目次

  1. III号戦車J型
  2. IV号戦車/70(V)
  3. パンターG型
  4. ヤークトパンター
  5. ティーガーI
  6. ティーガーII
  7. エレファント重駆逐戦車
  8. ヤークトティーガー
  9. マウス
  10. 関連記事

III号戦車J型

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全長     6.28m
車体長    5.52m
全幅     2.95m
全高     2.50m
全備重量  21.5t
最大出力  300hp/3,000rpm
最大速度  40km/h
航続距離  155km
武装     60口径5cm戦車砲KwK39×1 (84発)
7.92mm機関銃MG34×2 (2,700発)
装甲厚    10~50mm
乗員     5名

ドイツ中戦車。大戦中期まで前線で活躍を続け、歩兵支援を想定したⅣ号戦車と共に活躍した対戦車戦を想定した戦車。
本車は暫定的な改良のみであったH型以前と違い、車体などは再設計になった戦車で、初期型は42口径戦車砲を後期型は60口径戦車砲を搭載している。これは以前から強力な60口径戦車砲搭載を提唱していたのですが、生産の遅延等を嫌う陸軍兵器局が無視をし、生産途中でバレてしまった為、口径の違う車両が生まれてしまったのです。
装甲に関しては装甲増加板ではなく50mmの一枚板での設計になっており、コンパクトで純粋な防御力向上が行われている。
しかし、生産配備された1941年にはソ連との戦争が始まっており、優秀なT-34戦車には60口径ですら歯が立たず、より強力な砲を搭載できるⅣ号戦車に取って変わられ、次第と前線から外されていった。

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IV号戦車/70(V)

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全長     8.60m
全幅     3.17m
全高     1.96m
全備重量  25.8t
最大出力  300hp/3,000rpm
最大速度  35km/h
航続距離  210km
武装     70口径7.5cm対戦車砲PaK42×1 (55発)
7.92mm機関銃MG42×1 (1,200発)
装甲厚    10~80mm
乗員     4名

ドイツ駆逐戦車。Vは開発を担当したフォマーク(Vomag)社の頭文字を採ったもの。
ソ連との戦闘によりⅢ号突撃砲が包囲されない限り有効である点が判明し、Ⅳ号戦車の駆逐戦車への改良が急務となりました。車台自体は既存のⅣ号戦車と同じであった為、接合した戦闘室と車台の間の傾斜装甲が断ち切られた形になっています。
また、本車は途中から駆逐戦車ではなく「4号戦車ラング(長砲身)」に名前が変わりました。これは戦車数の水増しを狙ったものと考えられていますが、真意のほどは不明であり、兵士の間では区別が付けづらかった為、「IV号戦車/70」と呼ばれていました。
実戦では、駆逐戦車から戦車へと変更された為、多くの車両が駆逐大隊ではなく戦車大隊へ配属され、機動戦においては車体に見合わない長砲身による前方への過重負担によるバランスの悪さ、操縦性の悪化、視界の悪さから「グデーリアンのアヒル」のあだ名が付けらるほどでしたが、防衛戦では高い攻撃力・防御力を誇り多大なる活躍をしました。

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パンターG型

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全長     8.86m
車体長    6.88m
全幅     3.43m
全高     2.98m
全備重量  44.8t
最大出力  700hp/3,000rpm
最大速度  55km/h
航続距離  177km
武装     70口径7.5cm戦車砲KwK42×1 (82発)
7.92mm機関銃MG34×2 (4,200発)
装甲厚    16~110mm
乗員     5名

ドイツ中戦車。T-34ショックにより今までのドイツ戦車と違い傾斜装甲と丸みを帯びた車体と広い履帯による高い機動性を持った戦車。
本車は初期生産型であるD型を改修したA型から続く生産型であり、量産された最後で最大の型番になっており、装甲はD型・A型より増えた50mmの一枚板装甲厚と側面の傾斜を浅くした事により強力な防御力と軽量化による機動力を得ることに成功している。搭載された戦車砲は精度、初速度も優れ1000m先からの狙撃により連合国側の戦車を撃破した資料も残っている。しかし、側面の傾斜装甲を浅くしたことと履帯を車体の横幅を広げた為、最大速度は高いが旋回速度は遅く側面に回られて撃破される事が末期には多く見受けられました。
戦車名は当初「Ⅴ号戦車」と正式名がつけられていたが、「パンター(黒豹の意)」の正式名が後につけられる、これは後に生産されるティーガー重戦車に関連付けらた物であり、正式に番号以外の名称がつけられたのはパンターとティーガーの2種類のみになっています。
逸話として、本車に搭乗したエースとしてエルンスト・バルクマンSS曹長は1両でM4シャーマンを10両撃破する戦果を挙げたり、夜間に敵戦車列に紛れ込み車内灯で区別したM4シャーマンを多数撃破もしています。

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ヤークトパンター

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全長     9.87m
車体長    6.87m
全幅     3.27m
全高     2.715m
全備重量  45.5t
最大出力  700hp/3,000rpm
最大速度  55km/h
航続距離  250km
武装     71口径8.8cm対戦車砲PaK43/3×1 (60発)
7.92mm機関銃MG34×1 (600発)
装甲厚    16~80mm
乗員     5名

ドイツの駆逐戦車。大戦末期に誕生し走攻守全てにおいて評価の高い戦車。
ドイツでは脆弱な対戦車自走砲を密閉型戦闘室を備えた駆逐戦車への改修が進められ、既存の戦車を駆逐戦車へ再設計する計画も順次進められていました。本車はパンター中戦車の台車に密閉型の戦闘室を取り付けた駆逐戦車で、この当時では主流になり始めた傾斜装甲を使った前面装甲は実質装甲厚が140mmにもなっており、ソ連主力重戦車のIS-2の砲撃を100m以上ならば弾き返す程でした。また、搭載された71口径8.8cm対戦車砲の精度・初弾速度は連合国側の脅威であり、前述のIS-2ならば2300m先であっても正面装甲を貫通撃破した資料などが残っている程です。
機動性においては車台が既存のパンター中戦車に新型のガソリンエンジンを搭載しており、平地で時速55km出る程快速となっています。
しかし本車に搭載した71口径戦車砲は車体に見合わない程、大きく戦闘室内は微塵も動けない程窮屈になっており、旋回砲塔では無い上にほぼ正面の敵にしか射撃できない砲角度は常時車体自体を旋回させるハメになり、過重な本車の負担は全て履帯に直撃する為、度々トラブルの元になりました。
実戦においては有効な車両でしたが、故障の多発・生産不足による散発的な投入・訓練練度不足によりあまり戦果も挙げられませんでした。
逸話としては当初の名前は「戦車駆逐車パンター」や「8.8cm43式対戦車砲搭載パンターI型車台の戦車駆逐車」という名前でしたが、アドルフ・ヒトラーがいたく気に入り「ヤークト・パンター(狩りをする豹の意)」の名前を授けたと言われます。

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ティーガーI

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全長     8.455m
車体長    6.335m
全幅     3.705m
全高     2.855m
全備重量  57.0t
最大出力  700hp/3,000rpm
最大速度  40km/h
航続距離  195km
武装     56口径8.8cm戦車砲KwK36×1 (92発)
7.92mm機関銃MG34×2 (5,850発)
装甲厚    25~100mm
乗員     5名

ドイツ重戦車。主人公率いる大洗戦車道チームのポルシェティーガーとの採用競争に勝ち正式生産された主力戦車。
当初陣地突破用重戦車として開発が進められ試行錯誤を繰り返していたが、ソ連のT-34ショックにより強力な火力装甲を持った重戦車の開発が急がれ、ポルシェティーガーに勝ち正式採用された戦車です。搭載された戦車砲は元は対空用の8.8cm高射砲を改良したものを使用し火力は大戦中一二を争う攻撃力を持ち、正確な照準器をも搭載していた為、イギリスに鹵獲され試射試験で1000mの距離をわずか41cm×46 cm の大きさの標的に5回連続で命中させた記録が存在します。装甲に関しては傾斜装甲ではなく往来のドイツ戦車にならい垂直装甲でしたが正面装甲は100mm以上あり、アメリカのM4シャーマンの75mm砲のゼロ距離射撃ですら貫けず、ロシアのT-34-85の85㎜砲でも確実には貫けませんでした。しかしその分重量は増加し、機動性は犠牲になりました。これはそれまでのドイツの戦車理論を覆す物でしたが、ソ連に受けたT-34ショックを覆すティーガー恐怖症を連合国側に植え付け、「鋼鉄の虎」「陸上の王」等の名前と共に多数の伝説と多くのエースを生み出す存在となりました。
逸話としては、1.6kmから狙撃で敵戦車を撃破した、余りの重量に履帯が度々壊れ、異物が挟まった場合爆破物で異物を破壊するのですが、本車は爆破した直後でも支障なく戦闘に参加した、ティーガーⅠを撃破するためにM4シャーマンが10両掛かりで仕掛け撃破したが、残ったのは1両のみでしかも中破していた等、第二次世界大戦の伝説の戦車の名に恥じない伝説だらけとなっています。

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ティーガーII

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全長     10.286m
車体長    7.26m
全幅     3.755m
全高     3.075m
全備重量  69.8t
最大出力  700hp/3,000rpm
最大速度  38km/h
航続距離  170km
武装     71口径8.8cm戦車砲KwK43×1 (72発)
7.92mm機関銃MG34×2 (5,850発)
装甲厚    40~180mm
乗員     5名

ドイツ重戦車。大戦中伝説の「鋼鉄の虎」と呼ばれたティーガーⅠを改良した重戦車。
ティーガーⅠの完成は連合国側に恐怖を植付けるほどでしたが、アドルフ・ヒトラーは満足せず更なる改良を求めました。
搭載された56口径8.8cm戦車砲はより強力な71口径8.8cm戦車砲に、装甲は100mmからおよそ2倍の180mmに、ティーガーⅠの垂直装甲は傾斜装甲へと改良されました。しかしエンジンはティーガーⅠと変わっておらず、ティーガーⅠでも良好とは言えなかった機動性と燃費は大いに劣悪なものになってしましました。
戦闘においては当時の連合国側が保有する戦車では到底太刀打ち出来る物ではなく、1両でソ連の戦車大隊の半数を撃破し後退させたり、直撃したM4シャーマンが粉々になったり、待ち伏せによる至近での対戦車攻撃を全く受け付けなかった事で、連合国側では「ティーガーⅠ・Ⅱとは戦闘を避けるように」と前線に通達されるほどでした。また、連合国側では「キングタイガー」「ロイヤルタイガー」と恐れられ、ドイツ側でも「ケーニッヒス・ティーガー(ベンガルトラの意)」と呼ばれました。本車は工場から点検などもせず直接投入され、故障がとてつもなく多く、撃破された車両より、故障・燃料切れで投棄された車両の方が多く存在しました。

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