機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。
宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の概要

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は1988年3月に松竹系で劇場公開されたアニメ映画。監督は富野由悠季。
『機動戦士ガンダム』から14年後の、アムロ・レイとシャア・アズナブルとの決着を描いている。
主題歌はTM NETWORK「BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を超えて~」。
富野による小説版としては、劇場版のストーリーにほぼ忠実な内容と映画の前日談を含んだ『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』(1987年~1988年に徳間書店から『逆襲のシャア』の題名で刊行)と、映画の第一稿をもとに書かれた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(1988年に角川書店から刊行)がある。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のあらすじ・ストーリー

人類の一部が地球を離れ、スペースコロニーに住むようになった宇宙世紀0093.
それまで行方不明だったシャア・アズナブルは、コロニー「スウィート・ウォーター」を本拠としてネオ・ジオン軍を名乗り、地球連邦政府に宣戦を布告した。
シャアは恐るべき計画を実行に移す。それは隕石「フィフス・ルナ」を地球に落とすことであり、大勢の人々が粛清されることとなった。さらにシャアは、小惑星「アクシズ」をさらに地球に落下させ、地球人類を死滅させようとしていた。
連邦の「ロンド・ベル隊」に所属するアムロ・レイは自ら設計したモビルスーツ「νガンダム」を駆り、アクシズ落としを食い止めるために出撃する。

主な登場人物・キャラクター

アムロ・レイ(CV:古谷徹)

地球連邦軍の、特殊外郭部隊「ロンド・ベル隊」に所属するエースパイロット。階級は大尉。
ニュータイプ(『ガンダム』シリーズのキーワードであり、優れた精神感応力を持つ人々。未来予知や精神の会話が可能であるほか、パイロットとしても優れた能力を誇るものが多い)としての能力はずば抜けたものがある。

一年戦争(『機動戦士ガンダム』の時代)期にRX-78-2ガンダムを駆り、ジオン公国軍のエースパイロットや新兵器を次々と撃破し、優れた武勲を上げる。
その後、ニュータイプとしての能力を恐れる地球連邦上層部から事実上の軟禁状態を経て、戦場に復帰したのちは地球上の任務に従事していた。しかしシャア率いる新生ネオ・ジオンの活動に対し、連邦政府高官のジョン・バウアーの判断でロンド・ベル隊に所属、宇宙に上がることとなる。

作中では当初リ・ガズィに搭乗していたが、フィフス・ルナ戦を経てνガンダムに搭乗。
機体の高性能さとアムロ自身の技能が相乗効果を生み、ヤクト・ドーガやサザビーを撃破する戦果を挙げる。
アクシズ落としを阻止した後、シャアと共に生死不明となる。
シャアが地球に住む人類に対して絶望感しか持っていなかったのに対し、アムロはあくまでも宇宙で暮らす人たちと地球で暮らす人々、そして彼らが地球環境と共生する道を信じていた。

シャア・アズナブル(CV:池田秀一)

新生ネオ・ジオン軍の総帥。また「大佐」としてモビルスーツを駆り戦場にも出撃する。
シャア・アズナブルは偽名(漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』によると、自身の身代わりとした友人の名)であり、本名は「キャスバル・レム・ダイクン」。ニュータイプという概念を見出し、コロニー「サイド3」を独立国「ジオン共和国」としたジオン・ズム・ダイクンの長男である。
自身もニュータイプとしての能力を持つが、他のニュータイプに比べると精神感応などの面ではやや劣っている。

一年戦争期は「赤い彗星」と呼ばれたジオン公国きってのエースパイロットであり、グリプス戦役(『機動戦士Ζガンダム』の時代)は「クワトロ・バジーナ」を名乗って、反地球連邦組織「エゥーゴ」の中心人物として、地球至上主義を掲げる「ティターンズ」と戦った。
だが、その戦闘を経て、地球に住む人たちを「重力に魂を縛られた人類」と認識し、彼らがコロニーに暮らす宇宙移民との間に壁を生じさせ、さらに地球そのものを汚染させているとの考えを抱く。

ハマーン・カーンが第一次ネオ・ジオンを名乗り地球連邦政府に宣戦した時期(『機動戦士ΖΖガンダム』の時代)に自らの戦力を整え、戦後に、宇宙難民が集うコロニー「スウィート・ウォーター」を占拠し、新生ネオ・ジオン軍を名乗る。
ジオン・ダイクンの血と、シャア自身のカリスマ性により、コロニー市民からは絶大な支持を得ている。

フィフス・ルナやアクシズを地球に落下させて強制的な氷河期を引き起こし、地球人類を死滅させ、宇宙に出た人々の革新を招く、という計画を実行することにためらいはない。一方で、アムロとの決着に執着し、自身の搭乗するモビルスーツ・サザビー(『ベルトーチカ・チルドレン』ではナイチンゲール)と互角の性能をもつモビルスーツをアムロに与えるべく、ネオ・ジオンの最新技術である「サイコ・フレーム」の技術をロンド・ベルに陰ながら与えるという、革命家と戦士の面が交錯している(その点はシャア自身「馬鹿な男」と矛盾に気付いている)。

サザビーを駆り、フィフス・ルナでの戦闘ではアムロの乗るリ・ガズィを圧倒する。
アクシズ落としの作戦では、アクシズのノズルを破壊すべく放たれた4発の核ミサイルをファンネルで撃墜して見せた。
νガンダムとの戦いでサザビーを撃破され、コックピットが分離した脱出ポッドで逃れようとするがアムロに捕えられ、アクシズを止めようとするアムロと共に生死不明となる。

ブライト・ノア(CV:鈴置洋孝)

ロンド・ベル隊の旗艦である「ラー・カイラム」の艦長。階級は大佐。
『機動戦士ガンダム』の「ホワイトベース」、『機動戦士Ζガンダム』の「アーガマ」、『機動戦士ΖΖガンダム』の「ネェル・アーガマ」と、各作品で主人公が所属する戦艦の艦長を歴任してきた。
第一次ネオ・ジオン軍撤退後は地球での勤務に従事していた(『ベルトーチカ・チルドレン』によると、ニュータイプを危険視する連邦上層部からは、ブライトもニュータイプの可能性があると考えられていたため)が、新生ネオ・ジオンの活動開始を受け、豊富な実戦経験を買われてロンド・ベルに配属された。

アムロとはホワイトベース以来の付き合いであり、その頃は明確な上下関係があったが、今作ではタメ口を叩き合う仲である。
シャアとは一年戦争期の宿敵、かつエゥーゴでの同志であったことから因縁が深い。

アクシズ落としを阻止する際にクルーに「すまんな……みんなの命をくれ」というシーンや、アクシズ攻撃時に通常のミサイルの中に核ミサイルを紛れ込ませる戦術に、シャアが「やるな、ブライト」と唸るシーンで見せ場が用意されている。

ララァ・スン(CV:潘恵子)

一年戦争期にシャアにニュータイプとしての能力を見出され、ジオン公国軍に所属していた少女。モビルアーマー「エルメス」に搭乗して戦果を挙げるが、その間に優れたニュータイプ同士として、アムロと深い精神感応を交わす。その後、シャアをかばう形で戦死し、その死はアムロとシャアにとって深い心の傷となった。

今作では既に死亡しているものの、アムロの夢の中でシャアが純粋であると述べたり、シャアがアムロに対して「ララァが死んだときのあの苦しみ、存分に思い出せ!」と叫んだりなど、2人にとってのキーワードとなっている。

また、劇中でのシャアの最後の台詞は「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ」というもので、シャアにとってララァがただの恋人ではなかったことを思わせる(『THE ORIGIN』では、シャアが一年戦争期にザビ家への復讐を決意したのは、父ジオンを暗殺された恨みではなく、母アストライアが惨めな死を迎えたことへの復讐であり、上記の「母親」の台詞も一年戦争の終焉時に述べている)。

ナナイ・ミゲル(CV:榊原良子)

新生ネオ・ジオン軍のニュータイプ研究所所長にして、同軍の将校。階級は大尉。
優れた実務能力を持ち、軍の参謀として活躍する一方、シャアの私的なパートナーでもある。
自らもニュータイプとしての能力があるのか、アクシズ落とし作戦の最終局面では、シャアの絶命を感知していた。
『ベルトーチカ・チルドレン』では「メスタ・メシア」という、同様のポジションをもつ女性が登場している。

クェス・パラヤ(CV:川村万梨阿)

地球連邦軍の高官であるアデナウアー・パラヤの13歳の娘。感受性が極端に強く、やや自己中心的な性格。
愛人と仕事にかまけている父親を嫌悪しており、その一方で感情を共有しあえるというニュータイプの存在にあこがれ、自らインドで修業も行っている。また家族に恵まれなかったことから、父性に強いあこがれをもつ。

偶然の事故からロンド・ベル隊と同行し、コロニー・ロンデニオンでアムロと共にドライブしているところでシャアに遭遇する。シャアの説く「地球に魂を縛られた人々」などの言葉に共感し、シャアも彼女に興味を示したことから新生ネオ・ジオン軍に加入する。作中ではシャアを男性として意識していた。

優れたニュータイプ能力を持ち、ララァ・スンに匹敵するとシャアが見込んだことから、新生ネオ・ジオンの切り札たるα・アジールに搭乗。数々の戦艦やモビルスーツを撃破する。しかしロンド・ベル隊との交戦中に、彼女を想い続けるハサウェイ・ノアと接触する。戦場から彼女を離脱させようとするハサウェイの説得を拒み続けるものの、チェーン・アギが放ったミサイルの直撃から彼をかばおうとして戦死した。

『ベルトーチカ・チルドレン』では、アムロのνガンダムからシャアのナイチンゲールを守ろうと2人の戦いに介入した直後、ハサウェイが放ったビームライフルの直撃を受けて死亡している。

ハサウェイ・ノア(CV:佐々木望)

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MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。

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ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。

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機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

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機動戦士ガンダム0083のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダム0083のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダム0083(Mobile Suit Gundam 0083)は、OVAとして発売されたアニメ作品である。1991年より全13話が発売、1992年にはOVAを編集した総集編が劇場公開された。地球連邦軍と、ジオン軍残党デラーズフリートとの戦いを描く。シリーズ作品である「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Ζガンダム」の間をつなぐ物語として制作され、両者の空白の期間を埋めるものとなっている。

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