「イヤミス」の女王、湊かなえの小説を読んでみよう

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「読んだ後嫌な気持ちになるミステリー」、略してイヤミスの女王と言われる湊かなえ氏。
ドラマ化、映画化された作品も多いので、作品を読んだことがなくても「名前を聞いたことはある」という方もおられるのではないでしょうか。
読みやすいミステリーとしても人気のある彼女の作品。一度、手に取ってみてはいかがでしょう?

本屋大賞受賞作『告白』

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市立S中学校1年B組に関わる人々が、「ある事件」に巻き込まれていく。このクラスの担任だった森口悠子の娘が数ヶ月前にプールに転落して死亡した事故がその事件であり、事件について森口は「このクラスに殺された」と発言し、教師を辞めていく。
章ごとに語り手が変わり、徐々に矛盾と真実がわかっていくストーリーです。

湊かなえ氏の得意とするところである、ディープな人物像の描写がじっくり味わえます。

夜行観覧車

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TBSでドラマ化もされた『夜行観覧車』。
富裕層が多く住む高級住宅街で起こった殺人事件を中心として、犯人の一家や住宅街に住む人々の心境の変化を描いています。
事件を起こした張本人である淳子は物語に登場しない、というのも重要なポイント。
本人が出てこないので、他の人物が語る犯人像から、淳子がどんな人物か想像するのも楽しみのひとつです。

母性

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「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」と作者が語った、入魂の作品。
高台にある美しい家に住む、母と娘。無償の愛を費やしてきたと自負する母。囲われて育ったことを、「母の分身だから」と納得しようとする娘。それらを巡る記録と記憶、探索の物語が綴られています。

人間の深さ、恐ろしさ、優しさ、喜怒哀楽を描くことや、実在するのではないかと思ってしまうような人物像を描き切るのが、湊かなえ氏の小説の特徴です。
一度「イヤミスワールド」にどっぷり浸かってみるのもいいのではないでしょうか。

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