目次

  1. あらすじ
  2. 良点:雰囲気と不可解な描写は視聴者を引き込むのに十分
  3. 悪点:原題改悪とお寒い種明かし
  4. まとめ

あらすじ

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タイムリミットは24時間。解かなければ、死。
目覚めると、謎の立方体。女は手足を縛られ、首には何か埋めこまれたようなふくらみ。ポケットの中には、“1月11日 8:30"と書かれたマッチと、見知らぬ小さな鍵。空間内には、自分を映し出すテレビモニターとベッドだけが置かれ、大きな壁掛けのデジタル時計がカウントダウンを始めている。脱出しようにも、出口は塞がれ、悲鳴も誰にも届かない。「一体誰が、何のために?時計がゼロになった時、一体何が起きるのか――」
空間内に散りばめられた僅かなヒントを頼りに、彼女は謎の答えを導き出し、生きてここを出ることができるのか! ?

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

良点:雰囲気と不可解な描写は視聴者を引き込むのに十分

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いわゆる脱出ゲームと考えて頂ければ良いであろう今作。謎の部屋に閉じ込められた女性が部屋に散らばった数々の手がかりを基にしながら部屋の外へ逃げることを念頭に行動し始めます。ソリッド・シチュエーションものということで舞台はほぼ全編に渡って立方体の部屋で、その中でいかにして物語を展開していくかが焦点となりました。雰囲気はまずまずといったところ。不可思議な数字や問いかけなどにより視聴者の不安感を煽って、その先の展開を読ませないようにしていました。

悪点:原題改悪とお寒い種明かし

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画像は本家本元の「キューブ」です。とはいってもこの作品と今回紹介する「ザ・キューブ ファイナルトラップ」とは何の関係もありません。いわゆる、便乗商法というやつですね。便乗というにはちょっと時が経ち過ぎていますが、「キューブ」という作品が映画界に革命を起こしたことを思えばこの名前に乗っかりたいと思うのも無理からぬことなのかもしれません。

この作品の原題は「RIDDLE ROOM」です。全く持って「キューブ」関係ありません。もっと言うなら閉じ込められた場所も立方体ではあるものの、普通の部屋です。加えて何がファイナルトラップなのかも意味不明。最後まで観ても不明です。おそらく邦題を付けた人の意図としてはあの「キューブ」と関連性があって、シリーズ最後の作品ですよと勘違いさせたかったのでしょう。確かにそうでもしなければ誰にも見向けされないような作品であったことは確かです。

これでラストがきちんと決まればまだ救いがあったのですが、かなり消化不良の印象が拭えません。どこかで見たようなラストですし、謎が解ける爽快感も皆無。一応種明かしの説明がとある人物から語られますが、お笑い芸人のボケが上手く通じず、改めてボケの意味を説明するような、そんな滑稽さが漂っていました。始まりとラストだけ観れば事足りるような、とにかく中身がスカスカの駄作と言わざるを得ないでしょう。

まとめ

こういった便乗作品は結構多く見受けられます。かくいう私も何度となく引っかかりましたから。設定が同じというだけで過去作のタイトルを付けてしまうのはどうなんでしょうかね。中身がつまらなくて、そういった手法でなくては手に取ってもらえないのも問題ですが、それならそれでもっと気の利いたタイトルを付ければ良いのにとも思います。煽り文句もなかなかの詐欺っぷりを発揮していますからね。時間制限ほぼ関係ありませんし、何なら誰も死にませんから。若干ネタバレですけど、おそらくこれが作品の面白さに影響することはないでしょう。面白さ的には、最底辺に位置していると思いますから。