近未来のエネルギー案件 Dimension W

「Dimension W(ディメンション ダブリュー)」は、岩原裕二による漫画作品。「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)にて、2011年19号から2015年23号まで連載され、2016年から「月刊ビッグガンガン」に移籍して連載。2016年1月よりTVアニメが放送。

あらすじ・ストーリー

西暦2072年。舞台は未来都市「セントラル47」。
人類はX・Y・Zに続く第4の次元軸「W」にある無限のエネルギーを引き出すことに成功します。それを次元間電磁誘導装置「コイル」に供給する世界システムを完成させたことで、エネルギー問題は解決され、夢の時代を手に入れたかに見えました。
しかしその反面では、非正規ルートから入手した「不正コイル」による犯罪が続出し、その回収に懸賞金がかけられるようになります。敏腕の不正コイル回収屋であるマブチ・キョーマは、犯罪者を倒しつつ賞金を稼いでいましたが、ある事件を通してアンドロイドの少女ミラと知り合います。「コイルの真実が知りたい」という共通の目的をもつ二人は、それから行動を共にしていきます。

登場人物・キャラクター

マブチ・キョーマ

本作の主人公。あご髭がW。
不正コイルを回収することで賞金を得る、敏腕の「回収屋」。時には不正コイルを使用する犯罪者たちにも鉄串や格技で挑みます。
本人はコイルとそれを用いた品を毛嫌いしており、コイル全盛の時代にそれらを一切使わずに生活しているという変わり者。
表の職業は、時代遅れの完全手動制御のガソリン車の修理業者。愛車はトヨタ・2000GTの改造車です。

百合崎ミラ

本作のヒロイン。世界システムの開発者である百合崎博士と、その妻セイラによって作られたアンドロイドです。「私が死んだら、不正コイルを辿れ。そこにお前の生きていく道がある」という博士の遺言に従い、自分自身の出生の秘密を知るべく、キョーマの助手として行動を共にするようになります。
尻尾状のプラグがついており、これを通じて頭脳とコイルを直結することで、危険な不正コイルを安定処理をすることができます。

百合崎士堂

「世界システム」の開発者で、それを運営する巨大企業「ニューテスラエナジー」の元CEO。天才エンジニアの妻とともに、アンドロイドの「ミラ」を開発しました。2年前にニューテスラの実行部隊によって妻と娘を殺され、ミラとともにスラム街に潜伏していました。しかし人工心臓を動かしていた違法コイルが寿命を迎え不安定になり、周囲にエネルギー異常を起こしていたため、場所が知られてしまいます。テスラ側は博士の身の保護を申し出ますが、それを拒否。「周囲のコイルすべてを自壊させる」という光の柱を発生させ、自らの肉体と研究成果を消滅させました。

PV集

スタッフ

原作:岩原裕二
監督:亀井幹太
シリーズ構成:菅正太郎
キャラクターデザイン:松竹徳幸
総作画監督:りぱ・吉井弘幸
アクション監修:江畑諒真
メカデザイン:常木志伸
美術デザイン:谷内優穂・川村巧
美術監督:竹田悠介・垣堺司・岡本春美
音楽:椎名豪・藤澤慶昌
アニメーション制作:Studio 3Hz×ORANGE

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