【ジブリアニメの異端児!?】もののけ姫はこうして生まれた。

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制作費23億、セル画枚数144000枚 。あの宮崎駿監督が構想16年、制作に3年をかけた超大作「もののけ姫」。133分のアニメーションを完成させるのに想像を絶する時間と労力を費やしたスタジオジブリの本領が発揮される。本作の「制作~完成」までに完全密着した動画のまとめ、第1章~第3章。

(前置き)ジブリアニメのあれこれ

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2016年現在までに公開されているスタジオジブリの劇場アニメーションは、20作品にも昇る。
その中で宮崎駿が原作、脚本、監督、絵コンテを務めているものが7作品あり、
「もののけ姫」はその内の一つである。

作画枚数がヤバイ事でお馴染みのジブリアニメ

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風の谷のナウシカ (116分)/56000枚
天空の城ラピュタ (124分)/69000枚
となりのトトロ (86分)/48000枚
魔女の宅急便 (102分)/67000枚
紅の豚 (93分)/58000枚
もののけ姫 (133分)/144000枚
千と千尋の神隠し (124分)/112000枚
ハウルの動く城 (119分)/148000枚
崖の上のポニョ (100分)/170000枚

出典: onecall2ch.com

実際の2Dのアニメは動画までは手で描かれています。
通常のTVアニメ(30分尺)はOPやEDを除けば約21分。
そこで使われるセル(画像データ)は大体3000枚です。
ただし見せ場の話数などは多めに使うことが多く4000~5000使われることもあります。

出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

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せっかくなので今回取り上げる『もののけ姫』に限って計算してみる。
基本とするのは、21分尺のアニメーションに使用する上限5000枚。
21分の約6.3倍が「もののけ姫」の上映時間133分に相当。

・5000(21分/枚)×6.3=31500(枚)

細かな条件の違いで誤差が生じるだろうが、全編見せ場だとしても普通は作画枚数31500枚という計算になる。
これに対し「もののけ姫」の作画枚数は144000枚・・・。
桁が違う事にまず驚く。
それに加え、3年もの時間をかけてこの枚数を仕上げていったというのだから、
相当な労力・忍耐力を必要とした事だろう。
もし自分が作品を作る側だったら、と考えるだけでも恐ろしい(笑)

そんな恐ろしい事をやってのけたスタジオジブリだが、
今回ご紹介する動画では彼らの「戦場」とも言える制作現場が丸裸になっている。

【第1章】ジブリアニメの異端児「もののけ姫」はこうして生まれた。

第1章のまとめ

300分に渡って「もののけ姫」の制作~完成までに密着した『もののけ姫はこうして生まれた。』の第1章はここまで。

宮崎駿さんが描く絵の正確さに反比例したスピードや、一癖も二癖もある優秀なジブリスタッフ。
そして作品作りに必要不可欠な制作の裏側など事細かに知ることができたと思う。

続く第2章では「もののけ姫」に命が吹き込まれていく。
簡潔ながらも力強い”あの”キャッチコピーも、ついに生まれる。

【第2章】ジブリアニメの異端児「もののけ姫」はこうして生まれた。

『もののけ姫』の「制作~完成」までに完全密着した動画のまとめ「第2章/生命が吹き込まれた」。宮崎駿監督の手によって着々と出来上がっていく絵コンテ。それらは一体、どのようにしてより躍動感あるアニメーションへと進化を遂げていったのか?セル画からデジタルに移行するド真ん中にあった制作現場の裏側も明らかになる。

生きろ。』というキャッチコピーが誕生するまでに、もののけノイローゼになった方が居たとは・・・ww(困惑)
個人的に引っかかったのは試行錯誤の途中で出てきた「死ぬなっ。」だろうか。
決定した案と意味が同じにも関わらず、言葉から受ける印象が全く違うものになっていたのには驚いた。
スタジオジブリ最後のセル画(正確にはセル画と絵の具を使った)作品と言われる『もののけ姫』。

アニメーション制作がアナログ→デジタルに移行する転換期だったこともあり、今までにない手法を取り入れた制作の裏側も、大変興味深い。
解説シーンはほとんど何を言ってるのか理解できなかったが(笑)、映像が仕上がる過程を見るだけでも妙にワクワクする。

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