目次

  1. あらすじ
  2. ラスト10分に謎解きパートを集約させるスタイルが秀逸
  3. 結末に若干の弱さを感じる部分もあり、作品としては無難にまとまり過ぎているかもしれない
  4. まとめ

あらすじ

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高校時代の友人が急死したことをきっかけに再会した4人の男たち。彼らは裏情報を基に株で大儲けしようとマフィアのエディから資金を借りるが、結果は惨敗。返済不能に陥った4人は、借金を帳消しにする代わりにエディからある仕事を命じられる。それは、エディの敵対組織の甥を拉致して一晩だけ監禁するというものだった

出典: EIGA.COM

ラスト10分に謎解きパートを集約させるスタイルが秀逸

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煽り文句を見なければどんでん返しありきの作品だとは分かりません。ところどころに違和感のあるシーンが挿入され、後から思えばあれは伏線だったのかと思い当たるものの、リアルタイムで気付くのはなかなかに難しいでしょう。というのもこの作品、謎解きというには少々ヒントが少なすぎる。視聴者を翻弄しながら進んでいくというよりかは、溜まりに溜まった些細な違和感をラスト10分で氷解させてくる映画です。

最後の10分はまさに怒涛。部隊の裏側をその部分に集約させ、余韻と呼ぶにはあまりに大きな衝撃と共に幕は閉じます。真実もさることながら、とある登場人物のあまりの豹変ぶりに呆然。やりやがったなてめえ、と思わず叫びたくなります。衝撃のラストに至るまでの80分間にも緩急がつけられ、クライムサスペンスとしても楽しむことができます。

結末に若干の弱さを感じる部分もあり、作品としては無難にまとまり過ぎているかもしれない

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結末に至るまでの10分間は確かに衝撃的だったものの、似たような作品をこれまでに観たことがあるということもあってか少々インパクトが弱いように思いました。そもそもどんでん返しものと認識して観てしまっているので身構えた分、感情の跳ね上がり方も自然小さくなってしまいます。やはりこういった映画は何の前知識もなしに観るのが一番と思いつつも、それもなかなか難しい。レンタル店には大抵ポップに煽り文句が書かれていますからね。

驚きはしたものの、よくよく考えれば無難にまとまっているなという感想。しかしキャラクターの立ちは十分。脇役にもちょっとしたエピソードがあったりして、それがまた面白かった。ジョン・トラボルタの存在感はさすが、そこにいるだけで物語がキュッと引き締まるあたり名優ですね、やはり。初めのシーンなど、首をかしげる場面もそれなりにはありましたが、総合的に見ればなかなかの良作。観て損をするということはないでしょう。

まとめ

最後にまとめて種明かしをする趣向ですので、それまではフラストレーションが溜まるかもしれません。しかし、それを乗り越えれば後はジェットコースターを下るかのごとし急降下が待っているのみ。ネットが普及したこのご時世、調べればいくらでも結末を知ることは可能でしょう。けれどもそれでは何のカタルシスもありません。結末だけを知るのか、それともそこに至るまでの道筋をきちんと辿るのか。皆さんにはぜひ後者の方をお選び頂きたいと思います。