目次

  1. はじめに
  2. 「戸川清春はマシン脚!!これはこいつの才能だ」 野宮朋美
  3. もし、この先どこかで偶然ばったり出会ったとき、目を伏せて通り過ぎるなんてしたくねぇ。野宮朋美
  4. 「君自身の声を…聞こえないふりをしていると…そのうち本当に聞こえなくなってしまう」 高橋久行
  5. 「もっと早くやったらよかった やりたいことを やれない理由を並べて誰かのせいにしてた」 高橋千鶴子
  6. 今いる場所がつまんねえ職場だろうと 俺の道であることに変わりはねえ」野宮朋美
  7. さいごに

はじめに

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大人気コミックス「スラムダンク」を描かれた井上雄彦さんが新たなバスケ漫画を描かれています。その名は「リアル」。
車椅子バスケを描いている本作は、事故にあって歩けなくなった人間と交通事故により他人を下半身不随にしてしまった人間が様々な苦悩や困難、葛藤と戦っていきます。
あえて車椅子バスケを描くことで普段は考えない障害者について深く切り込んでいく本作は車椅子バスケだけでなく色んな人の心の闇を問う作品となっています。
そのなかでも力強い、元気が出る名言を集めましたので紹介します。

「戸川清春はマシン脚!!これはこいつの才能だ」 野宮朋美

「シャックは鋼鉄の巨体を持ってる。アイバーソンは全身バネのカタマリ。戸川清春はマシン脚!!これはこいつの才能だ」 

賭けバスケをして負けたコンビが野宮と戸川のコンビに急に突っかかってきた時に言った言葉。戸川を障害者としてではなく当たり前に一人の人間として言った野宮。この一言がリアルのすべてかもしれません。

もし、この先どこかで偶然ばったり出会ったとき、目を伏せて通り過ぎるなんてしたくねぇ。野宮朋美

「もし、この先どこかで偶然ばったり出会ったとき、目を伏せて通り過ぎるなんてしたくねぇ。そんな相手を自分の中につくりたくねぇ。」
野宮が交通事故に遭わせてしまった女の子に向けて言った言葉。事故後、野宮はその子のお見舞いに行き女の子に「本当は(私に)会いたくなかったんじゃない?」と聞かれて答えたんですが、この言葉を言える野宮は立派だな、と思います。自分にも相手にも真摯に向き合っている野宮だからこそ言えるセリフですね。

Takahashi

「君自身の声を…聞こえないふりをしていると…そのうち本当に聞こえなくなってしまう」 高橋久行

久行さんが息子に言った言葉。息子に自分の経験を話しているように思います。
人は大人になるにつれて自分を取り繕います。格好良く見せたいから、ダサく思われたくないから…理由はそれぞれありますが、本当の自分を隠して、周りに合わせてしまう。でも、そうしてしまうと本当の自分のしたいことが見えなくなってしまうんですよね。

「もっと早くやったらよかった やりたいことを やれない理由を並べて誰かのせいにしてた」 高橋千鶴子

千鶴子さんが、初めて金髪にしたときの感想。千鶴子さんはもともとやりたいことよりも体裁を気にされることの方が多かったのですが、事件をきっかけにやりたいことを少しずつ始めました。自分が目指していた夢を理由をつけて捨てていた自分にはズシリ、と重いものがあります。シンプルでいいんです。やりたいことはやればいい。

Nomiya2

今いる場所がつまんねえ職場だろうと 俺の道であることに変わりはねえ」野宮朋美

「今いる場所がつまんねえ職場だろうと 俺の道であることに変わりはねえ 俺のゴールにどうやってつながるかは知らねえが いつかつながることだけはたしかだ」
たかがバイトじゃねーか!と同じバイトの人に言われた時にポツリと野宮が言った言葉。自分の人生にたかが○○ということはない、どんなことだって自分を作る一部なんだと訴えかけます。苦しくても、どんなに無駄だと思ってもそれが自分を作る一部になります。

さいごに

「リアル」は言葉一つ一つが重く、人によって響く言葉が違うと思います。
そして「リアル」は何度でも読み返したくなり、言葉を反芻したくなる魅力が盛りだくさん!!
まだまだ連載中の本作品から目が離せませんね!!