目次

  1. OUT
  2. 告白
  3. 私の男
  4. 紙の月

OUT

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桐野夏生の小説「OUT」を映画化したこの作品です。主人公となるのは、それぞれの人生に不満を感じながら生きている、ごく普通の主婦たち。閉塞した日常を何も考えずに送っていた彼女たちですが、、ついに西田尚美演じる弥生が旦那を殺してしまうことから物語は始まります。弥生の殺人を隠蔽するため、3人のパート主婦が事件に関与していき、どんどんと深みにはまっていくのでした。

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ごく普通の主婦たちが閉塞状況から逃れるために起こした行動を衝撃的に描いた桐野夏生原作の傑作ミステリーを映画化。監督は「愛を乞うひと」の平山秀幸。4人のパート主婦たちを原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美という新旧の実力派女優が演じて、ハードな中にもユーモアを感じさせ、爽快な活劇に仕上げている。
 東京郊外の弁当工場。深夜パートの主婦たち、香取雅子42歳、吾妻ヨシエ51歳、城之内邦子40歳、山本弥生30歳の4人はそれぞれに悩みや問題を抱えていた。ある日、雅子のもとに弥生から電話が入る。弥生はギャンブル狂の夫・健司の度重なる暴力に耐えかね、ついに寝込みのスキを突いて殺してしまったと言う。妊娠8ヶ月の弥生は泣いてすがり、雅子はやむなく死体を自分の車のトランクに一時的に隠すことに。しかし、弥生はそれから工場に姿を見せなくなってしまった。死体の処理に困った雅子は仕方なく“師匠”と慕うヨシエに協力を持ちかけるのだった…。

出典: WWW.ALLCINEMA.NET

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主婦たちの閉塞した毎日で疲れ切っていた心が、一つの事件を機に生き返っていく。桐野夏生先生の小説が持つ、女の本音や本質の部分が全開に描かれている作品です。殺人、殺人補助はもちろん凶悪な犯罪なのですが、彼女たちは自分よりも生き生きとしている、そう感じさせてくれる映画です。

告白

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松たか子が主演し、日本アカデミー賞の主演女優賞を受賞し話題となった「告白」。一人の女性教師がある日のホームルームで、自分の娘がこのクラスの誰に殺されたのだと、生徒に向かって打ち明けることから物語は始まります。一人の女性教師が一人の母として娘の復讐を果たす物語です。しかしその計画は背筋がゾッとするほど冷たくて最も残忍な方法でした。

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ある中学校、雑然とした教室。
終業式のホームルーム。1年B組、37人の13歳。
教壇に立つ担任・森口悠子が語りだす。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、
娘は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。
物語は「告白」から始まる。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

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この映画を見る誰もが、感情を亡くし、淡々と復讐を進める母親を熱演した松たか子さんの演技に圧巻されることでしょう。たった13歳の犯罪者とその遺族。さらに壊れて機能を失った学校。全て狂った中で、物語はどのような結末をむかえるのでしょうか。

私の男

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桜庭一樹の小説で直木賞を受賞した「私の男」。浅野忠信と二階堂ふみの実力派俳優が熱演し、世界的にも話題となった作品です。物語の舞台は雪の深い北海道の小さな町。まだどこか幼さの残る若い父親と、中学生の娘が二人で暮らしていました。しかし二人には誰も知らない秘密があったのでした。

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【ストーリー】
10歳で孤児となった少女・花。
彼女を引き取ることになった遠縁の男・淳悟。
孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように暮らしていた。
6年後。
冬のオホーツク海、流水の上で殺人事件が起こる。
暗い北の海から逃げるように出ていく淳悟と花は、互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていた…。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

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劇中では二人が共有している秘密、誰も立ち入ることのできない二人の世界が見事に描かれています。狂っていると感じてしまうほどの苦しい二人の愛情になんとも言えない感情が湧きあがってきます。美しい映像美も併せてお楽しみください。

紙の月

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直木賞作家、角田光代の小説を映画化した「紙の月」。宮沢りえさん演じる梅澤梨花は銀行で契約社員として働く平凡な主婦でした。毎日なんの不満もなく生きてきたつもりだった梅澤梨花ですが、自分のことをまるで見ていない旦那との生活に閉塞感と物足りなさを感じていました。どこかで自由に生きることができずにいた梨花の人生は、ある若者との出会いで大きく変化していきます。

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バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。

出典: SPECIAL.MOVIES.YAHOO.CO.JP

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題名にも使われている紙の月。その真意はおそらくまやかしの月。お金の価値や意味、そして本当の自分など、原作同様に映画のラストでも深く考えさせられる仕上がりとなっています。