女王の花(和泉かねよし)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

和泉かねよしの『女王の花』とはベツコミ2007年11月号に掲載された読み切りが好評だったため、2008年8月号に続編となる2話が、2009年7月号には3話目が掲載、さらに2010年6月号より隔月で定期連載された歴史漫画です。
亜国の姫・亜姫が薄星と共に継母・土妃から亜国を取り戻すべく周囲の人々に鍛えられながら翻弄していきます。

土妃(どひ)

亜国の第二王妃で土国王の妹。亜王の間に王子・亜王子を持つ人物。華やかにして傲慢、自身の権力をつかむために黄妃を暗殺し、亜姫を亜国から追いやります。黄妃を暗殺して正室に収まるだけでなく亜王を殺害して亜国にクーデターをもたらします。その際瀕死の青徹によって左目を潰され眼帯をする羽目に。

亜王子(あおうじ)

亜国の王子で土妃の息子であり亜姫の腹違いの弟。当初はまるまるとした体格で14歳になっても一人で馬に乗ることもできませんでした。亜王には「将来が知れている」と呆れられています。武芸よりも詩作に興味がある凡庸な王子で王になることにあまり執着がありません。

旦(たん)

曾国の第一王子。背は小さいが、武術に秀でた策士で実力と共に人望もあります。亜姫を妃として迎えるために身分を隠して黄国に入りますが、亜姫に見破られ帰国、その後何度も亜姫に求婚しています。
苛烈なまでの激情を身の内に隠し、覇道を突き進む野心家で己の利のためなら亜姫の策に乗るだけでなく、罠にかけることもあります。

蛇波流(じゃはる)

褐色の肌を持つ胡人の商人でスパイ。旦から薄星を殺す命を受け刺客として亜姫や薄星に近付きました。しかし任務に失敗して薄星に従うことになります。

主要国

亜国

亜姫や薄星がいた国・亜国。主要国4国のなかで西部に位置している国。西域との交易が盛んで珍しいものが入手しやすくなっています。学問に秀でた国で豊かな土壌があります。

土国

土妃の国で南部に位置するのが土国。好戦的で隙あらば周囲の国に戦争を仕掛けています。

黄国

青徹や青逸の国で東部に位置する黄国。古くからある国で文化的ですが、周囲に領土を盗られ、現在は小国となっています。美人が多い国とも言われています。

曾国

旦の国・曾国。北部に位置し、物語中盤までは各国の小競り合いには参加せずに沈黙を守っていました。

『女王の花』の用語

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