アンブレラ社が開発していたウイルス兵器。
感染すると死亡後に体が蘇り、凶暴化して他の生物を襲うようになる。感染者は知能を失って食欲のみによって動き、脳を破壊されることによってのみ活動を停止する。
感染した個体が突然変異を起こし、怪物化したり身体能力が急激に上昇するような珍しい例も見られる。

レッド・クイーン

ハイブを管理するメインコンピュータ。少女のような姿の赤いホログラム映像で実体化して会話することから「レッドクイーン」の名がついている。感染の広がったハイブを封鎖することを目的に動いており、そのためにはアリスたち特殊部隊を生きたまま閉じ込めることもいとわない計算的で冷酷な判断を下す。
また、自身を守るために防御システムを作動させるなど特殊部隊の行く手を阻む敵となる。

バイオハザード(Resident Evil)の結末

地下研究所ハイブで感染者やクリーチャー、レッドクイーンの襲撃を受けて多数の犠牲を出しながらもハイブ出口へ辿り着いたアリスたち。しかし生き残ったのはアリスとマットの2人だけとなってしまう。
2人はハイブの出入り口を封鎖してその場を後にしようとするが、実験生物であるリッカーから受けた傷で感染したマットの傷口は突然変異を起こす。さらに後からやってきたアンブレラ社の研究員たちによって二人は捕らえられて引き離されてしまい、次にアリスが目覚めるとそこはどこかの医療施設の一室だった。
アリスが病院を抜け出すと街には人影がなく、車が放置され火の手が上がるなど騒動が起きた痕跡があちこちに残されている。その様子は、ハイブの封じ込めが失敗に終わり感染が街まで広がってしまったことを示していた。
アリスが荒廃した街中で乗り捨てられたパトカーからショットガンを取り、更なる戦いに向けて表情を引き締めるところで映画はエンディングを迎える。

バイオハザード(Resident Evil)製作のエピソード・裏話

原作ゲームと比べてオリジナル要素の多い映画版

原作は日本のホラーゲームであるが、映画のストーリーはオリジナルの要素が強く登場人物などは映画独自のものになっている。その一方で登場クリーチャーや「T-ウイルス」「アンブレラ社」など原作の世界観を連想させる要素も十分に残されている。続編シリーズではゲームキャラを連想させる人物が登場するなどゲームと関連する要素が多くなってくる。

また、童話「鏡の国のアリス」を連想させる設定が多い。例としては主人公の名前アリスや敵のボスとして登場する「レッド・クイーン」(赤の女王)、ハイブへの入り口(鏡の館)など。

低予算映画だったため苦労の耐えなかった撮影現場

本作の製作費は日本円でおよそ33億円と、製作費50億円超えが当たり前のハリウッド映画としてはかなりの低予算の部類に入る。この製作費で大規模なアクション映画を撮ったため現場での経費節約のための苦労話が多く残っている。

特にゾンビのエキストラ役の確保が難しかったらしく、手の空いているスタッフやキャストたちのマネージャー、製作陣の個人的な友人や恋人までがメイクされて感染者として出演しているそう。
また、セットの背景にも予算を割くことができず、ダンボールにアルミ箔を貼ったセットや小道具でそれらしく見せて凌いだと語られている。終盤のハイブの出入り口の門が閉じるシーンでも門を作る製作費がなく、閉じていく門の影だけをダンボールで演出することで乗り越えたという。監督のポール・W・S・アンダーソンも「この映画ではダンボールが大活躍した」と語っている。

主演ミラ・ジョボビッチは薄着で冬の撮影に臨むことに

本作で印象的な主人公アリスの赤いワンピース姿は主演のミラ・ジョボビッチ自らが考案したもので、アクションシーンでの体の動きをよく見せるためのものとなっている。ラインが映ることを避けるために下着を身につけず、上着も着ずに撮影に臨むこととなった。真冬の撮影現場で極端な薄着をしなければならず、彼女にとっては過酷な仕事となった。