罪か癒しか?『火の鳥』各編の女性キャラ抜粋

手塚治虫氏未完の大作『火の鳥』。永遠の命、愛、名誉。種々の欲望入り乱れるこの物語を、火の鳥同様に彩る女性陣をまとめました。

【ストーリー】仏教的。時代は奈良時代。時の帝に取り入ろうとする権力者や、仏師としての地位も名誉も得たのに満足いく作品が作れなくなる茜丸など、人間の弱さが描かれます。権力に関係なくとも、ずっと踏みにじられてきた我王が盗賊の頭として踏みにじる側に回るなどの皮肉もありました。しかしあるきっかけで仏師としての才能を開花させていき、自然の美しさに感動して大事を成し遂げる決意をするなど、強さもまた描かれています。

速魚

我王が盗賊時代妻としていた女性。茜丸の妹として登場しますが、その正体はテントウムシ。嘘をついてまで我王についてきたのは、自分を殺さなかった彼を「優しい人」と認識してのこと。「鼻が肥大化したのは、彼女の作った薬が原因」と部下に吹き込まれた我王により殺されますが、実情を知った我王はしばらく魂の抜け殻状態でした。

このテントウムシが速魚。「はやめ」と読みます。

ブチ

茜丸についてきた少女。通りがかった村で盗人として成敗されかけたところを茜丸に救われます。仏教や仏像に価値は見い出さず、建築中の廬舎那仏に粗相する始末。彼女をモデルに彫った仏像は素晴らしい出来栄えで、橘諸兄、吉備真備ら大物に雇われるきっかけになりました。大仏殿の自然出火が元で焼死した茜丸を「兄」と呼び、焦げた頭部を持ち去ります。たまたま見かけた僧侶(我王)に弔ってほしいと申し出ました。

『望郷編』

【ストーリー】自然の消えた地球を捨て、ジョージとロミは共にエデン17という星を買い取り移住。しかし宇宙の不動産業者に「一杯食わされて」水もろくにない星であることが判明。どうにか水は出ますがジョージは死亡。息子のカインを産んだロミは、ある決断を下すのでした。

ロミ

カインがこの星で最後の人間になることを受け入れられず、冷凍睡眠装置を使ってカインやその息子たちと結婚する道を選ぶのでした。しかしどうしても男の子しか生まれないこと、カインの末息子が大柄なのに皆からいじめを受けることなどに悩みます。「肉を食べないから女が生まれない」という息子たちの言葉から「末息子を食え」という意図を読み取り「二度と目覚めない」と誓うのでした。夢で火の鳥と交信し、「他種族を受け入れれば女の子も生まれて、子孫は繁栄する」と聞きそれを受け入れます。目覚めた時、外は彼女の子孫であり、「女王」と崇める種族が出来上がっていました。末息子がムーピーとの間に娘を成し、カインの孫と結婚した結果でした。

コムという混血種族の少年と仲良くなりますが、地球への望郷の念が芽生えます。彼が見つけた「宇宙を飛べる岩」で地球を目指すのですが、地球人宇宙飛行士牧村、男女が生まれつき一体化した種族ノルヴァ共々種々の奇妙な星を回ることに。最終的に地球にたどり着くものの、ロミ自身の寿命は終わりに近づいていました。おまけに密入国者として牧村はロミとコムの殺害を命じられます。ラストは牧村に殺されるバージョン、寿命で力尽きるバージョンが存在。遺言により、遺体はエデン17に葬られました。栄えていたその星はズダーバンというネズミのような男によりあっという間に様々な悪徳がはびこり、地震等で文明が滅びたあと。最初にジョージと訪れた時同様、二人きりの状態でした。

『復活編』

【ストーリー】高所から転落した宮津レオナ。手術の後、彼は周囲の生物が無機物的な塊に見え、声も耳障りなものに聞こえるようになってしまいます。そんな中「一応人型」のロボットチヒロを人間の女性と認識、愛し合うようになりました。この物語の中生まれたのが、「ロビタ」。

チヒロ

昆虫のような顔をした作業用ロボット。しかしレオナには美女に見えました。彼女自身レオナに対する恋心が芽生えたようで、無意識に彼の名を口にするように。闘争の後、後述の女ボスがレオナの体に移植された時、「心はチヒロと結ばれたい」というレオナの要望で一体化。精神世界のような場所で二人は「一緒になれた」喜びをかみしめます。しかしなまじ人間の記憶データを移植したため大きく不格好な姿となりました。立って歩くよりも尻にある滑車で動いた方がよほどスムーズ。わざとなのか心が混ざり合った結果なのかレオナともチヒロともつかない自我を得て、爆発で足が吹き飛び、以降手塚ファンお馴染みの「ロビタ」の姿となります。

主人公レオナにはこう見えてますし、ぬくもりも感じます。

【ロビタ】
その後量産されて「人間に対して逆らうこともあるロボット」として親しまれますが、ロビタを慕うあまり放射線農場に入ってしまった少年が死亡する事故が起きるや、その農場で働いていたロビタ全員が溶解処分に。無関係のロビタも「兄弟」として集団で溶鉱炉に飛び込む事件が起きました。この「ロビタの更新及び集団自殺」は絵的にもショッキングなもので、怖かったというファンも大勢います。月にいた一体が故意に主人を殺しますが「ロボットに殺人罪は適用されない」こと、というよりロボット扱いされることを嘆き悲しむのでした。そんな折に出会ったのが『未来編』の猿田博士、というわけです。

女ボス

妙齢の美女に見えますが実際には50年以上警察と渡り合っている密輸組織のボス。もう体にガタが来ているようで、仕事の時以外はほとんど横たわっています。レオナに横恋慕し、脳の記憶データを彼の体に移す手術を決行。しかし拒絶反応により錯乱、部下に殺されました。

『乱世編』

えどまち
えどまち
@edono78

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