ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は、2000年に任天堂からNINTENDO64用に発売されたアクションアドベンチャー。1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の続編で、基本システムは『時のオカリナ』を踏襲しつつ、「3日間システム」や「仮面」による異種族への変身など、独自の要素も盛り込まれている。3日後に滅亡する運命の異世界「タルミナ」に迷い込んだリンクは、時のオカリナで滅亡までの3日間を繰り返しながら、タルミナを救うべく、世界を滅亡に導く仮面「ムジュラの仮面」を追う。

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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』とは、1998年にNINTENDO64用に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ初の3D作品で、奥行きのある世界観や立体的な謎解き、壮大な物語など、その完成度の高さから、国内外で現在もなお非常に人気の高い作品である。神々の子孫が住むと言われる地ハイラルを舞台に、主人公リンクは子どもと大人2つの時代を股にかけた冒険を繰り広げ、伝説の秘宝トライフォースを手にし世界を支配しようと企む魔王ガノンドロフと戦う。

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『ゼルダの伝説 風のタクト』とは、2002年に任天堂からGC用に発売されたアクションアドベンチャー。アクションや謎解きはそれまでの3Dゼルダを踏襲しつつ、アニメ調グラフィックが採用され、雰囲気は一新された。舞台もハイラル大陸ではなく、大海原と島々という、風と海の世界である。魔物にさらわれた妹を救うため大海原の冒険へと飛び出したリンクは、やがて世界の秘密を知り、ハイラルとガノンドロフの因縁の戦いに巻き込まれていく。

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『ゼルダの伝説』とは、1986年に任天堂からファミリーコンピュータディスクシステム用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ第1作目ながら、物を押す、壁を爆弾で破壊するなど後のシリーズ作品に受け継がれる謎解き要素の基礎は完成されている。主人公のリンクは、「力のトライフォース」とゼルダ姫を大魔王ガノンの魔の手から取り戻すため、広大なハイラルに点在する8つの迷宮から「知恵のトライフォースのかけら」を入手し「知恵のトライフォース」を完成させるべく冒険に出る。

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『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は、1991年に任天堂からスーパーファミコン用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ3作目で、『ゼルダの伝説』のゲーム性を踏襲しつつ、アイテムやリンクの行動が増え、より多彩な謎解きを楽しめる。また、シリーズ定番の伝説の剣「マスターソード」は本作が初登場。世界の支配を企む大魔王ガノンを倒しゼルダ姫を救うため、光と闇の世界を巡るリンクの冒険が始まる。

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2017年に任天堂より発売されたWii U/Nintendo Switch用アクションアドベンチャーゲーム。本作の特徴としてオープンワールドを使用しており、一本道の攻略ではなく自分で選び新しく探すゲームになっている。 それに伴い、武器防具の破損など『ゼルダの伝説』として新たな要素が組み込まれおり、今までにないハイラルの世界をリンクと共に冒険し、救うことが目的になる。

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『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』とは、破滅の脅威から世界を救う方法を求め、謎に満ちた天空の島々に挑むNintendo Switch用RPG。世界的に高い評価を受けた傑作オープンワールドRPG『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編である。 100年の眠りから目覚め、魔王ガノンを撃退し、ゼルダ姫を救出することに成功したリンク。しかしガノンは完全には滅んでおらず、新たな脅威が世界に迫っていた。世界を救う方法を求め、リンクは人類未踏の天空の島々に挑んでいく。

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『リンクの冒険』とは、1987年に任天堂からファミリーコンピュータディスクシステム用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ2作目である本作は、他のシリーズ作品とは異なる、横スクロール視点のアクション性が非常に強いRPGとなっている。前作『ゼルダの伝説』でリンクがガノンに勝利してから数年後、未だガノンの影響が残り荒廃するハイラルを舞台に、「勇気のトライフォース」を復活させ、初代ゼルダ姫とハイラルを救うべく、リンクは再び剣と盾を手に、トライフォースの試練に挑む冒険に出る。

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『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』とは、2004年に任天堂からGBA用に発売された、アクションアドベンチャーゲーム。リンクの体を小人サイズに小さくする魔法の帽子「ふしぎのぼうし」を使い、通常の世界と小人の世界を行き来して謎解きを行う。「カケラあわせ」やモグラグローブなど、他シリーズ作品にない要素が多く盛り込まれている。復活した魔人グフーの呪いで石に変えられてしまったゼルダ姫を救うため、リンクは喋る帽子エゼロとともに、伝説のピッコル族の剣を手に入れ、グフーを倒す旅に出る。

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任天堂より発売された、Wii・ニンテンドーゲームキューブ用のアクションアドベンチャーゲームで、ゼルダの伝説シリーズの1つです。略称は「トワプリ」。ハイラルと呼ばれる世界を舞台に、主人公のリンクが、多くの人々との出会いの中で、彼らの助けを借りながら、困難に立ち向かい、ゼルダ姫を助けだしたり、巨悪から世界を守るお話です。

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『ゼルダの伝説 夢をみる島』とは、1999年に任天堂『ゼルダの伝説シリーズ』の第四段として発表されたゲームボーイ用アクションアドベンチャーゲーム。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の後日談となっている。主人公のリンクがハイラル王国へ帰る途中、嵐に巻き込まれて漂着した自然豊かな不思議な島「コホリント島」から脱出を目指す。初めてゼルダ以外のヒロインが出た作品であり、任天堂の他作品のキャラクターがゲスト出演している。ゲーム誌の『ファミコン通信』のクロスレビューではゴールド殿堂を獲得している。

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ゼルダの伝説 4つの剣(4剣)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゼルダの伝説 4つの剣(The Legend of Zelda: Four Swords)』は、2003年に任天堂からGBA用に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』収録のアクションアドベンチャーゲーム。GBAの通信ケーブルを使い2~4人で遊ぶ、多人数プレイ用のゼルダである。プレイヤーは協力して4つのステージを攻略しながら、ステージ中で集めたルピーの獲得総額を競う。復活した風の魔人グフーにさらわれたゼルダ姫を救うべく、リンクは伝説の剣フォーソードで4人に分かれ冒険に出る。

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ゼルダの伝説 4つの剣+(4剣+)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゼルダの伝説 4つの剣+』とは、2004年3月18日に任天堂から発売された、ゲームキューブ(GC)用アクションアドベンチャーゲーム。専用アダプターでゲームキューブ都ゲームボーイアドバンスを接続することにより、最大4人までの多人数プレイができる。『ゼルダの伝説 4つの剣』の続編ストーリー「ハイラルアドベンチャー」のほか、「シャドウバトル」「ナビトラッカーズ」という2つの対戦ゲームが収録されており、3つの毛色の異なるゲームを楽しむことができる作品である。

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ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(神トラ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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2013年に任天堂からニンテンドー3DS用ソフトとして発売された、ゼルダの伝説シリーズのひとつ。世界観は、1991年にスーパーファミコンで発売された「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」からはるか未来の設定である。ロウラルの司祭・ユガによって絵画にされたゼルダ姫と七賢者たちを救うため、リンクは冒険に出る。今作新たに加わったシステムは、主人公リンクが壁の中に入り込める壁画化能力である。

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ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(夢砂)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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2007年に任天堂からニンテンドーDS用ソフトとして発売された、ゼルダの伝説シリーズのひとつ。「ゼルダの伝説 風のタクト」から数か月後の話で、主人公リンクが幽霊船にさらわれたテトラ(ゼルダ)を助けるために冒険に出るストーリーとなっている。システム面では、ニンテンドーDSのタッチスクリーンやマイク機能を活かした謎解きがダンジョン各所に散りばめられている。

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ゼルダの伝説 スカイウォードソード(スカウォ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゼルダの伝説 スカイウォードソード(スカウォ)』とは2011年に任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲームである。Wii用に発売されたのちにWii U用に2016年にダウンロードソフトとしても発売されている。 数多ある『ゼルダの伝説』のはじまりの物語として位置づけられ、主人公のリンクを操作しながらシリーズで共通している要素の退魔の剣マスターソードや万能の力といわれるトライフォースの誕生の経緯、なぜ「ゼルダ」が伝説として後に伝わっていったかについて描かれている。

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ゼルダ無双 厄災の黙示録(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゼルダ無双 厄災の黙示録』とは、2020年発売のコーエーテクモゲームス開発によるアクションゲームで、『ゼルダの伝説』と『無双』シリーズのコラボ作品。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前に起こった「大厄災」をベースとした舞台に、『無双』シリーズならではの爽快なアクションを楽しめる作品となっている。 リンクだけでなく『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でおなじみのキャラクターを操作する事ができるのも魅力の一つである。

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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面の魅力をまとめてみた【ネタバレあり】

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『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の続編で、前作をプレイしたことを前提としていることから難易度の高いゲームとして知られる。一方でストーリーや登場人物・キャラクターはとても魅力的であり、ゲームとしての完成度は非常に高い。 ここではそんな『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の魅力についてまとめた。

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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面の役立つ裏技・小ネタ・バグまとめ

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『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は前作をプレイ済みであることを前提として作られた作品で、『ゼルダの伝説シリーズ』の中でも難易度が高いゲームとなっている。しかしちょっとした裏技を使ったり、小ネタを知っていたりすると攻略が楽になるポイントがいくつか存在する。ここではそんな裏技・小ネタやバグをまとめた。

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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Maskのレビュー・評価・感想

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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask
10

【ムジュラの仮面】ゼルダシリーズで唯一無二のホラーゲーム

大手ゲーム会社・任天堂が手掛けているゲーム作品の中に『ゼルダの伝説』があります。
スーパーマリオとの2大巨頭として現在まで任天堂の有名作品として君臨する『ゼルダの伝説』ですが、今回はシリーズの中から『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』を紹介しようと思います。
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は2000年4月27日にNintendo64専用ソフトとして発売されました。前作『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の正式な続編である本作は、今までのゼルダシリーズに比べてホラー表現やブラックジョークを多く含む、シリーズ内では異質な内容になっています。
また、本作は前作の舞台「ハイラル」のパラレルワールド的な土地「タルミナ」が舞台。「制限時間が3日間であること」という特徴的なゲームシステムで、システム上3日間を繰り返してストーリーを攻略していくため、初日に戻った時には消費しない武器やアイテム、そして主人公リンクやプレイヤーの記憶以外は全て消失してしまいます。プレイヤーにはゲーム内時間の3日間をどのように効率的にストーリーを進行させていくのかが求められていきます。まだ遊んだことがない人は、是非一度「タルミナ」へ遊びに行ってみてください。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask
10

ドラマチックすぎるゼルダの伝説最高峰の作品

子供の頃に64版をプレイし、大人になってからは3DSのリメイク版もプレイしました。どちらもおまけ要素も全てコンプリート済みです。
タルミナという世界に迷い込んでしまった主人公・リンク。巨大な月の落下により、3日後にはこの世界が滅びてしまいます。もうこの時点で既に半端じゃない絶望感です。この運命を変えるべく、小鬼のスタルキッドからムジュラの仮面を取り返すというのが一連のストーリーです。
ゼルダシリーズの中でも異端とされるこの作品、私は子供の頃からその魔物のような魅力に取り憑かれていました。
前作、時のオカリナの続編にあたる今作は、前作以上にリンクの持っている時のオカリナが活躍します。
時のオカリナを使い、月が落ちるまでの3日間をループし続けて世界を救う、という映画のタイムリープもののような設定です。今では「ループもの」と総称されますが、64版発売当初はこういう設定は珍しかったです。
時のオカリナ以上にゲーム内の自由度が高く、箱庭的な世界ですが、どこから冒険していこうかといつも悩んでしまいます。それもまたゼルダシリーズの醍醐味ですね。
前作の時のオカリナは、リンクが1人で平和を取り戻すためにあくせく働くような感じでしたが、今作はその辺を歩いているモブキャラにも人格のようなものがキチンと設定されていて、ものすごくドラマチックです。
ストーリーのクリアに関与するのは、ほぼひと握りのキャラクターだけなのですが、それ以外のキャラクターを幸せにするというサブミッションが山のようにあり、やることが尽きません。
特に3日間をフルに使わないとクリア不可能なとあるサブミッションは涙無しには語れません。あれは面倒と思っても人生で1度は体験した方がいいストーリーだと思っています。
滅亡へ向かう3日間をどう過ごすか、どう駆け抜けるか、プレイヤーの手に世界の全てが委ねられた作品です。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask
9

前作より怖いのに遊びがいは最高

前作も素晴らしい出来でしたが、更に磨きがかかった作品だと思います。
主人公は前作と同じく子供ですが、世界観は前作以上にダークです。

プレイヤーは世界が滅ぶまでの三日間を何度も何度も繰り返し遡って、世界を滅亡からひたすら救うのに奮闘するのがこのゲームの目的です。

プレイヤーはあらゆるキャラクターと交流し、出会ったキャラクターの苦しみや死と向き合うため、なんて暗い世界観だと思うかもしれませんが、困った人をほっておけず頑張らなければという使命感が出るため、結局最後までプレイできてしまうのが不思議なところです。
前作と同じくBGMは美しいし、前作で子供時代にできなかったことがこの作品ではできるようになっているうえ、謎解きのロジックもかなり難易度が上がっているので、前作を遊びこんだ方も普通に楽しめる出来になっています。

昔はゼルダといえば子供用のゲームだというイメージを持っている方が多かったのですが、この作品はテーマが重いだけに哲学的な雰囲気があり、大人でも楽しめる作品になっています。

前作で使ったオカリナは今作でも使用するので、前作を遊んだ方はすぐ馴染めると思います。

ただゲームシーンの中には前作以上に怖い描写もあり、下手なホラーゲームより怖いんじゃないかと思う演出があるため、ホラーゲームや怖いものが苦手な方は一応覚悟を決めてからプレイすることをお勧めします。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / The Legend of Zelda: Majora's Mask
10

繰り返す3日間で世界を救う

本作品は、2000年にニンテンドー64で発売され、2015年にニンテンドー3DSでリメイクされるほど人気が高いゲームソフトです。

主人公である少年がある日現実世界とは少し異なる平行世界、パラレルワールドに迷い込みます。
その世界では3日後に空から月が墜落し世界が滅ぶというとんでもない世界。主人公はとあることから過去に戻る方法を知ることになり、月の墜落から逃れることができました。

しかし、過去に戻れるのはパラレルワールドに迷い込んだ最初の日までという制限付き。
何もしなければ3日後には月が墜落してバッドエンド。
そこで主人公は、未来を変える為に少しずつ異世界の事象に介入して行くという内容です。

未来を変える為に重要となるものが、タイトルにある「仮面」です。
この仮面はゲームを進める中で入手できるものや、サブイベントで入手できるもの等様々ですが、それぞれに能力や役割があります。
中には少年の姿からその世界に存在する異種族へ変身するものもあり、そうした仮面を使用して月の墜落原因を解決していきます。

月の墜落原因解決の為にダンジョン(迷宮)を攻略する必要があるのですが、様々なモンスターや謎が行く手を阻み、それを倒したり謎を解いたりすることに冒険心をくすぐられ、とてもワクワクさせられます。
また、様々な個性的なキャラクターが登場し、サブイベントではコミカルな様相や感動的な一面を見せてくれたりと、プレイヤーを飽きさせません。

ぜひ、一度はプレイして頂きたい名作です。

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