目次

  1. あらすじ
  2. もはや誰にも見向きされないような設定のオンパレード
  3. ラストのメッセージに込められた警句に思わず吹き出してしまう
  4. まとめ

あらすじ

カエルの酵素からがんの特効薬を作り出そうと、撮影班とともに密林に足を踏み入れた研究チーム。世紀の発見の喜びもつかの間、彼らは未知の恐怖に襲われる。

出典: TSUTAYA.TSITE.JP

もはや誰にも見向きされないような設定のオンパレード

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危険な森、崇拝される精霊、徐々に迫りくる恐怖。およそ目新しいものの皆無な作品です。どこかで観たことがどころではなく、どこにでもありそうな要素を繋ぎ合わせたような映画で、開始数分でああ、こういう感じねと内容を想像し、そしてその通りに物語が運ばれていきます。良く言えば王道、悪く言えば陳腐。POV方式のせいなのか画質も非常に粗く、アマゾンの雄大な自然や動物たちを鮮やかに映しているとは言い難い代物。

ちなみにこの映画、ネットで検索してみると驚くほどヒットしません。「アマゾンクルーズ 映画」で検索してもなぜかトム・クルーズが出てくる始末。画像検索も然り。これほどまでにマイナーというか認知度の低い映画はあまりないでしょうね。もしかしたらこの映画を観賞した人間は、日本でほんの僅かしかいないのかもしれません。その点からいえば、まあ観てれば話のネタくらいにはなるかもしれません。自慢はできないでしょうが。

ラストのメッセージに込められた警句に思わず吹き出してしまう

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そもそも主人公一行はガンの特効薬を探すために密林に分け入ったのですが、終盤になってある人物がこう言います。ガンは一大産業だ、と。だからガンの特効薬が見つかったら、ガン患者は助かるかもしれないが、その治療薬に関する事業に従事する人々は路頭に彷徨うことになってしまう。普通のパニックホラーだと思ったら、急に現代社会の歪みのようなものがテーマとして提示されました。しかも終盤に。

そして最後、「Where is the cure?」というメッセージが出ておしまい。言いたいことは分かるんですけど、視点がブレブレ。そもそも森の中の未確認生物に襲われる人間たちを描いたホラー作品なのに、いきなりそんなリアルな警句を持ってこられても困ります。しかしこのチグハグさ加減には笑えました。最後だけはちゃんとメッセージ性のあるものにしようと考えるとこうなるんだ、という反面教師っぷりに。

まとめ

なぜかミステリー作品というジャンルに属されている今作。なぜでしょう。ミステリー要素は皆無なのに。とはいえホラーっぽいかと言えばその要素も多いに足りないのですが、あえて分類するならやっぱりホラーなんでしょうね。似たような種類の作品を多々観てきましたが、その中でも群を抜くお粗末さ。大勢で観ると楽しめるかもしれません。くだらいなあ、と。興味のある方はご観賞ください。