サイクロン

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仮面ライダー1号同様にパワーアップした「新2号」

仮面ライダー2号は腕を振りかぶって「変身!!」と叫ぶことにより、ベルトの風車のカバーが開いて風力を吸収、瞬時に仮面と強化服が装着されて変身が完了する。
別名「力の2号」と呼ばれ、ライダーキックは対峙したほとんどの怪人を葬ってきた。武芸百般の一文字が放つライダーパンチは1号以上に強力であり、ショッカー大幹部のゾル大佐が変身した「黄金狼男」を破ったこともあり、平成作品での登場時には決め技として使われることも多い。

2号と1号、通称「ダブルライダー」の共闘、決め技は「ライダーダブルキック」

53話で本郷が帰国したのに合わせ、南米のショッカーを追って旅立つ。
しかしショッカー及びゲルショッカーの大攻勢時には帰国し、1号との合体技「ライダーダブルキック」をはじめ、チームワークを駆使して悪の組織の野望を粉砕している。

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本郷と一文字のダブル変身