目次

  1. まずは登場人物
  2. 八神森司
  3. 灘こよみ
  4. 黒沼麟太郎
  5. 黒沼泉水
  6. 三田村藍
  7. 小説は一体どんなテイスト?
  8. 映画のキャストは…
  9. 注目のロケ地、内容は?
  10. まとめ

まずは登場人物

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八神森司

本作の主人公。怖がりなのに霊感持ち。父は普通のサラリーマン、母は看護師というごく普通の家庭で育った一人っ子です。現在は家を出て一人暮らし中。あまり前に出たがる性格でなく、本人評価によると他人に迎合しがち。少々あがり症。あがり症の所為で、大学を一浪してます。高校の時ひょんなことから知り合った、一つ下の灘こよみに絶賛片思い中です。一浪したので同級生となり、彼女と少しでも接点を持ちたいがゆえに、怖がりなのに『オカルト研究会』に入部しました。

灘こよみ

本作のヒロイン。人目を引く美少女ですが、極度の近眼しかも乱視なせいで眉間にしわが寄り易く、近づきがたい。ある意味純粋培養という、いまどき珍しいタイプの子です。父親に溺愛されています。現在は家を出て一人暮らし中。母親が娘の身を案じて思いつくことをすべて言い聞かせ、真面目な性格ゆえ全部を守った結果、何かと損しがちな性格に。スポンジのような吸収力があり霊に憑かれやすいです。読書経験が豊富なのかオカルトの知識も深く、気も利く性格をしています。森司の長年の片思いの相手であり、こよみちゃんも思いを寄せているような…?とあることがきっかけで、大叔母が守護霊のような形で守護することとなり、最近は自力で近寄ってくる霊を払いのけることが出来るようになりました。

黒沼麟太郎

オカルト研究会部長。眼鏡がトレードマークで人懐っこい性格をした甘党。オカルトの知識はプロ並み。部員たちに蘊蓄を語ることが好きで、話し好きなところがあります。お金持ちの地主の跡取り坊ちゃんで祖父母の過干渉を鬱陶しがる普通の学生を思わせるところも。親戚が多く何かとしがらみが多いが、それを感じさせないのほほんとした性格です。ほぼサークルの部室で暮らしていましたが、祖父にバレて無理矢理祖父が持つアパートに入居させられました。

黒沼泉水

精悍な偉丈夫。麟太郎を本家と呼び守っています。実際の関係はいとこ、父親が兄弟です。バイトをいくつも掛け持ちしており、物語の冒頭からいることはあまりないです。霊感持ち。がっちりとした体格からか、荒事担当になることが多いです。あまり饒舌なことはないですが、無口なわけでもなく、厳しいことも言いますがそれも優しさからです。

三田村藍

こよみちゃんとは違うタイプの美女です。こよみちゃんを溺愛してます。さばさばして交友関係も広く、オカルト研究会を立ち上げようといいだした人でもあります。ある意味部長よりリーダーシップに溢れてる人です。双子の弟がいるからか何かと面倒見のいい、頼れる姉御肌。サークルではお姉さんポジションです。

小説は一体どんなテイスト?

割と珍しい形式かもしれませんね。とにかく怖いものが怖いまま終わるタイプのホラー小説とは異なります。確かにホラーシーンでは背筋が薄ら寒くなることもしばしばありますし、怖いには怖いです。
ただ、どうしてそんなことが起こってしまったのかを解決していくパターンです。探偵小説のような趣もあります。
長編はシリーズの中でも一冊しかなく、大体は短編小説が四話にプロローグとエピローグが付く形。一話完結形式なので、時間がない方でも読みやすいです。パターンは決まっていますが、単調にはならない仕組みが多いです。家に女の顔が浮き出てくるなど本格的な心霊現象、ウィジャ盤(外国版コックリさん)を使った交霊術、人体発火現象から空から石が降ってくるようなポルターガイスト系。取り憑かれてしまった系も割とあります。幅がとにかく広いです。
その元凶にはきちんと一つ一つに理由があり、歴史と絡めて説明されるものもいくつかあります。
基本的には
・幽霊が何かを起こしている本気の心霊現象タイプ
・超能力のようなものを依頼人が持っているタイプ
の二つに分かれますね。SFに分類される超能力もそこそこの割合で出てきます。
世界観がキッチリと作りこまれ、綿密な現象、時代検証に基づく背景の設定。一度読むと引き込まれるものがあります。
そして、もどかしいまでの八神君とこよみちゃんの関係。
三歩進んで二歩下がるの繰り返しです。とりあえず、前進しているけれど正直あんまり進んではいないみたいな。登場人物の心理描写、特に主人公である八神君の心理描写が多く、どれも細かいので共感しやすいです。特にこよみちゃんとのことで一人ぐるぐるしているあたりが。
一話完結なのでシリアスなシーンが何ページも続くような重苦しさはないですが、怖いところは本気で怖い。なのに、コメディー要素もあります。
ほんわかラブコメと本格的ホラーがかなり高いレベルで融合してます。
ラブコメ好き、ホラー好きだけではなく、ミステリー好きな方にもお勧めしたい作品です。

映画のキャストは…

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主人公八神くんを中山優馬が、こよみちゃんを島崎遥香が演じてます。
島崎遥香ことぱるるは『劇場霊』以来二作目のホラー映画主演となります。ぱるるが一体どんなこよみちゃんを見せてくれるのか期待がかかりますね。
中山優馬は今回主題歌も担当。俳優として活躍中の彼が気弱な八神君というのはちょっと面白そうですね。押すに押しきれないオドオドした感じがどんな感じになるのかが楽しみです。
マルチなジャニーズ安井謙太郎演じる部長も見所ですね。小説では怪奇現象の解説役、もしくは探偵役の部長。蘊蓄を語るシーンはあるのでしょうか。映画では一体どんな蘊蓄を語ってくれるのか、そこに注目したいです。
三田村藍役、高橋メアリージュン。映画『るろうに剣心』では志々雄の恋人、駒形由美役を演じた方ですね。色気ある美女を演じた彼女が、さばさばした性格で男勝りな部分がある姉御でどんな顔を見せてくれるのか。演技力に期待です!
個人的には一番イメージが近い、黒沼泉水役の大野拓朗。荒事担当で逞しい泉水。体格のよさも申し分ないですし、とと姉ちゃんでみせた演技力も折り紙付きです。キャストの中では一番注目したい人でもあります。

なかなかの豪華キャスト!期待が高まりますね!

注目のロケ地、内容は?

絶対都心のどこかのキャンパスだと思ってる方も多いと思いますし、原作派は新潟、もしくは雪深い土地と思ってる方が多そうですが、どちらでもないです。雪深い土地でもなければ、都心でもないです。場所は

埼玉県の埼玉工業大学です!

ちょっと意外です。雪深いとは無縁の土地ですからね。県の三分の二が関東平野のど真ん中ですし。
普通の大学ならではのこぼれ話ですが、撮影時大学は普通授業だったそうです。急に来た撮影の方や芸能人に学生たちは騒然!見学の方が何重にも輪を作っていたとか…。

気になるストーリーは思いっきりオリジナルです。小説では心霊現象、怪奇現象は学校にはあまり関係ないことが多いのですが、映画では怪奇現象、心霊現象の舞台は学校です。
導入は小説と同じく、依頼人がオカルト研究部の部室に怪奇現象を相談しに来るところから始まります。呪われた大学で起こる怪奇現象を解決するために奔走することに…。何やら怪奇現象には黒髪の女がかかわってるらしく…。

従来のホラー映画よりコメディー要素が多く、恋愛要素が小説よりも多いです。学園ラブコメではないのかという意見も少し見受けられました。小説と同じく最後に救いがあるストーリー。
主人公が怪奇現象に悩まされる、呪いを受けると言った『呪怨』や『リング』にあるような怖いまま終わるタイプが好きな方にはやや物足りないかもしれません。過激なシーンも少なく、どちらかというと子供でも見やすいホラー映画ではありますね。『怖い』というより『切ない』という意見もありました。小説もすべてが丸く収まるわけではなく、中には行き場のないものになってしまったり、もしくは死後も寄り添い続けるだけという、どこか悲しい結末もあります。パターンにおいてはオリジナルといえど、原作を踏襲している様です。
ストーリー自体は原作のイメージを大切にしたい方でも楽しめると思います。

まとめ

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コミカライズ版こよみちゃん

コミカライズもされ、ますます人気絶好調。映画は是非納涼もかねて見に行きたいですね。
現在、小説では何とかこよみちゃんをデートに誘う言葉は言えた八神君。こよみちゃんの返事は?無事菜の花畑で最高の景色を見ることは可能なのか?そして、オカルト研究会を襲う新たな心霊現象は?新キャラ鈴木君の活躍も楽しみにしたいですね。