目次

  1. あらすじ
  2. ミステリーではなくサスペンス。そこをお間違えなく
  3. 面白いか面白くないかと言われれば、面白くはない
  4. まとめ

あらすじ

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海難救助専門家のロビンソン(ジュード・ロウ)は、11年続けた仕事を失ってしまう。そんな折、金塊を積んだまま黒海に沈没したといわれるナチスドイツの潜水艦のうわさを聞いた彼は、金塊の引き揚げを考える。ロシア人とイギリス人によって構成されたメンバーで挑むが……。

出典: MOVIES.YAHOO.CO.JP

ミステリーではなくサスペンス。そこをお間違えなく

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この作品はミステリーではなくサスペンスです。ゆえに、解くべき謎などはありません。この点をよく理解しておかないと、この作品はおそらく並み以下の評価となってしまい、観賞後もなんだか消化不良の感を味わうことになってしまうでしょう。フォーカスされているのは潜水艦の乗組員の人間関係。ミステリーの入り込む余地はほぼなく、当然どんでん返しもありません。視聴者が追うべきは人々の感情の推移と、物語の行く末だけです。

この作品ははっきり言って地味です。驚きもなければ、感涙にむせぶこともありません。しかし、地味だからこその面白味があり、それが潜水艦ものに外れ無しと呼ばれる所以ともなっているはずです。ラストは必見。主演であるジュード・ロウの演技が光り輝きます。あの存在感はさすがとしか言いようがありません。ラストシーンを観るだけでも、この映画を観賞する価値があるはずです。

面白いか面白くないかと言われれば、面白くはない

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面白さの基準は人それぞれだと思いますが、この作品は万人に受け入れられるような作品ではないでしょうね。ハイライトと呼ぶべきシーンがクライマックスくらいにしかありませんから。物語に起伏はあるものの、あえて抑えられてあるような印象。ジェットコースターのようなスリリングな展開を好む視聴者は開始十数分で飽きてしまうだろうし、映画を観る多くの人はそのような展開を物語に要求しています。ゆえに、この作品は世間一般的に言うと、面白くないのです。

しかし、面白くない=魅力的でないと言えないところも、映画の面白いところです。観るべきシーンは確かにある。でも全体を通して観ればどこか地味で、すぐに記憶の底に埋もれてしまいそう。しかし、不思議とこの映画は記憶に残り続ける作品だと私は思っています。丁寧に描かれた船内の空気感や、人間の葛藤、そして最後に垣間見える男の覚悟。ふとした時に、この映画を思い出すことになることでしょう。

まとめ

普段ミステリーやホラーを観ているのですが、たまにはこういった奇をてらわないような作品も良いものです。変なギミックや演出などなく、ただひたすらに監督や俳優の演技が試され、純粋に物語を堪能できます。ワンアイデアでは決して成り立つことのない映画。インパクトはないが、その分余韻が長続きする映画です。ジュード・ロウがお好きな方も、またそうでもない方も、ぜひご観賞ください。