ゴールデンカムイ(金カム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴールデンカムイ』とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載されている漫画。作者は野田サトル。2016年には「マンガ大賞」を受賞している。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染・梅子の治療費を得るため大金を求め、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていたが、そんな杉元にあるアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨。一攫千金を巡るサバイバルバトルが開幕する。

『ゴールデンカムイ』の概要

2014年に発売された『週刊ヤングジャンプ』38号より連載されている野田サトルによるサバイバルバトル漫画。アイヌ語研究者の中川裕がアイヌ語監修を務めている。登場人物同士の命をかけた激しいバトルやコミカルなギャグ、資料取材、監修に基づいたアイヌの風習や文化の細やかな描写、グルメ漫画のような食事風景が見どころである。2016年には書店員などに選ばれる漫画賞である「マンガ大賞」を受賞、さらに2018年には「第22回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞を受賞した。

『ゴールデンカムイ』のあらすじ・ストーリー

「不死身の杉元」とアイヌの少女

明治末期の北海道。日露戦争を生き延び、「不死身の杉元」の異名を持つ元軍人・杉元佐一(すぎもと さいち)は、今は亡き戦友に最後に託された、眼病に冒された彼の妻・梅子の治療費を得るため大金を求めていた。
ゴールドラッシュに沸く北海道に赴いた杉元は、ここで砂金さらいを始める。すでに大半が採り尽くされていたのかこれといった成果が出ない中、杉元は同僚の飲兵衛から“アイヌの隠し金塊”の話を聞かされる。

和人の弾圧に対抗するための軍資金として、かつて一部のアイヌが北海道中から大量の砂金を集めたのだという。しかしその隠し場所を知る7人のアイヌは、金の独占を目論む“のっぺら坊”こと顔の皮の無い男に殺されてしまう。唯一金塊の隠し場所を知るのっぺら坊も警察に捕らえられ、網走監獄に収監される。のっぺら坊が外にいる仲間に金塊の隠し場所を報せたい一方で、金塊の横取りを狙う看守たちは情報を得ようと徹底的に彼を見張る。脚の腱を切られて脱獄することもままならなくなったのっぺら坊は、作業の合間を見て秘密の暗号を用意した。
網走監獄にいた死刑囚たちに、隠し金塊の情報を暗号化した刺青を彫り込み、彼らに「ここから脱獄したら金塊を半分やる」と持ちかけたのだ。刺青は全員分で1つの暗号として成立するらしく、首尾よく脱獄した刺青の死刑囚たちは今も北海道のどこかを逃げ回っている。

酔っ払いの与太話だとほとんど聞き流していた杉元だが、ヒグマに襲われて死んだその飲兵衛の体に暗号らしき刺青が施されているのを見て、先ほどの彼の話は真実だったのだと確信する。自身も別のヒグマに襲われ、危ういところをアイヌの少女アシリパに助けられた杉元は、「飲兵衛の死体を取り戻しにヒグマが戻って来る、死にたくなければ死体を捨てて逃げろ」という彼女に隠し金塊の情報を打ち明ける。梅子の治療のためには大金が必要で、そのためにはここで飲兵衛の死体をヒグマに食われるわけにはいかないからだ。
突拍子もないこの話を、しかしアシリパは「信じる」と言い切る。のっぺら坊に殺された7人のアイヌの中には、彼女の父親もいたのだ。協力してヒグマを仕留めた後、杉元は金塊を手に入れるために、アシリパは父の仇討ちのために、手を組んで刺青の死刑囚探しに取り組むこととなる。

刺青の死刑囚を追って

隠し金塊を求め、その手掛かりとなる刺青の死刑囚を、その背に彫り込まれた刺青人皮を探しているのは杉元たちだけではなかった。心身ともに尋常ならざる切れ者の鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)中尉と、彼に付き従う陸軍第七師団。戊辰戦争で死んだはずが密かに生き延び、自身も網走監獄で刺青を施された土方歳三(ひじかた としぞう)とその仲間たち。さらに脱獄王の異名を持つ白石由竹(しらいし よしたけ)、元マタギの兵士・谷垣源次郎(たにがき げんじろう)、第七師団を離反した凄腕の狙撃手・尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)、元第七師団でアシリパの親族であるキロランケもそこに加わり、敵味方が激しく入れ替わる中、金塊の暗号を記した刺青の争奪戦は混迷を深めていく。

そして杉元たちは、「アシリパの父親は死んでいない」という衝撃の事実を知る。網走監獄に収監されているのっぺら坊こそは、自分の死を偽装してまでアイヌの隠し金塊を守ろうとしたアシリパの父ウイルクだったのだ。

網走監獄の戦い

杉元たちは土方一派と一時休戦し、網走監獄に潜入する。「娘のアシリパになら隠し金塊についての情報を教えるかもしれない」と考えた土方たちに、ウイルクに会って事の真偽を確かめたいアシリパが乗った形である。そこに同じくウイルクの身柄を狙う第七師団が乗り込み、隠し金塊の独占を目論む看守と混乱に乗じて逃げ出そうとする囚人に向けて攻撃を開始。網走監獄は戦場さながらの地獄絵図と化す。
混乱の中、仲間とはぐれた杉元はウイルクと邂逅する。彼が娘の仲間だと知ったウイルクは、「アシリパにはもう暗号を解くための手掛かりを与えてある」こと、「大国に虐げられる少数民族が独立するためのリーダーとしてアシリパを育てた」ことを口にする。隠し金塊も、ウイルクにとってはその時に備えた軍資金だったのだ。

戦場という地獄を知る杉元は、当然のように娘を戦争の道具にせんとするウイルクに激昂する。アシリパ個人の幸せのために憤る杉元を見たウイルクは、彼を信用に足る人物だと判断したのか「7人のアイヌを殺したのは自分ではない」と新たな事実を打ち明ける。しかしその時、一発の銃弾がウイルクの頭部を貫く。直後、杉元も頭部を撃ち抜かれてその場に倒れるのだった。
杉元を撃ったのは、土方一派に協力していたはずの尾形だった。密かにキロランケと通じていた尾形は、彼の命令でウイルクを、そして自分の独断で杉元を撃ったのだった。

キロランケは樺太アイヌの血を引く少数民族の生まれで、彼はウイルクやその仲間たちと共に大国ロシアの圧力と戦うパルチザンとして活動を続けてきた。しかしもはや民族は消滅寸前、自分たちのパルチザンもほぼ壊滅。そのためキロランケは当時からの仲間であるウイルクと共に北海道へと渡り、再起の準備に奔走。ここでアイヌたちが和人と戦うために集めた隠し金塊に注目し、これを自分たちの活動資金にしようと考える。
しかしその中でウイルクは北海道のアイヌの在り方に感化され、次第に「大国ロシアを相手に少数民族の独立を守ることはほぼ不可能だから、北海道を独立国家にして民族ごと移住させる」という方向に考え方を変移させていく。これを“少数民族から住んできた土地を奪う”という点においてロシアとなんら変わらないやり方だと感じたキロランケは、「ウイルクは自分たちを裏切った」と判断し、網走監獄でのやり取りの中でもはや彼と共に歩むことはできないと悟り、密かに密約を交わして協力させていた尾形に狙撃させたのだ。

暗号の秘密を知る者がアシリパだけになれば、彼女を確保している者だけが隠し金塊を手に入れられる。ウイルクが死に、直前に彼と何か話をしていた(=隠し金塊の情報を教えられた可能性がある)杉元も死んだ今、アシリパが暗号の秘密を思い出せばキロランケたちの勝利は確定する。キロランケと尾形は自分たちがウイルクと杉元を殺したことを秘密にしたまま、大切な人を一度に2人も失い意気消沈するアシリパ、彼女を案じて勝手についてきた白石と共に樺太へと渡る。そこでウイルクの過去を学ばせることで、彼女がなんらかの形で教わったはずの隠し金塊につながる情報を思い出させようというのだ。

しかし杉元は死んではいなかった。谷垣によって危ういところを救われ、頭部を撃ち抜かれながらも恐るべき生命力を発揮して生還。わずかな期間で歩けるまでに回復していた。
アシリパから暗号の秘密を聞き出すために杉元を手懐けておきたい第七師団は、土方一派と袂を分かった彼を治療し、協力を申し出る。それを承諾し、アシリパとその親族に個人的な恩義を感じて協力する谷垣、第七師団の青年将校・鯉登音之進(こいとおとのしん)、ベテランの兵士で鯉登のお目付け役である月島基(はじめ)らと共に、杉元はアシリパ捜索の先遣隊として樺太を目指すのだった。

樺太の大冒険

樺太で、キロランケたちは監獄に収監されていた彼のかつての仲間であるソフィア・ゴールデンハンドという女性を脱獄させる。ソフィアはウイルクとキロランケが北海道に向かった後もロシア極東部でパルチザンとしての活動を続けてきた人物で、度胸も腕っ節も並みならぬ女傑だった。隠し金塊を手に入れたら、ソフィアと彼女に鍛えられた新たなパルチザンと共にロシアと戦おうというのがキロランケの目的だった。
そのソフィアとの会話の中で、父の名前の由来が狼にあることを教えてもらったアシリパは、昔ウイルクから聞かされた彼のアイヌとしての名前「ホロケウオシコニ」について思い出す。それはアイヌ語で“狼を追い越す者”を意味し、家族しか知らない話であると共に、刺青人皮の暗号を解読するために必須の重要な情報でもあった。その様子に1人気づいた尾形は、流氷の上を歩いて移動する中で機を見てアシリパを連れ出すと、「何か思い出したのではないか」と彼女を問い詰める。

この時、杉元たちもキロランケのすぐ近くにまで迫っていた。海に落ちそうになっていた白石を杉元が助ける一方、谷垣、鯉登、月島の3人はキロランケと交戦。爆弾を利用して巧妙に立ち回るキロランケだったが、“部下を傷つけられた”と激昂した鯉登の猛反撃を受けて力尽きる。流氷が割れてはぐれてしまったために彼を助けることもできなかったソフィアは、古い仲間が殺される様を目の当たりにして憤怒に悶えるも、1人では対抗する術がないと冷静に判断し、吹雪に乗じて撤退していく。
なんとかアシリパを信用させようと、言葉巧みに彼女を揺さぶる尾形だが、杉元の好物に関する話が嘘であることから隠し金塊の暗号を聞き出そうとしているだけであることを見抜かれる。尾形は前第七師団長である花沢幸次郎(はなざわ こうじろう)少将と妾の間に生まれた子であり、誰からも愛されない幼少期を過ごし、「“愛情”などというものが存在しないことを、存在したとしても無意味なものでしかないことを証明したい」という想いに取り憑かれながら生きてきた。そのために母を毒殺し、腹違いの弟を撃ち殺し、父までも手にかけた尾形は、熾烈な金塊争奪戦に身を投じながらアイヌの教えに従い人殺しだけは避け続けているアシリパに興味を抱き、彼女が本当にその高潔な意志を貫けるのかどうか試したいと考えていた。

身の危険を感じて弓を構えるアシリパに、「自分がウイルクと杉元を狙撃した」ことを明かしてその矢で射殺してみろと挑発する尾形。そこに白石と合流した杉元が現れ、驚いたアシリパの手から放たれた毒矢が尾形の右目を貫く。すかさず杉元が眼球ごと矢を抜いて、「こんなことでアシリパを人殺しにさせない」とばかりに尾形に応急処置を施す。毒を受けた尾形はそのまま確保され、杉元はアシリパとの再会を喜ぶ。
その後アシリパを鶴見中尉に引き合わせ、協力して隠し金塊を探すこととなる。しかしアシリパは「鶴見中尉の本当の目的が分からない限り、父や北海道のアイヌたちが命懸けで守ってきた金塊を彼に渡すべきではない」と主張。杉元はこれを受け入れ、第七師団と袂を分かつ。金塊の分け前欲しさに杉元たちに同行していた白石だったが、いつしか腐れ縁のように続いてきた彼らとの絆を捨てがたく思うようになり、身1つでこれについていく。

一方のソフィアもまた、パルチザンの仲間を掻き集められるだけ掻き集めると、ウイルクとキロランケが追い続けた夢を果たすために金塊を求めて北海道に乗り込んでいく。

決戦の五稜郭

北海道に戻った杉元たちは、さらなる刺青人皮を求めて旅を続ける。最大勢力である第七師団に対抗するため土方一派ともう一度手を組むこととなり、暗号の謎も少しずつ解き明かされていく。そしてついに金塊が五稜郭に隠されていること、ウイルクたちがその半分を使って「北海道の土地を日本政府から買い上げる」旨の契約を交わした権利書が存在することが判明する。特に後者は、アイヌにとっては北海道を自分たちの土地だと未来永劫証明するための非常に重要なものだった。
しかし第七師団もまたほぼ同時にこの事実を突き止め、全戦力を五稜郭へと差し向ける。先んじて五稜郭に辿り着き、金塊の隠し場所を発見したまではいいものの、これを一気に運ぶ輸送力があるわけでもなく、杉元たちは土方が交渉して味方につけたソフィアのパルチザンと共に第七師団を迎え撃つこととなる。

五稜郭にて、鶴見率いる第七師団と交戦し、各々が奮戦する杉元たち。壊滅的といっていいダメージを相手に与えるも、ソフィアも土方一派の猛者たちも次々に倒れ、撤退を余儀なくされる。金塊が「五稜郭のどこにあるのか」は自分たちしか知らず、鶴見中尉たちがこれを見付けるにも時間がかかると判断したこともあり、簡単に持ち出せる北海道全土の権利書を先に安全な場所に移そうという判断である。
白石の誘導でアシリパが、次いで杉元たちが五稜郭を脱出。しかし権利書の存在を知った鶴見中尉は、それも一緒でなければ金塊を手に入れる意味が無いとして執拗に杉元たちを追跡。なんとかアシリパの力になろうと駆けつけた谷垣も銃弾に倒れ、鶴見中尉達を振り切るために飛び乗った列車には第七師団の後続部隊が乗り込んでいた。もはや逃げ場はなく、最後の戦いの幕が上がる。

「黄金のカムイ」の結末

アシリパのために、アイヌ民族の未来のために力の限りを尽くして暴れる杉元。土方もまた戊辰戦争時にアイヌに命を助けられた過去があり、自分のためではなく他人のために力を尽くす杉元の在り方を“武士道”だと称賛。ここに来て互いを認め合う2人だったが、土方は「部下のため、自分に続く者たちのため」という彼なりの“武士道”を胸に戦う鯉登に敗れて命を落とす。その鯉登も精魂尽き果てて月島ともども倒れるが、最後にアシリパから権利書を奪い、これを鶴見中尉に届ける。
土方と彼の仲間の最後の大立ち回りに加えて、たまたま乗り込んできたヒグマに襲われて列車内にいた第七師団も甚大な損害を受けて戦闘力をほぼ失う。アシリパや白石と共に、権利書を取り戻そうと鶴見中尉を追う杉元。その前に現れたのは、樺太の病院から逃げ出して以来独自行動を取っていた尾形だった。

尾形の最終的な目的は、「愛情を与えられずに育った自分が父と同じ第七師団の長になることで、愛情というものが無価値であることを証明する」というものだった。そのために尾形は鶴見中尉の手腕を必要としており、彼が第七師団という手駒をほぼ失ったこのチャンスに自分を売り込もうとしていたのである。列車の屋根の上で戦闘となり、杉元が追い詰められた時、アシリパの毒矢が尾形を射抜く。どうしてもそれが避けられないのなら、そうしなければならない道理があるのであれば、「杉元と一緒に地獄に行く」というアシリパの悲壮な決意の一矢だった。
アシリパの高潔さも見せかけのものだったと嘲笑しながら毒矢を抜こうとする尾形だったが、そんな彼の前に不意に弟の幻影が現れる。かつてなく死に近い状況に立たされた尾形は、今までずっと目を背け続けてきた自分自身の罪悪感と否応なく向き合わされ、自分がまったく愛情を受けずに育ってきたわけではないこと、自らの手で殺した弟こそが自分を誰よりも愛してくれた人間であることを理解する。自分は愛されていた、しかしその愛情を自分で否定してしまった。自己矛盾に耐えられなくなった尾形は、毒による錯乱の中で自害して果てる。

ついに鶴見中尉を追い詰めた杉元たちだが、ここでアシリパが「この先は1人で行く」と言い出す。多くの悪意を招き災いの源となる隠し金塊こと“黄金のカムイ(ゴールデンカムイ)”を、誰の手にも渡らないよう封じてほしいと杉元と白石に頼み込み、アイヌの未来のため単身鶴見中尉に挑まんとするアシリパ。白石は悩み、迷い、嘆き、しかし結局はアシリパの願いを聞き入れ、同意してやるよう杉元を促す。しかし杉元は、アシリパの想いを汲み取った上で、「相棒を1人で行かせられるか」と彼女と共に鶴見中尉と戦うことを選ぶ。
第七師団の造反は軍の主流派にももはや明らかとなっており、今さら運び出す時間もないとして、鶴見中尉は「金塊はくれてやるから権利書は諦めろ」と提案。個人の利益ではなく、アイヌの未来のためにここに立つ杉元たちはこれを拒み、鶴見中尉と最後の戦いを繰り広げる。権利書の入った矢筒をアシリパが奪還するも、日本のために、かつてウイルクに殺された妻子の復讐のために活動してきた鶴見中尉は恐るべき執念を発揮して杉元を刺す。馬で駆けつけた白石たちにアシリパを放って渡すと、杉元と鶴見中尉は運転手を失い暴走する機関車と共に海中へと没する。

それでもなお、杉元は生還する。密かに確保していた一握分の金塊を戦友の妻に届けると、杉元はアシリパと共に北海道の地で生きていくことを選ぶ。それを見届けた白石は、「湿っぽいサヨナラは嫌いだぜ」と何も言わずに彼らの前を去る。アシリパが取り戻した北海道の権利書は、その後も日本政府を相手に様々な交渉を重ねた上で、アイヌが受け継いできた土地の一部を国立公園や国定公園に指定させるという結果を残す。
最後の戦いを生き延びた谷垣は故郷へと帰り、鯉登と月島は死体も見つからない鶴見中尉のことを吹っ切って第七師団の兵士として務めを果たしていく。そして3年後、北海道で暮らす杉元とアシリパの下に、白石からの手紙が届く。中には白石の顔が刻印された金貨が入っており、彼がいつの間にやら残りの金塊を運び出していたことが明らかとなる。「アイツらしい」と杉元とアシリパが呆れる様と共に、“黄金のカムイ”の物語は幕を下ろす。

『ゴールデンカムイ』の登場人物・キャラクター

主要人物

杉元佐一(すぎもとさいち)

主人公。元・大日本帝国陸軍第一師団一等卒白襷隊隊員。日露戦争を生き延び、満期で除隊した。
致命的な傷を受けても翌日には治り、格闘術、銃剣術に秀で鬼神のごとく戦場を駆け戦果を挙げたことなどから「不死身の杉元」としてその名が知られている。
親友・寅次の妻であり、幼馴染でかつての想い人であった梅子の治療費を得るため、ゴールドラッシュに沸く北海道に一人赴き、砂金を集めていた。
飲兵衛からアイヌの埋蔵金の噂話を聞き、手がかりである脱獄囚の刺青と埋蔵金を巡る争いへ加わることとなる。
慣れない土地で羆に襲われていたところをアシリパに救われ行動を共にするようになる。
普段は気さくで情に厚い性格だが、アシリパに危機が及ぶ時には激昂し殲滅を行う。
名前の由来は作者の曽祖父から。

renote.net

アシリパ

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松田平太(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

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松田平太(まつだ へいた)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。砂金の専門知識を持ち、北海道での砂金の採取に情熱を燃やしている。だが、その本性は多重人格の殺人鬼である。自分がかつて同居していた長兄夫婦、次兄、父親、ヒグマの人格を持つ。自分の家族がヒグマに襲われて殺され、自分もヒグマに襲われて殺される幻覚を見る。その後、自分の体をヒグマに乗っ取られて人を襲って食べるという異常な殺人を行う。

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関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

関谷輪一郎(せきや わいちろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。24人の刺青囚人のうちの1人である。際立った戦闘力は無いが狡猾さと独自の信仰心を持ち、他人の命を「試練」と称し運任せで毒殺する異様な殺人を繰り返し投獄される。脱獄後は北海道の阿寒湖のほとりで刺青人皮を巡り土方一派を狙う。一時は土方と牛山を持ち前の狡猾さで戦うことなく倒して生き埋めにした。しかし仲間の門倉とキラウシの活躍で復活した土方に逆襲され力尽きる。

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奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

奥山夏太郎(おくやま かんたろう)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している「土方一派」と呼ばれる組織の一員。 北海道のヤクザの若衆だったが、ある時土方歳三と出会い、その覇気溢れる様に魅了される。同じ若衆だった亀蔵と共に出奔し、土方を追いかけてその一派に加わり、部下として金塊争奪戦に関与する。一方で「土方に認めてもらいたい」との思いからたびたび無茶なスタンドプレイに走る“血気盛んな若者”としての側面を持ち、その都度幸運によって生き延びている。

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辺見和雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

辺見和雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

辺見和雄(へんみ かずお)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、体に刺青を掘られた24人の囚人のうちの1人。この刺青は埋蔵金の手掛かりとなっていて、多くの人や組織に狙われている。表向きでは人当たりがいいが、その正体は日本各地で100人以上を殺してきた殺人鬼。幼少期にイノシシに無残に食い殺された弟の死に方に憧れ、自分を残酷に殺してくれる人を求めている。辺見の刺青を狙う主人公・杉元佐一と死闘を繰り広げた後、シャチに海に引き摺り込まれた。想像を超える死に方ができて満足気だった。

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花沢勇作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

花沢勇作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

花沢勇作(はなざわ ゆうさく)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、尾形百之助の異母兄弟。清廉潔白な人格で周囲の人々に愛された美男子だ。日露戦争の二〇三高地で味方を鼓舞する旗手を務めていたが戦死し、物語の開始時点では既に故人となっている。敵に殺されたのではなく、後方にいた尾形が狙撃した。将校である父が芸者に産ませた子どもである尾形を、階級が下であるにも関わらず「兄様」と呼んで慕っていた。金塊争奪戦を引っ掻き回す尾形の前に、たびたび幻覚として現れる。

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牛山辰馬(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

牛山辰馬(うしやま たつうま)とは、『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、アイヌの隠し金塊の在処を示す刺青を施された囚人の1人にして柔道の達人である。大柄で屈強な肉体に石頭、独特な耳の形状が特徴的な人物である。金塊を狙う土方歳三に協力し活動する。「不敗の牛山」の異名を持ち、様々な強敵をその卓越した柔術と怪力で組み伏せる。白兵戦では作中最強の男である。普段は紳士的だが極度の女好きでもあり、一定期間女を抱かないと男だろうと老人だろうと見境なく襲い掛かる一面を持つ。物語序盤から終盤にかけて活躍した。

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土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

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フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

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いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシとは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、土方歳三に道案内に雇われたアイヌの男性。コタン(アイヌの村)の周辺を蝗害に襲われて食糧難になったため、出稼ぎに出ていたところを土方たちに出会った。網走監獄で看守部長をしていた門倉利運(かどくら としゆき)と仲が良く、ふたりで行動することが多い。取り立てて強いわけではないが、五稜郭での最後の戦いではアイヌの土地の権利書を守るため勇敢に戦った。

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