聲の形(こえのかたち)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「聲の形」(英題:「A Silent Voice」)とは、大今良時が2013年に週刊少年マガジンにて連載を開始し2014年に完結した漫画、およびそれを原作としたアニメーション映画作品です。小学生時代に聴覚障害の少女に行ったいじめのせいで自らも孤立した主人公が、高校生になって再会した少女へ償いをする物語です。主人公と少女、さらに2人の同級生や家族たちの、苦しみや再生の様子が描かれています。

英語の表記

映画のサブタイトルは「The shape of voice」。文字通り「聲の形」ですね。
漫画は海外版も刊行されていますが、欧米圏では題名が英語の「A Silent Voice」となっているものが多いようです。
(インドネシアのみ「The shape of voice」)

表紙の二人

単行本の表紙には、将也と硝子の二人が、その巻で訪れた場所を背景に描かれています。また、服装も季節に沿ったものになっています。
しかし、実は全7巻中、唯一第6巻のみ、硝子ひとりしか描かれていません。原作者も、この硝子の表情には思い入れがあるそうです。

——単行本6巻の表紙を見た時、橋の下で一人笑顔のない西宮にとまどいを覚えました。1~5巻までずっと石田と二人で微笑んでいましたよね?

「私、この顔を描きたくて仕方なかったんです。西宮は、本当はこういう顔をしていたいんです。でも、生まれたときから両親が争ったり、クラスの空気が悪くなったりするのをずっと見てきて、自分を中心に色んなことが壊れてしまったと感じている。だからそれを表に出すことは彼女にとっては傲慢なことなので、笑顔の下に隠してきたんですね。」

出典: comic-sp.kodansha.co.jp

hosobosoakinai
hosobosoakinai
@hosobosoakinai

Related Articles関連記事

不滅のあなたへ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

不滅のあなたへ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『不滅のあなたへ』とは、講談社の週刊少年マガジンにて連載中の、大今良時による漫画作品。 謎の存在によって地上に投げ込まれた球体、それが本作の主人公である。球体は地上のあらゆるものを記録するため、様々な存在の姿を獲得して変化を繰り返す。石からコケ、オオカミを経て、人間の姿を得た球体は、同時に形の無い「心」をも手に入れる。記録すべき情報を求めて旅を続ける中、球体は様々な人の生き様とその最期に立ち会うこととなる。

Read Article

感動作が目白押し!おすすめのアニメ映画まとめ【聲の形ほか】

感動作が目白押し!おすすめのアニメ映画まとめ【聲の形ほか】

ふと疲れてしまったときや気分転換をしたいときに「映画を見る」と言う人も多いのではないだろうか。特にアニメ映画などでは、キャラクターやパッケージの可愛さに惹かれて何気なく見始めた作品で号泣してしまうようなケースもある。本記事では特に「泣ける」「感動した」という評価が高い、おすすめのアニメ映画作品をまとめて紹介する。

Read Article

【不滅のあなたへ】みんなの感想「聲の形」作者最新作 世界観がすごいと話題!※ネタバレ注意

【不滅のあなたへ】みんなの感想「聲の形」作者最新作 世界観がすごいと話題!※ネタバレ注意

『聲の形』で知られる漫画家・大今良時の最新作『不滅のあなたへ』が話題になっています。圧倒的なスケールの世界観に魅了される人続出!続きが気になるという声が多数寄せられています。そんな『不滅のあなたへ』のみんなの感想をまとめてみました。※ネタバレ注意

Read Article

目次 - Contents