愛おしくて涙溢れる物語『フルーツバスケット』十二支、神まとめ

『フルーツバスケット』とは高屋奈月による漫画及びそれを原作とするアニメ作品です。母を失くして一人テント暮らしをする女子高生、本田透。透はひょんなことから十二支の物の怪に取り憑かれた一族、草摩家と関わることになります。可愛い絵柄とタイトルに惹かれて買ってみたら結構ドロドロ?しかし救済もあれば爽やかな部分もある。色々と人生について考えさせてくれる名作です。この作品のキモである「神」と「十二支」についてまとめました。

卯:草摩紅葉(そうま・もみじ)

無邪気さの裏に、何を隠す…。

声:斎藤彩夏/藩めぐみ

潑春と同級生の高校生ですが、とてもそうは見えないほど幼い外見。言動も基本的には無邪気ですが、内面は未成年組の中でも成熟しています。母が自分を拒絶し、記憶を消される際に「あの生き物を自分の体から出したのが一番の後悔」と言われた過去があっても母を憎むことなく、見守っています。普段はとにかく明るく、「似合うから」という理由で女子の制服(上着のみ)を着るほど天真爛漫。モモという妹がおり、母同様陰から見守ります。自身の記憶を消さない理由は、「辛いだけの記憶でも、忘れずに戦えば、いつかその記憶に負けない自分になれるから」。
ちなみにドイツ人とのハーフ。バイオリニストが夢で、自室で練習する姿をモモが見に来るのですが、透に言われるまで気づかなかった模様。部屋にはウサギのぬいぐるみがあり、背中にウサギのリュックを背負うなど、物の怪が憑いていることに関しても前向きにとらえているようです。後に身長が伸び、「かわいい」から「かっこいい」と形容されるようになりますが、無邪気な振る舞いは変わらず(ウサギのリュックを背負ってはいましたが、制服は男子のものを着用)。しかし不意に呪いが解け、複雑な感情もあって慊人に対し冷めた視線を送りました。結局母の記憶は戻らずじまいでしたが、いずれ自分の家族を持つ決意をします。名前は9月の異名「紅葉月(もみじづき)」から来ていますが、順番が紅野と入れ替わってしまったとか。

本当は母も一緒に「戦って」欲しかったけれどそれは自分のわがまま、内緒だよ、というシーン。

辰:草摩はとり(そうま・はとり)

クールで物静かです。

声:井上和彦/興津和幸

後述の紫呉や綾女の同級生で親友(マブダチトリオ)。職業は医者(一族しか診ない、一族の主治医)。医者以外の役目として物の怪絡みの秘密を知った者の記憶の隠蔽があり、慊人や父親の命令で何人もの記憶を封じてきました。
由希の友達の記憶も消しています。泣きながら懇願されても「命令だから」と記憶を消した報いを、彼自身も受けることになります。その相手は草間一族ではあるものの「外」の人間(物の怪のことを知らない)佳菜でした。仕事の関係で一緒になり、「雪が溶けたら春になる」という純粋で明るい印象の佳菜に惹かれて、佳菜も物の怪憑きの秘密も受け入れてくれました。慊人に結婚の許しを請いましたが、慊人はそれを許さずに暴れて、結果はとりの左目を失明させることになります。
佳菜は自分を責め、精神を病んでしまうのでした。慊人は言います。「彼女を救うには、記憶を封じるしかない」。隠蔽術を施す際佳菜が放った言葉は、はとりを守れなかったことへの懺悔でした。変身後の姿は龍、ではなく8cmのタツノオトシゴ。透、佳菜共に変身した彼を見て「海水に入れるべきか、真水に入れるべきか」と取り乱しました(佳菜はお湯に入れてました)。名前は4月の異名「羽鳥月(はとりづき)」より。父もまた草摩家の主治医で、ぜんそく持ちだった幼い由希の診察をしていました。

巳:草摩綾女(そうま・あやめ)

なまじ蛇なので、気温の変化に弱く、変身してしまうことも多々あります。

声:宮本充/櫻井孝宏

由希の10歳違いの兄。見た目は似ていますが性格は180度違っており、過剰なほどの自信家でハイテンション。詩的かつ耽美的な言動も多い青年。紫呉やはとりとは同級生で幼馴染でもあります。特に紫呉とは仲が良く「あーや」「ぐれさん」と呼び合い、向かい合いながらサムズアップして「よし!」と締めくくることも多いです。
高校時代は男子校の生徒会長を務め、その良くも悪くな破天荒なキャラクター、女性のような美貌から生徒人気は高かったそうです。その一方、弟に対してはすがってきた手を振りほどくほどに関心がなく、名前を忘れていたことも示唆されていました。今でこそ兄弟仲の改善に努めていますが、両親に対しては「あの者たち」呼ばわりするなど、見限っている節も見られます。
はとりのような細かい気配りができず、欲しい言葉をかけてくれる彼に対し「敵わない」と言い憧れて敬意を持ってもいるようです。職業は女装用の衣装を売る洋裁店の経営。店員の美音とは単なる店長と従業員という仲ではない様子。名前は5月の異名「菖蒲月」より。

午:草摩依鈴(そうま・いすず)

透とは変身した状態で対面。馬の姿で蹴ろうとしました。

通称「リン」。10代とは思えない妖艶さを持った少女。口調も態度も強気ですが、その実潑春を呪いから解放するための方法を探っていました。慊人の大切にしていた、「慊人の父が遺した箱」に触れたため怒りを買い、猫憑き用の施設に監禁されます。紅野によって発見されたため一命をとりとめ、以降は藉真(かずま)の家に身を置くことになりました。長かった髪も切られたためショートカットに切りそろえ、以降はその髪型でした(心配させまいとするためか、透には「鬱陶しいから切っただけ」と言っています)。特技は絵。
初めて見た時から透に対し母親に対するような感情を覚えていましたが、「泣いてはいけない」との気持ちからかその感情を封印。両親と仲は良かったものの、「何もつらくないの?」との問いかけが元で両親が「本当は無理をしていた」ことを知り、以降は心身に虐待を受け入院と同時に捨てられました。その後は物の怪憑き仲間の楽羅の家に同居しますが、過保護型の楽羅家での生活も苦でしかなかったご様子。庇ってくれた潑春と恋に落ちたのはある意味で必然。しかし慊人に脅され突き落とされて以降、彼を守るため敢えて遠ざけていました。好きな食べ物はゼリーとのことですが、病院食にも中々手を付けない理由が「嫌いなものばかり」との発言からするに恐らく消去法。透の作ったゼリーを一人食し、「おいしい」と呟くのでした。眠ることさえ苦手、とコミックスにありましたが、ネット上で「生きるのに向かないんじゃないか」と言われていました。名前は6月の異名彌涼暮月(いすずくれつき)から。

未:草摩燈路(そうま・ひろ)

声:渕崎ゆり子

初登場時は小学生。通りすがりの高校生にさえ殴りたい衝動を覚えさせるほど頭の回転が速く口が達者です。生意気な言動で透を翻弄し、アニメにさえ容赦のないツッコミを入れます。杞紗に恋愛感情を抱いていますが、それを慊人に分かってほしい気持ちから吐露したために杞紗を傷つけることになってしまいました。
生意気な発言は「ガキ」である自分に対する苛立ち、杞紗を守れなかった自分への怒りから来るものでもあったのです。中学入学以降そういった言動は鳴りを潜めたご様子。
物語の最中で母五月(さつき)が妊娠し妹日向が誕生。当初は物の怪憑きゆえに抱くことができませんでしたが、突如呪いが解け、抱擁が可能になりました。母は過保護型でも拒絶型でもない「驚異の母」であり、羊に変身した息子に対し「羊大好き」と言ってのけた剛の者です。単なる天然かと思いきや、呪いからの解放が単なる喜びだけでない息子の心情を理解していました。名前は7月の異名文披(ふみひろげつき)から。

申:草摩利津(そうま・りつ)

結構身軽で運動神経はいいです。

声:富永み~な

着物姿で登場しました。通称「りっちゃん」。「ごめんなさい」が口癖で、やたら罪の意識に苛まれています。先に登場した母親も同じ性格。これは彼が他の十二支と比べ取り柄がないこと、両親が自分のせいで一族の者に頭を下げていたことに起因します。少し気が楽になるという理由で女装しており、美貌もあって透が誤って抱き着いてしまい、変身するまで女性と思われていました。
憧れの相手は綾女。理由は自信にあふれているからですが、紫呉から「あーやの自信は人類のそれを超えた境地にあるから無理」と言われました。名前は9月の異名小田刈月(おだかりつき)から。

酉:草摩紅野(そうま・くれの)

物の怪憑きとしては最後に登場。14巻の裏表紙に描かれた変身後の姿を見る限り、スズメのような小鳥となり空も飛べる模様。しかし呪いはとうの昔に解け、鳥が寄ってくることもなければ、異性を抱き寄せても変身しません。ようやく人間になれたと喜びを感じますが、十二支との絆にすがる慊人の涙、「見捨てないで」との言葉により同情心が芽生え、却って離れられなくなってしまうのでした。20代後半ではありますがコンビニに行ったことはなく、深夜のコンビニでバイトをしていた魚谷ありさ(透の友人でヤンキー)と知らない間に相愛に。中途半端な優しさと慊人に逆恨みされて刺されますが一命をとりとめ、入院。一人で見舞いに来た慊人を見て「もう自分は必要ない」と、ありさと共に田舎へと引っ越し就職しました。名前は3月の異名暮れの春から。

戌:草摩紫呉(そうま・しぐれ)

えどまち
えどまち
@edono78

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