目次

  1. 主人公石田佐吉
  2. 曇芭恋
  3. 曇阿国
  4. 百地丹波
  5. 髑髏鬼灯
  6. 織田信長
  7. あらすじを紹介
  8. みどころ
  9. 『煉獄に笑う』まとめ

主人公石田佐吉

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主人公でのちの『石田三成』です。秀吉の小姓。大蛇の器を知るという『髑髏鬼灯』なるものを探せと近江に御遣いに。本人もまた大蛇の器候補の一人です。こうと決めたら梃子でも動かないところがあり、へいくわい者と呼ばれてます。髑髏鬼灯や大蛇の伝承を探るうちに曇の双子と深くかかわりあうことに。性格的に正直なことしか言えず、隠し事は苦手。「極秘で動いてる為」と口を滑れせ、島左近に「極秘で動いてることは教えてくれるんですね」と突っ込まれたこともあります。
愛馬は俊足かつなぜか尻尾とたてがみが縦ロール『撫子』。仕方なく近江で新しく購入した馬ですが、ものすごく懐いています。
動物には懐かれるようですが、言い方が辛辣で言葉を選ぶことはないので、友達は少ないそうです。

曇芭恋

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八代目曇家の当主の一人。双子の片割れ。大蛇の器候補の一人。眼帯と羽根が付いた髪飾りが印象的。根に持ちやすくしつこい性格ですが、意外にも面倒見がよくマメ。綺麗好きらしく阿国のかんざしは芭恋が磨いているらしい。腕は相当立ち、純粋な強さでいえば佐吉を上回る。相手の神経を逆撫でする事に対してはかなり天才的。即席でパチンコを作るなど手先はかなり器用。基本的には阿国と自分しか信用しておらず、どうでもいい人間に対しては冷酷な一面を見せることも。
伊賀の忍によって近江に火を放たれた際、芭恋がやったと誤解され、村人に銃で撃ち抜かれ崖から落下。生死不明となっていたが、四巻で存命が示唆され、五巻にて再登場してます。

曇阿国

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八代目曇家当主の一人。双子の片割れ。大蛇候補の一人。姉なのか妹なのかは表記されてません。歴代最強。花魁風の着物と大胆な縦ロールの髪に差された大きなかんざしが印象的です。大胆かつ好奇心旺盛ですが、飽きっぽい性格。平たく言えばイマドキの性格というやつです。芭恋と同じく、芭恋と自分以外は信じていないような言動が目立ちますが、国友を逃がしたりと他人には甘い一面も。伊賀の里から抜け出す際も、照れて赤面したりと女の子らしい性格も持ち合わせています。身体能力は芭恋を上回り、戦闘力においても折り紙付き。忍が投擲した苦無を素足でいなし足に指で掴みなおし投擲、という人間離れした芸当もこなします。伊賀の里を抜け出す際、国友の為に囮となり忍の矢に貫かれ崖から落下。生死不明となっていたが、四巻で弓月に化けて登場するなど存命が示唆されています。五巻にて芭恋と共に再登場してます。

百地丹波

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伊賀の里の三大上忍の一人。60代らしいです。褐色の肌に金色の瞳。一騎当千の実力を持つ猛者です。大蛇を狙う一人。人の髪に並々ならぬ興味を持つ。阿国の髪がお気に入りらしいです。高い能力と傍若無人な態度で里から問題視されています。また、肌の下に多数の武器を仕込んでいるらしく、素手でも人を殺傷しえる力を持っています。一大派閥のトップでありながら、単独で動く、規定違反など型破りなところがあります。よく言えば自由、悪く言えば自己中心的。しかしながら、カリスマ性があるのか慕っている部下も多いです。その割にはいろんな人に暗殺を目論まれ、殺されかけていますが致命傷どころか、傷一つ負わず返り討ち。掴みどころのない性格です。

髑髏鬼灯

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画像右の人物です

物語のキーパーソン。髪が長く、左目の下に三つ横に並んだ涙ぼくろが印象的な美女。『曇天に笑う』その600年前の『泡沫に笑う』にも登場。大蛇が誰なのかを知っており、大蛇を封印するすべを持ちます。その実人間ではなく、安倍の陰陽術の粋を結集した式神。そのため傷を追ってもたちどころに治り、また本人も術を使えるのか他人の傷を癒すことも可能です。大蛇封印の役目を終えると再び紙の人形に戻ります。式神だからなのか、記憶を引き継いでいるあたり同一人物を召喚、使役しているものと思われます。本名は『牡丹』です。

織田信長

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言わずと知れた戦国武将です。残虐、無慈悲、群を抜いたカリスマ性の持ち主。大蛇を狙う一人であり、大蛇候補の一人でもあります。この世界でも『魔王』などと呼ばれており、美貌の小姓『森蘭丸』が傍に使えています。曇の事情に関しても詳しく、牡丹ともかかわりが深いです。まだ明かされている部分が多くもありますが、牡丹の面影を感じさせる侍女を寵愛するなど『泡沫』を思わせる部分が多々見受けられます。十中八九、前世の記憶もっていると思います。

あらすじを紹介

単行本化されているところまであらすじ一挙紹介。
時代は戦国時代、天正5年(1577年)から物語は始まります。羽柴秀吉のちの豊臣秀吉の命で小姓石田佐吉は近江(今の滋賀県)南部にある曇神社に遣いに出されます。そこは『忌み子神社』と呼ばれており、双子が当主を務めていました。一人は曇芭恋、もう一人は曇阿国。当時双子は祟るとされ、特に男女の双子は心中した男女の生まれ変わりとされたため、『忌み子神社』と呼ばれてました。その双子相手に
「髑髏鬼灯をもらいにまいった」
と正直に正面突破するものの、あっさりと遊ばれ、嵌められ散々な目にあいます。その双子は近江の人々から『煉獄者』と呼ばれていることを知ります。報復に出た人々となぜか正面対決。曲がったことを嫌う石田佐吉らしい行動です。そのまま、用事を済ませないうちに帰るわけにはいかないと曇神社に居候します。
ある日、阿国が鉄砲鍛冶の集団『国友衆』に襲われ、事情を聴きだすために佐吉は単身『国友』に乗り込むものの、腕の立つ青年『勇真』に「兄さんそれ騙されましたね」、「双子は信じたらあかん」と言われ、事の真相を確かめるため一度撤退します。
ところが、阿国が『国友衆』に襲われたのは狂言でした。勿論、芭恋もグルです。そうしてあれよあれよと『国友衆』に押しかけられます。その頭領『国友藤兵衛』はまだ少女。十代初めくらいです。頭領が代々継ぐ名前が藤兵衛で本名は『雅』。銃撃戦の最中、藤兵衛が仲間に撃たれ、そのまま国友のお家騒動に巻き込まれることに。

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重責を背負う戦う少女『国友藤兵衛』

首謀者が勇真の父『勇成』と分かり、自分が死ぬことで場を収めようとするもののなぜか曇家の忍に邪魔されます。曇家の双子に足止めを食らう佐吉。また勇成がお金で雇った伊賀忍と戦いにもつれ込むものの、何とか勇成を捕縛。ですが、百地丹波に気を取られてる隙に勇成もろとも伊賀忍は姿を消します。しかしとりあえず、国友のお家騒動は終息。
そこまでの過程で勇成に『髑髏鬼灯』の所在を確かめた際お前の近くにいるといわれ、双子がそうではと思い、なんとか秀吉に献上と考える佐吉。簡単に言えば縛ってでも連れて行こうとした訳です。芭恋を尾行するうちに近江を出て、京に入ることに。
その京にある『傾城屋宵』という置き屋(遊女を置いている店)に入る芭恋。その後に入るものの、置き屋だとは知らずあたふたする佐吉。禿の子に言われるままと押され、日の本一の情報屋『弦月』と出会います。そこで芭恋が買った情報を聞きだそうとするものの、「わっちの信用に関わります」といわれ断念。佐吉に関する情報も弦月が持っており、「大蛇を簡単に求めてくれるな」とくぎを刺されてしまいます。話しているうちに伊賀忍に襲撃される『弦月』。窮地に陥るものの、芭恋の登場によってその場は撤退に成功します。
一方阿国のもとにも伊賀忍が。しかしながら、伊達に八代目当主やってない様子。大人数とももろともせず、大多数を倒す果敢な活躍を見せます。

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凛とした姿はまさに戦乙女

しかし、阿国は百地丹波によって連れ去られることに。それを知った芭恋も阿国を取り返す為に伊賀を目指します。双子を見極めるべく佐吉も同行。二度は百地丹波との交戦になるものの、何とか生き延びます。その道中で『近江に火を放つ』という話を聞き、芭恋は急ぎ近江に戻ることに。道中、偶々飛び込んだ弦月の隠れ家にて弦月をつれて佐吉もまた近江へ。そこで双子が髑髏鬼灯ではないこと、二人の過去を知ります。
その頃、伊賀で凄惨な拷問を受ける阿国。何とか縄抜けするものの、百地派の考えで拷問から牢への監禁に移されます。その窮地を救ったのは国友藤兵衛&勇真。『野暮用』と言って一つの巻物を奪取する阿国。そして、国友を逃す為伊賀忍と交戦。
近江では火を放ったのは芭恋ではと誤解され、村人たちに追い詰められます。
阿国も芭恋もその際の攻撃で崖から落ち、行方不明に。
無力を嘆く佐吉は一度秀吉のもとに戻ります。しかし、「曇の代わりに髑髏鬼灯を守れ」といわれ、髑髏鬼灯と会うことに。実際に会うことはかないませんでしたが、『三つの巻物を入手してほしい』といわれ、巻物を追うことに。
巻物の一つを持つ荒木村重を追ううちに再び丹波百地と相見える、佐吉。一度近江で会った『島左近』本名は『島清興』の協力を得るものの、荒木は伊賀忍に殺され、今際の時に佐吉に巻物を託します。
一度は秀吉のもとに戻った佐吉。しかし、急に信長によばれ左近と共に一度近江に戻ることに。
一方弦月、芦屋弓月は安倍清鳴と相対していました。「候補者を片っ端から絶望させていけばいいと思わない?」という言葉に胸騒ぎを覚え、佐吉のもとへ走ります。芭恋に「死なせるな」と密かに頼まれていたのでした。弦月と名乗る前、芦谷家の威厳にしか興味のない兄、人形のようにしかいられない自分。そんなことに嫌気がさしていた、弓月。しかし、双子は自分を人として見てくれた。当然のことに感動し、芭恋が密かに期待を寄せていた佐吉を守るため近江へと急ぎます。
近江の北、石田村についた佐吉と左近。そこは佐吉の故郷石田村。その故郷はなぜか石田佐吉の旗印を掲げた兵によって襲われていたのです。自分の兵をまだ持ってない佐吉の目に移ったのは、死者の兵。斬っても斬っても立ち上がり、苦戦を強いられます。すべては伊賀の忍による策略でした。弓月が駆けつけ状況は好転するものの、逃げ遅れた女の子を人質に取られ、目の前で傷つけられ愕然とする佐吉。その前に現れたのは、行方不明だった双子。あっという間に伊賀の忍を撤退に追い込み、二人は佐吉に言う。
「我等八代目曇家当主。石田佐吉を日の本一に押し上げると決めた。共に時代の風雲児とならん」