目次

  1. 原作紹介
  2. アニメ映画化
  3. 出演者
  4. あらすじ
  5. 「生まれてこなきゃ良かった!」
  6. アシュラを救った少女・若狭
  7. アシュラを救った法師と名言
  8. 罪と罰
  9. 視聴者の感想
  10. いかがでしたでしょうか?

原作紹介

519o2 wwe6l. sx326 bo1 204 203 200

1970年~1971年に週刊少年マガジンに連載されたジョージ秋山氏による作品。
作品の描写が過激なために有害図書指定され、社会問題にまで発展した問題作。

アニメ映画化

E1348764192427 1

発禁処分を受けた作品が、まさかの映像化!フルCGアニメーションで、原作からは想像が出来ない程に見やすい作品となっています。映像化において原作と異なった場面があります。

出演者

□アシュラ/野沢雅子 □法師/北大路欣也 □若狭/林原めぐみ □七郎/平田広明 □地頭/玄田哲章

あらすじ

2016 04 16 20.47.49

時は15世紀、室町時代の京都。相次ぐ洪水や飢饉のために畑は荒れ果て、食糧も底を尽き、やがて人々は争い合いながら飢え苦しみ、廃れていった。そんな時代に産み落された”アシュラ”は、母親に食べ物として見られながらも捨てられ、1人生き延びていた。そんな時、1人の少女・若狭や法師と出会い、その愛情や教えから次第に人間性を備えていく。人間性が備わったアシュラにとって、幸せだと思う事は苦しみの始まりだった。

「生まれてこなきゃ良かった!」

2016 04 16 20.48.55

「こんな苦しいところに生みやがって!生まれてこなければ良かったぎゃあ!
人でなし!皆・・・皆同じだぎゃ!あいつらだって食うもんが無けりゃ、殺し合いをしてるだぎゃ!子供を食う奴だっているだぎゃ!皆、敵だぎゃあ!いつも食うか食われるか・・・だから俺には牙が要るんだぎゃ!!」

時代が変ればそうなんだろうと言いたいところですが、昨今の世界に目を向けてみても、このアシュラの気持ちを説得出来る言葉が見つからない。

アシュラを救った少女・若狭

E1349372289758 3

アシュラを怖がらずに傷を手当てし、食料が少ない中で食べる物を用意し言葉を教え、その愛情を持ってアシュラと向き合い、もう二度と殺生をしないようにと教えたアシュラを救った少女・若狭。彼女に好意を寄せている七郎は、自分達の数少ない食料を盗んでは彼女に届けていたが、それもついに途絶えてしまった。日に日に痩せ細る若狭に、アシュラが「馬肉だから食べろ」と渡しに来るのだが、人を殺生していたアシュラからの生肉を前に、[人肉かもしれないが食べる]か[食べなければ飢えて死ぬ]の理性の選択を迫られる。

アシュラを救った法師と名言

20141004210802

「確かに人は皆、ケダモノを抱えておる。だが他のケダモノとは明らかに違うんじゃ。・・・心ぞ。人には心がある。人は獣の道を歩けば歩くほど苦しくなる。お前がさっき苦しいと言ったのは、人の証じゃ。」
それでも人ではないと振り切るアシュラに、法師は自身の左腕を切って差出し
「さぁ食え!わしの腕を食ってみろ!・・・わしも同じぞ。誰だって人肉など食いたくはない。それは理性があるからじゃ。だがな、だれしも時に魔が差し、ケダモノの本性をさらけ出してしまうことがある。だが、己の中のケダモノと戦わねばならんのじゃ。人を憎むな、己を憎め。己のケダモノを憎め。これはおまえが人になった祝いじゃ。」

罪と罰

20141004210824

大好きな人に信じてもらえなかった虚しさと、人を人と思わず敵として殺生し食べてきたという事実の矛盾。若狭の葬列とすれ違った時、アシュラの目には一筋の涙が零れ落ちた。

視聴者の感想

70分ほどの作品ですが、無駄なシーンは一瞬もありませんでした。
荘厳なBGM、醜美ともいえる映像。
アシュラの切ない心の葛藤、人間の限界と恐ろしさ。
どんどん引き込まれ、終始 自分の口は「あ」の形のままでした。
原作とはちがいましたが、これはコレで良かったです。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

今の飽食の時代では、こうして飢え、苦しむことのない幸せを忘れています。
この映画で描かれる飢饉、そして主人公が人を喰らうシーンは本当に気が滅入るものですが、作品には必要なものです。
そのことを、決して「綺麗事」ですまさずに教えてくれる本作は、確かな説得力を持っているのです。

出典: KAGEHINATA64.BLOG71.FC2.COM

生きる為に食う事を是とするのか、人としての尊厳を守って果てるのか。
この物語の人々は快楽ではなく、究極の選択の上での事。
旅の僧も言います。誰も食べたくて食べる訳ではないと。
モラルの間で悶え苦しむのは心を持った人だからこそ。
80分弱に描かれる、獣のごとく人を食らう事で生き残って来たアシュラが"人"になってゆく過程での苦悩とラストの姿。
この作品見た後でも私は正直迷いますね。

出典: WWW.ANIKORE.JP